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できうるかぎり人のためになることを発信していきたいと思っています。

恐怖と猜疑の果てに

2022-04-25 10:42:03 | 日記

 

 

 

 特に書くことはない、と言いながら書いている。
とはいえ、やはり頭に真っ先に浮かぶのはあのロシアの狂人が始めた戦争のことだろうか。

 己の影におびえて始めた彼の戦争は、当初の予想を大きく外してウクライナ軍の驚くべき奮戦の前にあの「大国」ロシアが敗退する可能性さえささやかれている。
 僕はこの戦争が始まるまで知らなかったのだが、ロシアの経済力って韓国よりも小さいのだそうだ!その程度の国があれほどの巨大な軍隊を持ち、その程度の国があの巨大な経済力を持つアメリカや西欧の国々に対抗しようとしている…ある意味、絶望的な対抗意識の中にあのプーチンがいたわけだ。

 ロシアはたしかに領土という点では大きな国だ。しかし、本当の、真の、国力というのは大雑把に言ってやはりその国の経済力と人口の多寡、そして軍事力の三つで決まると僕は思う。そして最後の軍事力というのは最初の二つの裏付けがあって初めて意味を持つ。領土などというものはただの「箱」にすぎない。

 経済力では西側のたった小さな一国にすぎない韓国にさえ及ばない国が、すべて合わせればその韓国の何十倍の経済力を持つ西側を敵視して存在し、ハリネズミのように強大な軍事力と核兵器を持ってびくびくおびえ警戒しながら存在しているのだ。
 これが異常なことであり、その先には破滅しかないということに、まともな思考力のある人であれば気づくはずである。 
まともな思考力と良識を持った人であれば、ゴルバチェフのように東と西という概念や政治体制の違いという概念そのものをなくし、共存共栄の方向に向かっていこうとするはずである。

 そのゴルバチェフを失脚させて、時代を19世紀以前に向かって逆行していく道を選んだロシアの愚かさ……

 
 このままでいけば、ウクライナ侵攻は失敗で終わるかもしれない。せいぜいうまくいっても東部地方の一部を獲得するだけで終わる可能性もある。さらに悪いことに、ロシア軍のウクライナでの極悪非道なふるまいの数々で(この残虐行為の実態はこれから数年~数十年をかけてどんどん表面化していくだろう、その過程でロシアの対外的な立場はさらに悪化していく)恐れをなしたフィンランドやスウェーデンまでもがNATOに加盟すると言い出した。 

 それに加えて、いまだ前例のない強力な経済制裁の影響はこれから徐々に表れてくる。ロシアの経済、科学技術水準などはもう取り返しがつかないほど遅れるのではないか。そのうち、誰もロシアを「先進国」と呼ぶ人はいなくなっていくかもしれない。ただエネルギーの輸出だけで食べていく「準先進国」となってしまうのではないか。

 ウクライナという領土(箱)にこだわって、経済、科学技術の発展の大幅な遅れ(おそらくは半世紀は取り返しがつかない)、何万という自国の将来のある兵士を失い、莫大な戦費、有能な頭脳の流出(国外脱出)、おまけに戦争以前よりもプーチンが敵と考えているNATOが大きくなる可能性大。
 こ
れを大失敗といわずして何といおう。

 

 さて、話は変わって今年は何を目標に生きていくか……今考え中である。
ここ数年は動画の作成をやろうと思ってきたのだが、その意欲も衰えてきた(笑)ただ、写真だけは引き続き続けていくつもりである。
 もしかしたら、京都あたりに何回か出没するかもしれない。北海道へ行きたい病は今年も健在である。あと上高地で数泊したいという気持ちもある。可能性としてはこのうちの一つだけを行うことになると思うのだが。

 いずれにしてもこれといった大きな悩みがないことが、大きな幸福だと感じている昨今である。
 

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