大阪南部の熊取地方は2月中旬から下旬にかけてジャガイモの植え付け時期となります。
そこで一昨日、我が家でもジャガイモの植えつけをしました。
「畑の準備」
今年は雨が多くて、土が乾かなかったことから畝作りが思うようにできませんでした。
そんな中、日照りが続いた今月の初めにじゃが芋用として2畝つくりました。
当地の農家は、畝作りでは石灰も肥料も何にも入れません。肥料は植えるとき、或いは植えた後に入れています。
そこで、我が家もそれに倣って、ただ、畝だけをつくりました。
「種芋の準備」
種芋は毎年1月に農協で購入しているのですが、今年は求めたい大きさの芋が早々に売り切れたことから、ホームセンターで購入しました。
種別は、きたあかり3㎏、メークイン1㎏です。
種芋は植え付けの2~3日前に1片の重さが30g~60g程度で2~3個の芽がつくように縦に切ります。
そのまま、切り口がコルク化するまで、新聞紙の上で乾かします。
・縦に切って乾かした種芋です。
「植え付け」
幅70cmの畝に深さ10㎝程の溝を2列に掘り、その溝に種芋の切り口を下にして、株間30㎝で千鳥掛けに植え付けます。
なお、切り口を上に向けると断面に水が溜まるなどして芋が腐りやすくなります。
・種イモを30センチ間隔に置いたところです。
種イモを囲うように4か所にショベルで隙間を作り、化成肥料を一握りずつ施し、更に種芋間にも施します。
・千鳥掛けに置いた種芋の周り4か所に化成肥料を施したところです。
植え付け後、土を戻して畝を作り直し、マルチ用の黒いビニールを張ります。
その目的は、地温の上昇と草が生えるのを防止するためです。
使用するマルチは、前年にイチゴに敷いたものを再利用しています。
「栽培のポイント」
・ジャガイモの生育適温は15~20℃なので、遅霜に注意が必要です。
・芽は草丈が10㎝程度伸びた頃、1~2芽を残して弱い芽を掻き取ります。
・新しい芋は種芋の上方につくので、マルチをしない場合は株元に2回ほど土寄せを行って芋が地上に露出しないようにします。
・3ヶ月余りで収穫できる短期野菜なので栽培しやすく、6月上旬には収穫が楽しめます。
丁寧な説明ありがとうございます。