らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

フリガナ「ルビ」の由来

2022-05-20 | 雑学

先日、法制審議会の部会が、戸籍の氏名に読み仮名をつけるための戸籍法改正に向けた中間試案をまとめたとのニュースが報道されていました。
報道によると、氏名の読み仮名については以下の3案が許容される見込みとのことです。
 1.権利乱用や公序良俗に反する場合を除いて認める。
 2.音訓読みか慣用で読めるか、字義との関連があれば認める。
 3.音訓読みか慣用で読めるか、そのいずれでなくても、字義との関連があるか正当な理由があれば認める。
としており、政府は1案に絞って来年の通常国会に改正案を提出する予定とのことです。

法務省によると、1~3のどの案でも、例えば、「光宙」と書いて「ぴかちゅう」、「騎士」と書いて「ナイト」などの音訓外や外国語由来のものが認められる見込みとのことです。
名前としてこのような漢字の届け出があればフリガナをつけるのは当然のことながら、名前はその人を特定するためにつけられるものであり、その人が一生使用していく大切なものです。
親が子供に命名する場合、キラキラネームを否定するものではありませんが、その子の一生を考えて、あまり奇抜でとっぴな名前にならないようにしたいものです。

「ルビの由来」
ところで、パソコンで漢字につけるフリガナを「ルビ」と言います。
何故、ルビなのでしょうか?
今日はその由来を調べました。

「ルビ」はパソコンで漢字につける振仮名のことをいいますが、これは英語の「ruby」からきています。
英語の「ruby」は宝石の「ルビー」のことです。



「フリガナがなぜ宝石?」
欧米では活字の大きさを「ポイント」で表しており、1ポイントを約0.35㎜として、小刻みに活字の大きさを規定しています。
イギリスの印刷職人は活字の大きさを表す符丁に「ルビー」や「ダイアモンド」など宝石の名称を使っていたようです。
そして下記に示したように、フリガナの7号活字が5.5ポイントの宝石のルビーとほぼ同じサイズだったことから、「ルビー」と呼んでいました。

・GEM (磨いた宝石)「4ポイント」
ダイアモンド   「4.5ポイント」
・パール      「5ポイント」
・ルビー      「5.5ポイント」
・エメラルド    「6.5ポイント」

「日本では」
日本では、一般的な書物には5号活字が使われており、この活字は 10.5 ポイントとほぼ同じ大きさですが、その5号活字の漢字にふりがなを付ける場合は7号活字が使われ、その大きさがイギリスで「ruby」と呼ばれる欧文活字の5.5ポイントと同じ大きさだったため、仮名用の活字を「ルビ」と呼ぶようになったという事です。


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1 コメント

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「ルビ」の話題  (iina)
2022-05-21 10:02:08
らいちゃんブログを開いて、iina記事かと思いました。
             というのは、同じ話題を用意していて5月末に投稿予定になっていました。
さらに、ブログにルビを振るタグについても触れます。

中学の英語の教科書に載ったオー・ヘンリーの「二十年後」は雨降る中で起こる再開劇でしたから、「美女と野獣」と一緒に印象深くよく覚えています。


  コメント投稿が二重になるケースが、時に起こりますが、追記を添えなくても事情を察して、当方で措置しますからお断りしなくても大丈夫ですょ。
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