KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

人生、それこそがミュージカル!

2006-07-12 | KOFUKU日記
なんとなくこの言葉を思い出しました。
「人生、それこそがミュージカル!」
この言葉はいつもわたしの中にあるのだけれど、
今日はなぜかきらきらして心の中に浮かびました。
この言葉はわたしたちがミュージカルカフェをやっていたときの合言葉です。
ミュージカルでは人生そのものの生き様がそれぞれの感情を歌や踊りに表現されます。
それは舞台の上だけじゃなく、現実を生きているわたし達の毎日もそうだと思うのです。
時に雨や風や光は音楽に聞こえ、言葉は自然に音楽を伴って流れ出ます。
そんな瞬間こそがミュージカルだとわたしたちは呼びました。

わたしには兄が居ます。一番上の兄はわたしの出身の某有名ミュージカル劇団に居て
猫になったり、おじさんになってみたり、若者だったりしています。
先日、久しぶりに舞台を拝見しましたら、何よりびっくりしたのは
その生き生きした姿っぷりでした。初のおじちゃま役だったけど
二十代にしか見えない若さで(^^;)一緒に行った20代の友人が
終演後出てきた兄を見て、自分より若いかと思ったとびっくり!
なんかつられてわたしもびっくり(笑)
ちなみに兄は40を越えています。なんて素敵なんでしょう(^^)
毎日劇団のレッスンに通い、劇場で本番前に汗を流し、
毎日毎日舞台に立っている兄。本当に素敵です。
わたしは彼のエンターテイメントな人生に拍手を贈りたいと思います。
さて、もう一人の兄はリアルなお芝居をしています。
それはそれは素敵な俳優です。わたしの中ではもっとも尊敬する人です。
「本物の台詞」が喋れる数少ない「本物の俳優」
日々、まるで修行僧のように一人ストイックに稽古をし、
心を動かし、真実を紡ぎ続ける姿は「美しい」の一言です。
普段は寡黙でおとなしく、あまり表情も変わらない彼が
本番では「誰?」と思うほど、その役へと変容を遂げます。
舞台のその瞬間に生ききる彼は本当にきれい。
わたしには自慢の兄が居るのです。
こうやって美しい芸術を生み出す彼らに囲まれているわたしは幸せです。
神様、そんな美しい環境をありがとうございます。
どうぞ彼らがお芝居の神様にいつも愛されますように