「美人局」この漢字、何と読むのかご存知ですよね。
そうです。「つつもたせ」と読みます。
美人局とは、例えば、自分に気がある素振りの女性をデートに誘ったところ、デート中に強面の男が現れ、「俺の女に手を出した!」などと凄み、金品を要求するといった詐欺の手口のことをいいます。
「つつもたせの由来」
「つつもたせ」は、元来「筒もたせ」と書き、ばくち打ちの間で使われていた言葉でした。
「筒」とはサイコロ博打でつかう筒のことです。
サイコロ博打で細工した筒を使っていかさまをすることを「筒もたせ」と言っていました。
「美人局」
漢字の「美人局」は、近世後期頃から当てられるようになった当て字だそうで、広辞苑によれば、「美人局」の文字は「武林旧事」などに見えて、中国の元の頃、娼妓(遊女)を妾と偽って少年などを欺いた犯罪を言ったのに始まると説明しており、夫ある女が夫となれ合いで他の男と姦通し、姦夫から金銭などをゆすり取ることとしています。
これが日本の「つつもたせ」に通じることから「美人局」と書いて「つつもたせ」と読むようになったそうです。
「中学生の美人局事件」
この美人局の手口の事件が2月12日午後に大阪で起きました。
事件は、大阪府内に住む中学生3人が、大阪市中央区の雑居ビルに、滋賀県の22歳の大学生を誘い、現金を出せと脅迫し、逃げようとした大学生を屋上付近から転落死させたのです。
大阪府警は3月7日までに、強盗致死容疑で、府内に住む中学3年の男子生徒(15)と中学2年の女子生徒(14)を逮捕し、当時13歳で刑事責任を問えない中学2年の男子生徒(14)について、強盗致死の非行内容で児童相談所に通告したと報じています。
一昨日の民放の放送では、監禁致死などの非行事実で家庭裁判所に送られたこの女子中学生に対し、大阪家裁は「ウソにより被害者の弱みをつくった上で、現金を脅し取ろうとする卑劣な行為」と指摘し、さらに「美人局を手口とした恐喝の常習性も認められる」として、少年院に送る決定をしたと報じていました。
「甘い言葉に注意」
中学生がこのような犯罪を犯すなんて怖いですね。
大阪に限らず、各地の繁華街の夜はこのような女性が誘惑してくるかもしれません。
SNSや出会い系サイト、ツーショットダイヤル等で知り合った女は「美人局」かも知れません。
世の男性諸君、女性の甘い誘惑にはくれぐれもご用心ください。
> 今日も元気で家庭菜園を頑張ります。
きょうのコメントは、-04-25 06:31:00の時刻が記録されてますから、早朝から家庭菜園されているのですね ^^