今年のスイカ栽培は至って順調です。
4月23日に植え付けしてから1か月目の昨日には雌花が3花咲きました。
早速、雄花の花粉を人工受粉しました。
受粉が成功していれば、40日ほど先(7月5日前後)には収穫できる見込みです。
今日は例年になく順調な私のスイカ栽培についてご紹介します。
「西瓜」
スイカ(西瓜)はウリ科の蔓性一年草です。
原産地は熱帯アフリカのサバンナ地帯や砂漠地帯で、日本への渡来は16世紀~17世紀といわれています。
現在、スイカを「西瓜」と書くのは、中国で西域(さいいき)から伝わった瓜の意味で、シーグァの文字と読みがそのまま伝わって名前がつけられたことがその由来です。
また、英語ではスイカのことをウォーターメロン(water melon)といい、水分の多い瓜という意味で、江戸時代には「水瓜」とも書かれたそうです。
現在でも広辞苑で「すいか」を調べると漢字で「西瓜・水瓜」と書かれています。
・4月23日に4本のスイカを植え付けました。
「植え付け」
今年植え付けたのは大玉の4品種です。
畝は中央に溝施肥を行って少し高く作りました。
蔓が伸びるとマルチが張りにくいので、植え付け時に、昨年使用済みのマルチを張っておきました。
品種は、左奥から3本が「夏武輝(かぶき)」という大玉品種です。
右側の一番手前の苗が「大玉早生」です。
植え付け後、寒さ対策のためビニールトンネルで保温しました。
活着して蔓が伸び始めた頃にマルチをめくり、「ようりん」「配合肥料」「化成肥料」を畝の周囲に散布し、混和して畝を平らに作り直してマルチを張り直しました。
更にその上に稲わらを敷いて畝を完成させました。
寒さ対策のビニールトンネルは引き続き設置しています。
昨年の失敗を繰り返さないように早めに炭疽病予防散布を2回行いました。
その後、順調に蔓の伸長が見られています。
植え付けから1か月目の5月23日には雌花が3花咲いていました。
人工授粉を行ったので、受粉が成功していれば7月初めには収穫できそうです。
昨年の最大スイカは10.5キログラムありました。
今年はこれを超える大玉スイカを作りたいと思っています。
・今年初めて咲いた雌花です。
「西瓜は果物?」
ところでスイカは果物でしょうか?それとも野菜でしょうか?
農林水産省における野菜と果物の分類について調べました。
「野菜と果物の区分」
農林水産省の分類では次のように定義しています。
・「野菜」とは、食用に供し得る草本性の植物で、加工の程度の低いまま利用されるものをいいます。
・「果実」は統計上果樹として分類しており、永年作物などの木本類をいいます。
簡単に言えば、
「野菜」とは、種を蒔いた後1年で花を咲かせ、その後枯れる1年草本類を言い、
「果実」とは、木や蔓のまま何年も成長する多年生の木本類の果実を言います。
この分類に従えば、メロン、スイカ、イチゴは野菜となりますが、農水省では果実的野菜としています。
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原産地が熱帯アフリカのサバンナ地帯や砂漠地帯からやってきたからでした。
が日本になければ、夏は味気ない気がします。
幼いころは、スイカを井戸に落として冷やしてました( ^ω^)・・・
> メロン、スイカ、イチゴは野菜となりますが、農水省では果実的野菜としています。
言い得て妙なる「果実的野菜」に納得いたします^^