ネモフィラの花をご存じでしょうか?
花径は2〜3cmほどの小さな花ですが、淡いブルーのグラデーションがとてもきれいな花です。
私の畑では、今、ブルーと白色のネモフィラが満開になっているのでご紹介します。
・畑のネモフィラです。殆どが淡いブルーですが、手前に白色もあります。
「ネモフィラの特徴」
ネモフィラはムラサキ科ネモフィラ属に分類される植物の総称で、和名はルリカラクサ(瑠璃唐草)と呼ばれています。
ネモフィラという名前はは属名が流通名として定着したものですが、これはギリシャ語の「nemos(小さな森)」と「phileo(愛する)」という言葉に由来しています。
原産地は北アメリカで、アメリカ西部および南東部、メキシコなどに分布し、アメリカでは主にカリフォルニア州を中心に分布しています。
日本には1914年頃に渡来したと言われています。
草丈は10〜20cm、花径は2〜3cmほどの小さな植物で、横に這うように成長する性質を持っています。
「名前の由来」
ネモフィラとは、ギリシャ語で“小さな森”を意味する「nemos」と、“愛する”という意味の「phileo」を組み合わせた言葉です。
これは、ネモフィラの原種が明るい日向に森のように群生している様子からつけられたといわれています。
・傍で見ると淡いブルーがとてもきれいです。
「ギリシャ神話」
そのネモフィラには次のような神話があります。
その昔、ネモフィラという美しい女性に恋をした男性がいました。
男性は「彼女と結婚できるならこの命を神に捧げます」と祈り続け、ふたりは結婚します。
しかし、約束どおり男性は結婚してすぐに死んでしまいました。
悲しみに暮れたネモフィラは、冥界へと足を運び「夫に会いに来ました。どうか冥界の門を開けてください」と嘆きます。
しかし、死者しか通ることの許されない冥界の門が開くことはなく、ネモフィラは門の前で泣き続けました。
それを不憫に思った神プルトンがネモフィラを一輪の花に変えました。
それが最初のネモフィラだといわれています。
ネモフィラの名前はこの神話が由来となっています。
「ネモフィラ祭」
ネモフィラと言えば、ちょうど今、大阪・舞洲の「大阪まいしまシーサイドパーク」で4月7日から5月7日までの1か月間「ネモフィラ祭」が開催されているところです。
約3万㎡の敷地内に100万株のネモフィラが咲き乱れ、大地がブルーのじゅうたんで埋め尽くされて、天国と見間違うような美しい光景に、思わずうっとりするという事です。
関西にお住いの方は一度訪れてみては如何でしょうか?
・大阪まいしまシーサイドパークのネモフィラ祭の会場です。
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それにしても、大阪まいしまシーサイドパークのネモフィラは、会場を覆いつくして壮観です。
神奈川県立相模原公園のネモフィラてげすが、最近はご無沙汰しています。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/b0c80047f5e217a5e5717da3407f06ea
> 戸田御浜岬から眺める富士山も素晴らしいです。
生憎と、富士山は姿を見せませんでした。哀