
≪道志村の山奥で 秋のはじまり PHOTO BY あんじゅ≫
9月になりました。
残暑、猛暑はまだまだ続いていますが、夕方にそっと吹き抜けていく風や
夜の美しい月の光や虫の音に小さな秋を感じます。
いろいろ身辺で起きていて、なかなかアップも出来なかったりします。
ご心配してご連絡くださった皆様ご心配ありがとうございます。
確かに大変で心配事も多く、思いがけない日々を暮らしてはおりますが、
なんでしょねー、起きている大変な数だけ、
とてもあたたかな幸せな時間を大事に過ごしています。
なかなかお便りはできませんが、私は大丈夫です。
ありがとうございます。
9月1日、思い立って久しぶりに道志村の山の中に行きました。
いつもは山梨側から富士五湖に向かって山を抜けますが、
今回は清瀬ダムを通って、道志の村を抜けました。
道志村は山の中をあたたかな田舎道が続く良いところです。
途中、道志の湯という村立のお風呂があるんですが
そこを目指していったら、すでに日暮れ前になってしまいました。
でも山の上のほうは光がまだまだ差しています。
相方と光のある場所に写真を撮りに行こう!と光を目指して山の中に突入!(笑)
で、林道に入ったわけですが、多分、ここは普通の車では入れません(^^;)
それなのに、ビックリするところに、すごい素敵なキャンプ場やバンガローがあったりして。
皆、どうやって来るのだ???
オフロードのバイクの練習場と思われる場所を発見。
しばし、撮影大会(笑)
ぴーちゃんは近辺の山の中を自由に散策。
オフロードのコースの轍を調子よく登っていったは良いけれど
振り返ったらすごい上にいることに気づき、固まるぴーちゃん(笑)
時々、おしりで滑り台をしつつ下りてきたら度胸がつき
どこまでも登っては下りて楽しそうでした。
まわりは薄く色づきはじめた木々、ススキの群れが風に吹かれてゆれています。
もう秋が来ていました。
帰り道、せっかくなので林道を抜けて本道に戻ることに決定したのです。
方位磁石一つを頼りに山に突っ込むわけなんですが(^^;)
相当の海・山の林道を走ってきた私たち。
今回もあまり気負う事無く、笑顔にて出発。
が、苦難は待ち受けていた…。
そこまで至るにも相当の道幅の狭さとぼこぼこの道だったんですが、
こ、これは、道なのかっ?道と呼んで良いのかい?と聞きたくなる様な獣道が続く。
でも、かすかに残る轍のあと。
い、いや、通れる、通れるはず、通れますよね、、ちょっと覚悟はしておけ?
と関白宣言風に言い聞かせる私たち(^^;)
日が落ちた後のどんどん暗くなる山。
あああああ!目の前にちいさな川が!
端っこ崩れ落ちてるしー!!!
落っこちたら谷だっつの!
慎重に水を突っ切る。
驚いたのもつかの間、斜めになったままじゃないと走れない幅の道やら、
鉄砲水で崩れたらしき道、横切る小川、転がる落石、
車幅ぎりぎりの谷淵のカーブ道、難所数知れず。
間違いなく、これはこれまでの林道人生の中で一番のサバイバルな道ざます(タラリ。。。)
そして、長い時間をかかって道を抜け、光が!
車が通り過ぎる光!やった、本道にでたー!
手前には人家の明かり、勢いを増す我らが乗った車!
キャ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
目の間に大きな黒い門がああああああああああ!
ここまできて出られないのー??
ん?門にプレートが?なんか書いてある?
アセって出て行く相方。近寄って読んでみる。
「開けたらしめる」
・・・・・・・・。
はい。わかりました。
鍵を開けて、閉めて、無事に本道に戻れましたとさ。
いや~、ほんとに焦ったってばねー。
一路、富士五湖側から帰路に着きました。
山中湖半で温度計を見ると18度。
皆さん、もう秋です。