チューリップと言えばオランダを思い浮かべますが、原産地はオランダではありません。
以前トルコを旅行した時、ガイドさんからチューリップの原産地はトルコだと教わりました。
このチューリップ、トルコでは単なる花以上の重要な文化的財であり、国花にもなっています。
今日はチューリップの語源について調べました。
「チューリップの語源」
チューリップの語源は、トルコ語でターバンを意味する「Tulipan(チュルバン)」だそうです。
ところが、トルコではチューリップは「ラーレ」と呼ばれています。
チュルバンの謂れについては次のような逸話があります。
オーストリアのトルコ大使オージェ・ギスラン・ド・ブスベックがチューリップを見て、その名前をトルコ人にたずねました。
すると、そのトルコ人は花の形を聞かれたと勘違いして「Tulipan(チュルバン)」と答えました。
チュルバンとはトルコ語でターバンを意味する言葉で、その人はチューリップがターバンに似ていると思ってそのように答えたという事です。
この「チュルバン」を外交官が花の名前と勘違いしたまま、他でも紹介してしまったのです。
「チュルバン」はその後チューリッパに変わり、現在のチューリップに変化したといわれています。
勘違いから広まったチューリップの名称ですが、もし、最初のトルコ人が正しく「ラーレ」と言っていたら、トルコ語の「ラーレ」がチューリップに代わって世界中に広がっていたことでしょうね。
「伝説」
トルコにはチューリップについて次のような伝説があるそうです。
或る村にファルハドと言う青年がいました。
彼は村長の娘シーリーンと恋をしていました。
村の井戸が枯れたときファルハドは水を得るために穴を掘ったのですが、掘ることだけに必死になっていました。
そのため、水を得る事は出来たのですが、その頃にはシーリーンは亡き人となっていたのです。
恋人の死を悲しんだファルハドは崖から飛び降りて自ら命を散らしました。
その砕けた体から出た血から、やがて真っ赤な花が咲いたのですが、それがチューリップということです。
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ウクライナ侵攻は悲劇です。
「ジェノサイド」を働いたとされるロシアの部隊を東部に派遣して口封じに転じたと、自軍でさえも血祭りに上げようとする冷血ぶりです。
> プーチンに反対すれば逮捕されるのでしょうね。支持率が80%以上だそうです。
デモするだけで拘束するし、その者たちを前線に送り出すという話もあります。耳を疑いたくなるようなことが起こっています。
人間を地上に誕生させたことを、神は悔いているでしょうね。