の~んびり タイランド 2

タイの風景、行事や趣味の陶磁器を写真を中心に気ままに紹介しています。

ワット・ソトーンの開基250年祭 (2)

2015年01月08日 | チャチョェンサオ

夕方から色とりどりの照明でワット・ソトーンがライトアップされます。





日が暮れると境内に設置された舞台で「カーン・サデーン・ニュー」と呼ばれる芝居が催されます。
「ニュー」は初めての観劇です。中国とビルマの戦争がテーマのようです。
こちらは中国軍です。





出番を待つ中国兵士です。

まず中国軍の闘い前の闘志を掻き立てる踊りからです。











次にビルマ軍が登場です。









象頭は守護神でしょうか・・・。



両軍が喊声を上げ、将校同士の闘いが始まります。









俳優の濃い化粧が汗で流れています。

地味な衣装のビルマ将校より派手な衣装で剣舞する中国軍の俳優に人気があるのでしょうか、闘いの途中で客席の女性から花が贈られます。
この後、彼は斃されます。

一騎打ちはビルマ将校の勝利に終わります。





闘いに敗れて退散する中国軍です。

勝利したビルマ軍も引揚げます。
***

勝利の宴です。













女性たちの踊りと共に終演です。約2時間に及ぶ熱演でした。
(※解説は推測で書きました。間違いがあるかもしれません。)



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ワット・ソトーンの開基250年祭 (1)

2015年01月07日 | チャチョェンサオ
ワット・ソトーンでは毎年陰暦5月の満月の日から3日間開基法要が営われます。ワット・ソトーンの建立はアユタヤ末期の1764年で、2013年4月24日は開基250年にあたり、多彩な催しが執り行われました。

バーン・パコーン川に仏像「ルアン・ポー・ソトーン」が漂っています。



漂う仏像を一目見ようと集まった人々です。







仏像をお迎えするために舞いが奉納されます。
写真は先生の指導に従って舞の練習中の女学生です。

かって、人々は仏象を引揚げる前に、急いで安置する祠を建立したそうです。ワット・ソトーン(ワット・ホング)の前身です。

祠が完成すると、仏像迎え入れる儀式を執り行います。

管主が供物に線香を捧げます。







聖水が撒かれます。



















僧侶が仏像に紐をつけ引き上げます。



仏像「ルアン・ポー・ソトーン」がチャチョェンサオの知事によって川から引き揚げられました。

ジャスミン(ドク・マリー)の敷かれた御輿に安置されます。



軍人が警備する中をルアン・ポー・ソトーンは寺院へ運ばれます。



先導の乙女たちです。

盆に盛られ、色とりどりの紙に包まれているのは「リッビン」と呼ばれる小銭です。
僧侶が参拝者に撒きながら進みます。「ポーイ・ターン」または「ヨン・ターン」と呼ばれます。





舞いながら進む予定だったようですが、参拝者が多くて舞うことができませんでした。



ポーイ・ターンです。リッビンを手に入れようと参拝者が僧侶の周りに集まってきます。



ルアン・ポー・ソトーンが続きます。











参拝の善男善女がルアン・ポー・ソトーンに続いて祠堂へ向かいます。



*************


踊りを奉納する女学生たちと帰りが一緒になり、記念撮影をお願いしました。

くだけたポーズをお願いすると、写真のようになりました。





僧侶から頂いたリッビンです。手渡しで頂いたのでたくさんポケットに入っていました。
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謹賀新年・2015年

2015年01月06日 | 陶磁器(タイ)

2015年、明けましておめでとうございます。
いつも「の~んびり タイランド」に訪問していただきまして、ありがとうございます。
本年もよろしくお願いします。

■新年早々に入手したタイの陶器を紹介します。
タイ北方窯でチェン・ラーイのウィアン・カロンで焼成されたお皿です。
見込みに聖鳥ハムサを描き、周りに黒く塗りつぶされた魚文、蓮華文がそれぞれ対で配置された、他に類を見ない鉄絵皿です。
直径:23.7cm、高台径:14.2cm、高さ:5.8cmでカロンの一般的な大きさです。14世紀から15世紀に製作されています。
ナム・メー・ヒューの窯跡から発掘されたもので、焼成中になんらかの問題が発生して物原に廃棄されていたそうです。
発掘者が破片を雑に接合をしているので、接着剤のにじみが表面に現れているのが残念です。

シーサチャナライのバーン・タオ・パー・ヤンのサトウキビ畑で耕作中に出土した鉄絵合子です。
上面は花なのか、花の蕾かよく分からない植物が描かれています。パイナップルと言う意見もありましたが、ブラジル原産のパイナップルが東南アジアで普及するのは1600年前後で、合子が造られた15世紀から16世紀には、まだタイには伝わっていません。
側面は五つの枠に仕切られて羊歯のような植物が描かれています。
直径:11.8cm、高台径:7.4cm、高さ9.2cmです。
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