今日は彼岸の中日です。
昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言われている通り、私が住まいする大阪南部の熊取地方もようやく厳しい残暑から解放されて秋を実感できるようになりました。
一般的に彼岸の中日は昼と夜の長さがほぼ同じと言われており、明日以降は夜の時間が長くなる、所謂、秋の夜長の始まりです。
秋の夜長と言えば、その過ごし方として、昔から「読書」が推奨されていますが、最近は読書人口が減少しているようです。
涼しくて静かな秋の夜に読書に親しんでみては如何でしょうか?
ところで、読書と言えば「書籍」ですが、本にはページ数の少ない、いわゆる小冊子やパンフレットのようなものもあります。
本とこれらの小冊子などにはどのような区別があるのでしょうか?
今日はその区分について調べてみました。
「ユネスコの定義」
ユネスコは1964年(昭和39年)、各国の出版物の統計を正確にとるために、勧告で「本(図書)」の定義を決めました。
その定義による区分は下記の通りです。
・本
ユネスコの国際的基準によれば、本は表紙をページとして数えずに、本文が49ページ以上の印刷された非定期刊行物と定義されています。
但し、ページ数が多くても無料で配布されるものは「本」ではありません。
更に、毎月1冊発行されるといったものは、逐次刊行物となり、雑誌などがこの逐次刊行物に該当します。
・小冊子・パンフレット
5ページ以上48ページ以下の場合は小冊子やパンフレットに分類されます。
コミックマーケット(同人誌即売会)などで売られている16ページや32ページの通称「薄い本」の多くは定義上は本に該当せず、小冊子という扱いになります。
ただ、それを「本」と呼んでも特に差支えはないということです。
・チラシ・リーフレット
4ページ以下のものは「チラシ」もしくは、1枚の紙を折って作る「リーフレット」です。
普段何気なく手に取っている数ページから数十頁以上の印刷物は、明確に本と小冊子の違いが決められているのです。
これは世界的な基準となっているので、日本以外の国でも適用されています。
但し、この区分、仮に間違って理解したとしても、日常生活に問題を来す訳ではありません。
話のネタとしてご笑読ください。
本と小冊子の違いが決められているのですね。φ(..)メモメモ
ことしの暑さは異常でしたが、きのう富士山に一ケ月早い初冠雪でした。
考えが及びませんでした。
が、ウサギと一緒で、数え方の一冊2冊は、いずれにも当てはまるようですね。