父のこと

父のこと、愛しています。って

友人とのメールで、

思わず打っていた。


その友人の素敵な行動が、

父の行動に似ていて、

思わず

ふっと思い出したのです。


何かあると、DV加害者である父ですが、

そんな父も、

とっても愛情深くて、

とっても熱くて、

とっても優しくて、

とっても家族思いの、

尊敬する父なのです。


怖い父ですが、

優しすぎる父なのです。

いつも、どこかで我慢強くて、

いつも、人のことを優先に考えていて、

いつも、家族のことを想っていて・・・。


そんなに考えて、想ってくれるからこそ、

反面として、

報われないとき、

自分の思い通りにいかないとき、

今までの努力を否定されたとき、

極度のDVに走るのです・・・。


そんな父を、小さい頃から

いえ、たぶん

お腹にいたときから知っていて、

そんな愛情の深すぎる彼のことを

憎むことなど、できますか？


一瞬思うことがあるんです。

どうしようもなく、気が付かないのなら、

私が、どうにかなってでも、

分からせてあげようか！！と、

体と命とをかけて、思うことがあるんです。


けれど、ここまで生きてきて、

そして、いろんな人と、いろんな団体と関わることで学んだことで、

人を変えようとか、

人の考え方を正そうとか（そもそも、正しいってなに？ってとこなんですが）、

人に気づかせようとか、

そういう思いは、自分本位であるだけだと、悟ったのです。

自己中心的で、独りよがりだけな話だと、気が付いたのです。


だから、

もう、分からせようなんて、思いません。

どうにかしようなんて、考えません。


私は、父の、

変えたい！と思っていた人の、

今の姿を、

そのまま受け止めるだけです。


そういう生き方をしてきたのですね。

そういう考え方なのですね。

そういう方法を取るのですね。


それだけです。


しかし、まだ、

完全に手放すまでに、いたっていません。

それには、まだ、時間と経験が必要のようです。

なぜなら、実家に、戻れないからです。


気にならないくらいになったら、

きっと完全に手放したことになるのでしょう。


それには、もっともっと、

気にしないくらいになるまでの、鍛錬と訓練と学びが必要なのです。


だから、毎日、

学びなのです。


一瞬一瞬を、大切に。

転がっている考えるチャンスを見落とさないようにしながら、

私は、今年も、歩むのです。