
昨日は仕事が午前中で終わったので、その足で鎌倉に行き写真でもとろうかと思ったら、横浜でカメラにバッテリーを入れ忘れたことに気づいた…全身の力が抜けるようだった。
ただ、鎌倉について歩いているともうここにきてここの空気をすえただけでいいと思った。
途中で歩き疲れたので立ち寄った喫茶店(最近はカフェというのかな)がなかなかいい雰囲気のところで、ついうたた寝をしてしまった。
この街のいいところは、どことなく「昭和」の雰囲気がそこここに残っていることだ。
歴史的な街という事で、あまり自由に開発ができないためだろう。ありがたい。
昭和と言ってももうわかる人しかわからないと思うが、あのどことなく垢ぬけないムードというか雰囲気というか、もうあの時代の雰囲気がリアルタイムで残っているところはとても少ない。
話は変わって、最近仕事が終わった後の晩酌が楽しみになってきた。
今、なんとかという賞をもらった高めの焼酎を買ってきて飲んでいるのだが、やはりなんとなく僕にはあわない味だ。
くどいのだ、しいて言えば。
あれなら日本酒のほうがいいかなと思う。
アボガドやサーモンの刺身を肴にして飲むのが至福の極みである。
酒を飲んで人生のあまりにもsharpな部分をぼかして、見たくないものは見ないようにして、ただ見たいもの感じたいものだけを味わう。
なんかいろんな意味でやっと僕も世間の大人のたしなみというものがわかるようになってきた。
自分の父親が酒癖が悪かったので、どこか酒を飲んでいる大人というものを蔑視していた部分があった。
でも今は…そういう大人の気持ちがよ~くわかるようになってきた。
言い換えれば、小津安次郎の映画の中に出てくる大人たちの気持ちがわかるようになってきた。
もっといえば、Lifeというものが少しづつわかるようになってきたのかもしれない。
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