懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

「マラーホフの贈り物」Bプロ

2008-02-24 02:13:27 | Weblog
仕事帰りのバレエで、そんなにきっちり見たわけではなくても、楽しめる公演でした。

トリのマラーホフのモダン新作ソロ「新生」は、圧巻!

音楽の、「80年代に活躍したクラウス・ノミ」は、私の知らないアーティストで、その音楽も、2回見てもなかなか覚えられず。最初が男性で、後が女性の声に聴こえて、ホモっぽいかと思ったけれど。やはり新作で、作品の全部を1回でわかるというわけにはいきませんね。

この企画ならではの、珍しいモダン作品上演も意義深くも楽しくもありました。

ロビンス版「牧神の午後」とか。あれを成功させられるのは、さすがの一言。
二人とも美しい肢体で、ああいう人がやらないとつまらない作品に見えるかもしれません。

日本だと、集客面の不安か、なかなか「受けるかどうか冒険」な演目はやるのが難しいのかとも、或いは権利を取るのが大変なのかとも(?)思うので、見慣れない演目を魅力的に上演してくれて、嬉しかったです。

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テレビ映画「シンドラーのリスト」

2008-02-24 01:49:47 | Weblog
途中から、分断してちょっと見ただけで、内容を全部見られなかったが、感動した。素晴らしい。涙なくしては見られない・・・。

映画を作った人を讃えたくなる映画。
過去は風化しやすいものだけど、それに抗う強い意志を感じる。
映画を見ながら、「忘れてはいけない過去があるのだ」と映画に言われているような気がした。淡々とした運び、端正な作り、映像の品のよさが、重いテーマを近しく感じさせていた。

女優さんが美人。音楽が格調高い。内容は社会派だが、映像は古き良き時代の名画系。(でも仕事疲れで見ると、疲れるかも。社会派系なので、考えさせられながら感動する映画なので。)逆に仕事や生活が大変な時見るとエネルギーを貰える人もいるかも。

ドストエフスキー「悪霊」の話を見た後に、前後してこういう善が生まれた話を見るのは感慨深かった。

善性は、はじめから英雄的行為をした人間の中にあったのではなく、現実の葛藤から生まれていた。

ところで、ユーロスペースでやってる映画「牡牛座」を見たいのだが、行かれないうちに上演終わってしまいそうな気がする・・・。今後あまりやらなさそうな映画(?)なので見忘れたら辛い・・・。映画館の映画は、こういうとき、やや不便だ。

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