の~んびり タイランド 2

タイの風景、行事や趣味の陶磁器を写真を中心に気ままに紹介しています。

チャンセーン博物館(2)

2015年06月08日 | 博物館

展示室の中央には僧侶が祀られています。



チャンセーンのジオラマです。

まず初めに、チャン・センの南2kmにあるバン・マイ・チャイヤモンコンから出土品の展示です。
バン・マイ・チャイヤモンコンは3期の連続する古代遺構が発掘されました。
第1期は4500年から3600年前の土器、ロッブリーのバン・タ・ケーと同時代の遺品です。第2期は3600年から2700年前の青銅器時代の墓墳遺跡、そして第3期の鉄器へと続き、さらにチャン・センの環濠都市、ドヴァラヴァティー王国へ発展が分かる重要な遺構です。

バン・マイ・チャイヤモンコンの墳墓遺跡から発掘状態の人骨が展示されています。
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青銅器時代の出土品です。

ロッブリーのパーサックで出土の水牛形土器壺です。祭器として用いられたのでしょうか、類型の土器はロッブリー各地でたくさん出土しています。







貝や動物の骨から作られた装身具です。

石製の腕輪です。



青銅斧の鋳型です。


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鉄器時代の出土品です。製鉄遺跡はチャン・センの北西丘陵地帯にあり、鉄製品はチャン・センの繁栄をもたらした主要産業となります。






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環濠遺跡出土のインドから持ち込まれた2、3世紀の象牙装飾です。発掘品はバンコク国立博物館で展示されています。

写真では絵が描かれていることすら分かりません。博物館誌の該当ページを掲載します。

青銅製ランプはポントックで出土したビザンチンランプですが、チェン・センでは青銅製ランプをモデルとした土器製ランプの破片が出土しています。