コレクターのペック氏です。
パ・ヤーン窯で生産された寺院装飾、建築資材です。
格子に白化粧を施し、鉄絵で花文が描かれています。用途はわかりませんが、大きな曲率を持っています。
下の写真はパ・ヤーン窯跡を歩いているときに拾った陶片ですが、格子に花模様、大きな曲率から展示品の端末部分になります。破断面の緋色から焼成中に割れたことが分かります。
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16世紀のパ・ヤーン窯で生産された白釉褐彩の製品群です。
焼成中に窯壁が崩れ、小壺を巻き込んでしまいました。窯跡に投棄されていた遺物です。
カンボジアで出土した白釉褐彩唐草文双耳壺です。共蓋になっています、展示品は確認できませんが、通常蓋付は口縁部の釉薬は拭き取られています。
胴径11.3cm、高さ10cmの小品です。
鉄釉で絵付けをしたケンディーです。白釉褐彩は絵柄を陰刻したうえで掛け分けしますが、本品には陰刻が施されていません。
胴径8.5cm、高さ7.5cmの小品です。
このケースは白釉褐彩の合子が中心に展示されています。
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鉄絵の製品群です。左の大きい瓶で高さは18・5cmです。
鉄絵水注です、胴径11.5、高さ11.7cmです。
青磁ハムサの水注です。胴径17cm、高さ18.3cm、15世紀の作です。
ぐい飲みにちょうど良い大きさです。
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各種の燭台です。
6頭の象が支える燭台です。基台に小象が配置されています。
将棋の駒です。各地の古窯跡から出土しています。
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「SUKHOTHAI AND SI SATCHANALAI CERAMICS」の一部です。左ページはカンボジアで発掘された、16世紀、パ・ヤーン窯で造られた鉄絵鳥文瓶です。胴径16.4cm、高さ23cmですが、特殊なのは、首部が破損し青銅によって補修されています。陶磁器が貴重な時代で、大切に使われていたようです。