比較的温暖と言われている大阪南部の熊取地方ですが、先週末から数年に一度と言う強い寒波に見舞われています。
近畿の北部のように雪こそ降らないものの、北西の寒風が吹き、日中の最高気温は5~6度と真冬の寒さとなっています。
このような寒い日には、身体の中から温まる鍋物が一番のご馳走ですが、皆さんは鍋料理はお好きですか?
今日は鍋料理の代表とも言われている「しゃぶしゃぶ」についてその由来を調べました。
「しゃぶしゃぶの由来」
鍋料理の「しゃぶしゃぶ」は大阪が発祥で、その店は、大阪北区の老舗の料理店「スエヒロ」です。
昭和27年、スエヒロの先代店主の三宅忠一さんは牛肉の水炊きに新しい料理名を付けようと考えていたのですが、なかなか思い浮かばず頭を悩ませていました。
そんなある日、仲居さんが「じゃぶじゃぶ」とおしぼりを水洗いする音が聞こえてきました。
この音がヒントになったそうです。
店員さんがおしぼりを水洗いしている「ジャブジャブ」という音から、湯の中で肉を揺らす様子を重ね合わせて、肉を洗濯するという着想から「しゃぶしゃぶ」と命名したということです。
そして、従業員に朝礼で「しゃぶしゃぶ」と言う名称で売り出すことを伝えると従業員が笑っていたそうですが、改名から僅か数年で「しゃぶしゃぶ」は大ヒットしたということです。
今では日本を代表する鍋料理となり、更に、日本のみならず海外でも人気のメニューとなって、「しゃぶしゃぶ」は世界共通語となっているということです。
「開発経緯」
昭和27年当時と言えば朝鮮特需はあったものの、特需産業を除いて、全般的には好影響はさほどではなく、経済回復に寄与するには程遠い状態でした。
何故なら、占領軍のアメリカから高い原材料を仕入れさせられていたことなどがその一因のようです。
そのような時代背景において、これからの日本人には体格と体力の向上が不可欠だと考え、当時からあったビフテキやすき焼よりもあっさりとし、良質のたんぱく質を効率よく摂取できる「肉料理」の開発に取り組んでいたのです。
そして、香り豊かなゴマをタレにする料理を考案したのが「しゃぶしゃぶ」でした。
ここ数日、日本列島は数年に一度と言う強い寒波に見舞われています。
今夜は「しゃぶしゃぶ」で温まっては如何でしょうか?
最新の画像[もっと見る]
-
「蛇の道は蛇」の由来 9ヶ月前
-
身近な野鳥「ムクドリ」 9ヶ月前
-
身近な野鳥「ムクドリ」 9ヶ月前
-
身近な野鳥「ムクドリ」 9ヶ月前
-
ニゲラの花「蕾から種まで」 9ヶ月前
-
ニゲラの花「蕾から種まで」 9ヶ月前
-
ニゲラの花「蕾から種まで」 9ヶ月前
-
ニゲラの花「蕾から種まで」 9ヶ月前
-
ニゲラの花「蕾から種まで」 9ヶ月前
-
ニゲラの花「蕾から種まで」 9ヶ月前
「しゃぶしゃぶ」発祥の大阪はかなり浸透している気がします。
食べ放題のランチを提供するチェーン店が、近くにあります。安くて品種も多くて、お腹いっぱいになります。
らいちゃんのブログを読んで、出かけたくなりました。
笑撃1600本に達しました
ボクは東京銀座のスエヒロと勘違いしました。
社会人になって二年目の冬のボーナスの後、
同期の友人と銀座のスエヒロのすき焼きを食べに入った所、
一人前3000~8000円でした(初任給13000円の時)
仕方なく3千円のすき焼きを食べましたが、
全部目の前で仲居さんが作ってくれましたが、
美味しかったですよ・・・
場所代もあって、代金が高すぎて、以後一度も行ってません。