シー・サチャナライから国道101号線、国道12号線でピサヌローク、そしてバイパスを抜けて国道117号線を南下し、ナコーン・サワンで国道1号線に合流するまで228kmです。チャオプラヤ川を渡り国道1号線を更に南下すると35kmで国道32号線となりアユタヤへ至ります。国道1号線は分岐点を右折して25kmでチャイナートです。チャイナートで左折し国道1号線を横断し、ロッブリー、サラブリーを通りアユタヤの南部で再び国道32号線と合流しバンコクへ至ります。
正月休みはまだあり、チャイナートへ向かうことにしました。午後4時前に、チャイナートに到着しました。
チャイナートはチャオプラヤ川東岸に沿って細長く伸びた小さな街です。明るいうちにナビを頼りにホテルを見て回ります。
市内を回ってたどり着いたのは、市内はずれで国道1号線と国道340号線の交差点を左折した所の「チャイ・ナート・リゾート」です。一泊700バーツ、朝食が80バーツです。
従業員が表を掃き掃除中です。カメラを向けると恥ずかしがって、横を向かれてしまいました。
ねぐらが決まったので、とりあえず部屋に荷物を置いて出かけることにします。
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チャイ・ナート・リゾートから国道1号線、国道311号線で7kmに「チャオプラヤー・ダム」があります。
ダムの下流です。冬季は一万羽以上の野鳥の飛来地として有名です。
1956年に完成した、タイで初めてのダムで、長さ253m、高さ18m、16の水門を備えた農業用灌漑ダムです。
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チャオプラヤ・ダムの隣には小さな市場があり、チャオプラヤ川で捕れた鮮魚や干物を売る店が並んでいます。
ナマズの干物です。
開きになってしまい、魚の原型は分かりません。
ルーク・チン、串に刺した魚の練り物です。ルーク・チンの屋台はタイ国内至る所にあり、チャオプラヤ・ダム独特のものではありません。
「プラー・サワーイ」です。「プラー・ブク(メコンオオナマズ)」の近縁種で、プラー・ブクより一回り小さい魚です。
釣り堀でよく釣れる魚で、1m近い魚体でも容易に釣り上げることができます。同じ大きさのプラー・ブクは引きが激しく、よく走り回るため長時間の格闘になります。
頭が除かれているので、魚が特定できません。
干物です。
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チャオプラヤ・ダムの上流でノイ川の分岐個所にアユタヤ王朝初期に建立された「ワット・プラ・ボロマタート・ウォラウィーハン」があります。
チャオプラヤ・ダムから6km、午後5時になりました。
仏舎利が納められた仏塔です。
仏龕にはナーガに座って瞑想するクメール様式の仏陀像です。
礼拝堂の入り口に石灰岩の石碑が埋め込まれています。
ご本尊です。
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布薩堂です。
布薩堂を囲む結界石です。いろんな時代のものが集められているようです。
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博物館です。寺院一帯からの出土品が並んでいます。
ドヴァラヴァティーの仏頭です。
ドヴァラヴァティ時代の石仏です。
ドヴァラヴァティー時代の青銅仏です。
クメール様式の仏像です。タイではロッブリー様式と言います。
サンカロークの陶器です。
午後5時15分、もう少しゆっくり見たいのですが明朝出直しゆっくり鑑賞することにします。
帰り際に、僧侶からお守りとカレンダーを頂戴しました。
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