草を結ぶ
「草を結ぶ」という表現がありますが、お聴きになったことがありますか?
日常生活にあまり関係がないことからご存じない方も多いかと思います。
そこで、今日はこの言葉について調べました。
「草を結ぶ」には、次のような意味があります。
「意味と由来」
① 草を結んで、生命の安全や旅の無事を願う上代の風習です。
(由来)
草の葉や茎を結んで、そこに自分の霊魂を結び込めて、生命の安全、旅の無事、幸運の持続などを願う上代の呪術的な習俗です。
上代とは、大昔のことで、一般には奈良時代の前後を含めた時期を指すようです。
また、結んだ草が解けてしまうかどうかで吉凶の占いもしたようです。
② 《結んだ草を枕にすることから》旅で野宿する。
(由来)
草を結んで仮の枕とするの意から、 旅寝をする、また、草庵を営む。
草庵とは、草ぶきのいおり。粗末な家のことです。
③ 左伝の故事から「恩に報いる」こと。
(由来-故事)
娘の生命を助けてくれた晉の魏顆(ぎか)に恩を返すため、顆が秦の杜回(とかい)と戦った時、その娘の父親が現われ、草を結んで杜回を
つまずかせて助けたという故事から、 恩に報いる意のたとえ。
と説明しています。
なお、左伝とは「春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)」のことです。
春秋左氏伝は孔子の編纂と伝えられている歴史書「春秋」の代表的な注釈書の一つで、起源前700年頃から約250年間の魯国の歴史が書かれています。
・結ばれた草です。(ネットより)
この「草を結ぶ」という表現がぴったりする事案が先日ありました。
それは、皆さん既にご存知の将棋のニュースです。
6月20日に大阪の関西将棋会館で行われた第33期竜王戦ランキング戦3組の決勝で、将棋の高校生プロ、藤井聡太七段と師匠の杉本昌隆八段が対戦し、藤井七段が勝利して"恩返し"をしたのです。
将棋やスポーツなど、勝負の世界では弟子が師匠に勝つことを“恩返しする”と言いますが、藤井七段は見事に師匠に勝って「草を結び」ました。
藤井聡太七段と師匠の杉本昌隆八段の師弟対決は2018年の王将戦以来のことで、その時も藤井七段が勝利し、"恩返し"をしたのですが、今回もまた勝利して「草を結び」、師匠と肩を並べるまでになりました。
それにしても藤井七段は強いですね。
次は一日も早く一つタイトルを取って、羽生善治九段とゴールデンマッチを繰り広げてほしいですね。
がんばれ藤井聡太七段!!
とくに農業の知恵は参考になります。
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らいちゃんの家庭菜園日記さんへ
こんにちは 同じ野菜作りが趣味の者同士、コメントありがとうございます。
きょうで開設5125日になります。写真とダイアリー日記としてGooblogさんを利用させていただいております。
81歳のこんにちまで2日1度の割合でつづけさせていただいております。今後ともよろしくお願いします。
知らない風習でした。
幼いころは、草を結んで転ぶよう仕掛けてイタズラしてました。あるいは、上のような風習を子供心に勘違いしたのでしょうか( ^ω^)・・・
2020年の今年、「おわら風の盆」は中止になりました。