先日、イチゴの葉っぱにカタツムリが這っていました。
今までナメクジはいましたが、カタツムリがイチゴに来るの初めてです。
カタツムリもナメクジも野菜を食害する害虫ですが、カタツムリは何となく可愛いので捕殺することがありません。
でもナメクジは見ただけで不快感が湧くので、見つけるとすぐに足で踏みつぶします。
おなじ害虫でも殻があると得しますね。
さて、今日はそのカタツムリとナメクジについて調べました。
「巻貝の仲間」
ナメクジ(蛞蝓)とカタツムリ(蝸牛)は近縁で、いずれも陸産貝類に属する巻き貝の仲間です。
丸い巻き貝状の殻を持つのがカタツムリで、殻が無いか、殻が退化して見えないのがナメクジです。
しかし、近縁ではあるものの、ナメクジとカタツムリは別の生き物です。
カタツムリの殻の中には内臓などがつまっているため、殻から無理やり出すと死んでしまいます。
また、ヤドカリと同じように、殻の貝殻をナメクジに与えても、殻を身につけてカタツムリになることはありません。
「カタツムリ」
カタツムリは広辞苑によると、陸生有肺類巻貝の一群の総称。5~6階から成る螺旋形の殻があり、大部分は右巻き。頭部の対の触角のうち長い方の先端にある眼で明暗を判別する。雌雄同体で、卵生。湿気の多い時、又は夜、木や草に這い上がって若葉などを食う。世界に約3万種、日本に約800種。
と説明しています。
カタツムリは、種によらず基本的に広食性で、植物なら種を選ばず、手当たり次第なんでも食べる傾向が強いようです。
しかも、緑の葉っぱだけでなく花びらや落ち葉まで食べることもあり、更に、植物だけではなくキノコも食べます。
なお、例外もありますが、カタツムリの多くの種について、殻のヘリが反り返っているか否かで、幼体と成体を見分けることができるそうです。
反り返っているものが成体、反り返っていないものが幼体です。
・カタツムリです。撮影の後、草むらに帰してやりました。
「ナメクジ」
ナメクジも広辞苑で調べました。
それによると、有肺類の陸生巻貝のうち殻が退化したものの総称。一般にはその内のナメクジ科に属する一種の名称で、体長約6㎝、淡褐色で3条の暗褐色の帯がある。頭部に長短2,対の触角があって、長い方の先端に眼がある。腹面全体の伸縮によって徐々に歩き、這った跡に粘液の筋を残す。塩をかけると体内の水分が出て縮む。暗湿所にすみ、草食性で野菜などを害する。雌雄同体。日本に広く分布。
と説明しています。
ナメクジは“おろし金”のような多数の歯のある舌を持ち、農作物や庭の植物の花、葉や果実、コケなどを削りとるようにして食害する害虫です。
ヌメヌメとしていて見た目が気持ち悪いことから、不快害虫として扱われることも多いようです。
子供の頃、ナメクジに塩をかけると、溶けていなくなると思っていましたが、それは間違いでした。
辞書にも説明しているように、ナメクジの約85%が水分です。
加えてナメクジの皮膚は水が通りやすい構造になっているので、塩をかけると身体の水分が塩に移り、どんどん水分や粘液がなくなって縮んでしまいます。
砂糖をかけても同様に縮みますが、小さくなったナメクジに水をかけるとある程度のサイズまでは戻るそうです。
・ナメクジです。撮影の後、踏みつぶしました。
カタツムリとナメクジ、同じ陸生有肺類巻貝の仲間でありながら、その見た目から、己の運命に差が生じるのは何とも気の毒ですね。
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そうです、ナメクジは家の庭にいるのにカタツムリはいません。おなじく害虫になるのでしたか。
> 私にとっても正に幻の四暗刻です。
地元の健康麻雀でも、役満の中で四暗刻が一番でやすいです。
ツモって四暗刻になるケースばかりのところを、手元で四ッの暗刻を完成した方が惜しいことに逃しました。