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2011年になりました
2011年の幕開けはぴーちゃんと相方さんと写真を抱きしめ3人で迎えました
今年も3人で仲良く暮らしていこうと思っています
皆様、昨年は本当にお世話になりました
喪中の私を気遣って、年末にたくさんの愛を送ってくださった皆様ありがとうございます
また、それを知っていつつも
あえて「これまでと変わらないよ」の気持ちを込めて
年賀状や年賀メールで励ましてくださった皆様もありがとうございます
お蔭様で元旦から寂しい思いをせずにすみました
感謝です
どうもありがとうございます
昨年、相方さんが帰天以降は心配したお友達が泊まりにきてくださった数日を除いて
それ以外の日々はすべて、この家でぴーちゃんを傍らに一人で過ごしました
家の中でぽつんと一人、彼を思い、涙を流し、ご飯を食べ、眠って暮らしました
考えたより、孤独な時間でした
中にはお誘いくださった優しい方もおられたのですが
なぜだか時間が合わなかったり、出かける気持ちにならなかったのです
ぴーちゃんもいるので、彼女を一人にはどうしても出来なかったのかもしれません
一人でいることも私に大事だったのでしょう
あと4日で四十九日です
その日が来るのがちょっと寂しい気もします
でもそれを超えたら、今度は相方さんとぴーちゃんと一緒に
相方さんが好きだった場所に、人に会いにいけるようになったらいいなぁと思っています
正直、思い出のある場所に行くのは、ちょっと勇気がいるけど
それよりも、相方さんが皆に会いたいんじゃないかと想うから、そうしたいなと思っています
彼はなくなったとき、すぐにこの家に帰ってこられませんでした
親孝行な彼は最後に親孝行をしたいと思いました
だからそのまま郷里に帰って、お骨になっても帰らず、そのままお墓に眠りました
ただ彼が自分だけの家族と暮らした場所で、愛した場所で、生活があった場所で
なくなる直前まであんなにも帰りたがっていたのにかえってこれなかったのは寂しかったでしょう
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そして東京で、たった一人で戦い、向き合い、必死に彼が培ってきた、
彼の一番やりたい事だった「演劇」彼の愛した世界、ここにしかないもの
それを全部置いていかねばならなかったのは心残りだったでしょう
突然のお別れで魂の仕事を分かち合った仲間たちともゆっくりお別れが出来ませんでした
仲間思いの彼はそれを本当にごめんなさいと想った事でしょう
相方さんの郷里にはもちろん大きな思い出と家族の愛はあるけれど
残念ながらこの世を生きた彼にとって一番大事なものがなかったのです
相方さんを形成していた魂の部分がなにもなかったのです
そしてその彼が愛した世界を故郷の誰もがちゃんとしりませんでした
彼は演技の魂そのものでしたから
それが無いところは彼の本当の居場所ではないのだと
彼の半身である私は大きな寂しさを感じました
それでわがまま言って彼を連れ帰ったのです
たましいの欠片が残っているこの場所に
それをお父さんお母さんは快く許してくださいました
さすがは彼のご両親です
ここに彼の生きた場所があるのだから
彼の大事な友達がたくさんいるのだからと
だから相方さんはこれから皆さまにまた会えるのを楽しみにしています
相方さんに会いたい皆様のご連絡も心よりお待ちしてます
今年はそんな相方さんとぴーちゃんとあちこちいけたらいいなぁと思います
元気な頃、相方さんはぴーちゃんをいろんなところに連れて行くのが生きがいでした
何よりも喜んでました
時にはこんな風にバッグに入れて
時には赤ちゃんのように、子どものように抱きしめて
ぴーちゃんもそれが嬉しくて、彼の腕の中でよく笑いました
そんなぴーちゃんを彼はひたすらカメラにおさめました
子どもを溺愛する世のお父さんと変わりませんでした
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病院に入ってる時も、「親は来ないか」「リッキーは来ないか」と(笑)
みんな車を持っている人ばかり
「なんで?」と聞くと、もちろん、
「ぴーちゃんが車に乗らなければならないから」
(しかも真顔で本気発言・笑)
そんなぴーちゃんとのお出かけが命の彼でした。
お正月は必ずトップの写真の着物を着せて
長い時間をかけて車を走らせ
山の奥にある神社を探しては連れて行ってくれました
ぴーちゃんが「わぁ、可愛い!」
といわれると自分の事のように喜んでいました。
だから今年もぴーちゃんと相方さんは一緒にたくさんお出かけをするのです
願わくば神様が私たち家族にそんな時間をたくさんくださいますように
私たち家族が今年も愛に満ちて暮らせますように
天と地を繋いで愛と幸せを紡いでいけますように
新年の一日目に心から願います
そしてどうか皆様、本年も私たち家族を宜しくお願い致します