【9月は夕焼けが綺麗ですね】
さて、ひとつ前に落ち込みまくりの記事を書いてしまったので(^_^;)
少し自分自身の中身を気分アップだせるためにも、
書き溜めている記事を一つ完成させてみようと思います。
この記事を書き始めたのは9月11日でした。
911のメモリアルディと震災から一年半を迎えました。
私は被災でパートナーたちを失ったわけじゃないけれど、
本当に突然に、一緒に歩んでいた隣の人に死が訪れて
突然に過去も現在も未来も消えたり変わったりしてしまったのは同じです。
二人を見送って、そこから11年、そして2年と経ちました。
未だに先の全く見えない迷路の中にいます。
ただ有難いことに落ち込んでいる時も、迷いの時にも
私には彼らが残してくれたチビ達が寄り添ってくれます。
大切な人はいなくなったけれど、誰かの優しい心に触れることがあります。
本当にありがたいことだなぁと思います。
ささやかなことだけれど、大きく違います。
心サミシイ人みんなに、こういった支えがある様にと心からお祈りします。
【みんな、お日様の下で日向ぼっこが大好き】
【この子達が仲良く過ごしているのを見るとホッとします。】
【今日は実家のシェアメイトのカンナちゃんが凹んで何も食べてなかった私に】
【美味しい鮭と野菜のミルクスープを作ってくれました】
【愛情と一緒に美味しくいただきました。アリガトウ】
そうそう、心友の一人がこのお皿を贈ってくれました。
【カニさん柄の可愛いかまぼこ型のお皿です。
新しくお勤めされている障害者施設で購入してくれたそうです。
遠くにいても、親しい人の便りは支えになりますね。
ありがとうございます。】
そういえば、今日は朝から晴天だったのですが、
午後になって、突然に天候が崩れて雨になりました。
雨といえば、先日、不思議な光景に出会ったんです。
実家に泊まり、チビ達と庭に出て、山や虫たちや花を見ていたら、
からっと晴れているのに、ニ階のベランダの屋根のひさしから
水がポタポタと大量に落ちてくるではありまんか。
あれ、もしかして2階のベランダの水道の配管でも壊れたんかい??
とか思いまして、2階を見上げましたら~、
ナント!家の前側半分にだけ雨が降っていました(⌒-⌒; )
で、降った雨が雨水になって落ちてきていたわけです。
風が吹くと庭の方にも雨が霧みたいに
ふわぁ~と飛ばされてきて綺麗でした。
こんな面白いこともあるもんだなぁ~と(*^_^*)
なんかありがたい気すらしましたよ(笑)
【兄弟仲良くお昼寝】
さて、やっと本題です(⌒-⌒; )
突然ですが、
今まであなたはどんな生き方をしてこられましたか?
一番悲しかったことはどんなことですか?
一番嬉しかったことはなんですか?
一番楽しかったことはどんなことでしたか?
自分にとって一番大切なものはなんですか?
大好きだった人は誰ですか?
大嫌いに会ってしまった人は?
空気のようにそばにいてくれる人はいますか?
皆さんは自分の人生をしみじみと巡ってみたことがありますか?
ふと、こんな事を考えさせられる歌があります。
ミュージカル俳優やファンなら、必ず知っている曲というのがありますが、
もしかしたら、この歌は皆様も知っている方が多いかもしれません。
この歌です。
*******************************
RENT - Seasons Of Love
♪Seasons of love By Jonathan Larson
Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes
Five hundred twenty-five thousand moments so dear
Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes
How do you measure, measure a year?
In daylights, in sunsets, in midnights
In cups of coffee
In inches, in miles
In laughter, in strife
Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes
How do you measure a year in the life?
How about love?
How about love?
How about love?
Measure in love!
Seasons of love
Seasons of love
Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes
Five hundred twenty-five thousand Journeys to plan
Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes
How do you measure the life of a woman or a man?
In truths that she learned
Or in times that he cried
In bridges he burned
Or the way that she died
It's time now to sing out
Tho' the story never ends
Let's celebrate
Remember a year in the life of friends
Remember the love!
Remember the love!
Remember the love!
Oh you got to you got to
Remember the love!
You know that love is a gift from up above
Share love, give love spread love
Measure in love
(Measure measure your life in love~~~~)
Seasons of love
Seasons of love
********************************
この曲は「RENT」というブロードウェーミュージカルの主題歌で
「Seasons of love」と言う曲です。
レントはジョナサン・ラーソンさんの書いたミュージカルですが、
実は彼はもうこの世にはいないのです。
この作品に情熱をかけ、苦労しながら作り上げ、
そして、この作品の初日を迎える朝に、
彼は突然にこの世を去ってしまったのです。
大動脈瘤の破裂だったそうです。
このRENTと言うお話は、1989年12月24日から
ちょうど一年間のニューヨークのイーストヴィレッジが舞台です。
ロックミュージシャンのロジャーと、
ルームメイトで自称映像作家のマークは、
スクウォッターハウス化した倉庫ビルを占拠して
ボヘミアン的な日々を送っているのですが、
ビルのオーナーになった友人ベニーから滞納している
家賃(レント)を払うか退去するよう求められる事になります。
この2人を中心に、ゴーゴーダンサーのミミ、
大学講師でハッカーのコリンズ、
ストリートドラマーでドラッグクイーンのエンジェル、
アングラパフォーマーのモーリーン、
ハーバード大卒エリート弁護士のジョアンらが、
貧困と病魔に苛まれる日々の生活の中にも
愛と生きることの喜びを見いだしていく物語です。
彼らの中にはゲイやレズビアン、ヘロイン中毒、
そしてHIV陽性の者もおり、こうした登場人物たちによって、
1980年代終わりのニューヨークの世相と、今では失われた
「ボヘミアン イーストヴィレッジ」の世界が鮮やかに描かれていく。
と、いうものです。
この作品はアメリカで、世界で、日本のミュージカルファンの中で、
一大センセーションを巻き起こしました。
たぶん、これらのミュージカルが人々の胸に強く残るのは、
そこに真実があって、現実があってこそ出来ているもので、
コーラスライン同様、作品であっても嘘が少ないからではないかと思います。
私は役者になってから、業界の人間と多く関わってきました。
それ以外の友人は、やはり同じような芸術関係とか
海外からの友人との関わりが多かったのですが、
そこはやっぱり少し一般と言われる世界とは違ったようで、
上の文章の中にある様な、ゲイやレズビアン、バイセクシャル、
薬物的中毒、そしてHIV陽性の者と言った、
世間からマイノリティと呼ばれる人が普通に存在する場所でした。
なんとなくですが、それらの存在を受け入れる器も
ほかの世界よりは大きい世界ではないかなとも思えます。
とは言え、陰湿なイジメや侮蔑の世界がないわけではありません。
みんな個性が強いだけに、それはそれで濃くあるとも言えます。
ただ、少なくとも私の周りにいる人に限ってはですが、
そういう差別は一般世界よりは少ない気がしました。
種族や性別もあり方も確かに大切な要素だけれど、
それよりもまず、魂が大事ってことが、
理解できる世界に生きている人々だからかもしれません。
自分自身を含め、そんな生き方をする人たちが多かった分、
この作品はNYが舞台だけど、すごく親近感を持って捉えられました。
また大切な人を人生の前半と呼ばれるまでの間に2度も見送ると
この作品はますます大きな影響力を持って私に迫ります。
ソウルメイトのGちゃんが大切な作品の初日になくなったことや、
この作品が始まる12月24日は2年前亡くなった相方さんの誕生日でもあって、
なんだか、導かれているような気さえしています。
【なかよしこよし】
そんな作品のテーマであるこの歌には思い出があるんです。
私は英語はほとんどできないと言っても過言ではありませんが
(すいません、なんの自慢にもなりませんでした~⌒-⌒; )
その割に、昔から外人さんとのご縁が非常に濃いのです。
小さい頃から、なぜか外国の人が普通に周りにいるんです。
だから、外国の方、全く違和感なし(^ω^)
英語はできないけど、人からの愛情というものを
はっきりと感じた言語は英語でした。
若き日に愛の告白なるものをしてくださった
素敵な殿方の半分は欧米の人だったし(//∇//)
どんな占いやスピリチュアルな予言見たいのでも、
必ず「外国とご縁が深い」と言われます。
ただ、なぜか、自分から向こうに行きたいなーと思っても
準備万端整えても、なぜかこの国を出られないのですなぁ。
なぁんかね、不思議なご縁なんですね。
と、言うわけで、昔は頻繁に外国の方と会うことが多かったんです。
中には日本に来て直ぐで、まだほとんど日本語喋れないって人もいたりして、
これは、そう言う方との思い出なんですけどね。
あるときにアメリカ人の友人と会ったら、
日本に来たばっかりのアメリカ人の男性が一緒にいて、
やっぱり言葉ができないから、なかなか輪に入れないでいたんです。
私もしゃべる割には、本音のところでは、人の輪に全く入っていけない性格なので
なんとなく気になって、私の方から声をかけたんですが、
お互い言葉があんまり通じないんで、なかなか話が進まなかったんですよ。
私は昔、セサミストリートLIVEのワールドキャストだったので
「これ知ってる?」とテーマソングのSUNNY DAYを歌ったところ、
「もちろんしってるよ~、エルモ、大好き~」と意気投合(笑)
しばらくセサミネタで盛り上がっているうちに、
彼がとても歌が上手だったので、歌のことを聞くと、
自分はミュージカルが大好きで、歌をやっていて、
学校のドラマクラスでたくさんミュージカルを演じたといいます。
「そうなの~?私はミュージカルのじょゆうなんだよ~」と言いますと
もうお互い盛り上がって、まあ、日本語と英語で歌合戦になりまして(笑)
いや~、芸術は言葉も性別も年齢も全ての世界を超えますね(*^_^*)
最後に一番好きなミュージカルナンバーはなに?と聞いたら、
彼が一番好き、と言ったのがRENTの「Seasons of love」でした。
当時、日本でもとても流行っているミュージカルでしたから
そーなんだー、いいよねぇ、と盛り上がったんです。
で、日本で歌ってる歌詞を伝えたら(伝えてもらったら)
「僕たちの歌詞とはすこし違うんだね」って。
それで英語の歌詞を教えてもらって、
「どんな意味なの?」って説明をお願いしたんです。
英語のできない日本人と、日本語のできないアメリカ人が、
少し日本語のできるアメリカ人と辞書を頼りに
この歌の本当の意味なる部分をたどったわけですよ(笑)
相手はこのミュージカルの大切な部分のニュアンスを
こっちの持ってる言葉に変えて伝えてくれようと必死で。
それがすっごく嬉しかったですねぇ。
ちなみに英語の歌詞は動画の下に載せたものです。
日本の初演で歌われていたのが下記のものです。
「日本初演版 シーズンズ・オブ・ラブ」
52万5千6百の過ぎた時
3千百53万6千秒
Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes
どう数える 1年を
夜明け 昼寝 深夜のコーヒーカップ
笑い 泣いた 月日で
In five hundred twenty-five thousand six hundred minutes
どう数えて 生きてゆく
それはLove
きっとLove
How about Love?
季節は
Seasons of love
Seasons of love
(Solo1:)
Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes
52万5千6百の旅の後
Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes
どう数えればわかるの
その重さが
(Solo2:)
出会いの数か 一人の夜か
燃やした過去か 死に様か
せめて 今は傷ついた友と
さあ 声が枯れるまで祝福を
それはLove
きっとLove
Remember the Love
季節は
(Solo)
Oh, you got to, you got to remember the love
measure, measure your life in love
Seasons of Love
Seasons of Love
******************************
かくして、この歌を「こんな感じ?」「こういう意味?」と言いながら
一緒に日本語に訳してもらって、私が理解したのが以下のものです。
なんせ「こんな感じ?」な人が語り合ったものですから
正しいかどうかは全然わかりません。
英語のできる人が読まれたら大笑いなのかもしれないんですが( ̄▽ ̄;)
福ちゃんとアメリカの友人によるバージョンの
♪Seasons of love By Jonathan Larson
Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes
(52万5600分)
Five hundred twenty-five thousand moments so dear
(52万5千もの大切な瞬間)
Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes
(52万5600分)
How do you measure, measure a year?
(あなたならどう計る?1年をどう計る?)
In daylights, in sunsets, in midnights
(夜明けの数?日暮れの数?それとも夜の数?)
In cups of coffee
(飲んだコーヒーの数?)
In inches, in miles
(何センチとか、何キロとかって数える?)
In laughter, in strife
(それとも笑った数とか、喧嘩した数とか?)
Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes
(52万5600分の時間)
How do you measure a year in the life?
(人生の1年をどうやってはかる?)
How about love?
(愛はどうかな?)
How about love?
(愛だったらどう?)
How about love?
(愛ではかってみるのはどう?)
Measure in love!
(愛で1年をはかって!)
Seasons of love
(愛って言う時間で計るの)
Seasons of love
(人生、それは愛そのもの)
Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes
(52万5600分)
Five hundred twenty-five thousand Journeys to plan
(52万5千通りの旅がある)
Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes
(52万5600分という時間)
How do you measure the life of a woman or a man?
(女や男って人生をどうはかればいい?)
In truths that she learned
(あの子が気づいた真実の数?)
Or in times that he cried
(それともあいつが流した涙の数?)
In bridges he burned
(あとに引けない程の覚悟を数える?)
Or the way that she died
(それとも死ぬゆく姿で測ってみる?)
It's time now to sing out
(歌おう)
Tho' the story never ends
(決して終わらない物語を)
Let's celebrate
(そして祝福しよう)
Remember a year in the life of friends
(仲間達の人生を、その時間を)
Remember the love!
(愛を忘れないで)
Remember the love!
(愛を)
Remember the love!
(愛を)
Oh you got to you got to
Remember the love!
(愛を忘れないで、どうか愛をなくさないで)
You know that love is a gift from up above
(知ってるでしょ、愛は天からの贈り物だってこと)
Share love, give love spread love
(愛は分けあって、与えあって、広がっていくものなんだって)
Measure in love
(愛を数えてよ)
(Measure measure your life in love~~~~)
(あなたの人生の中の愛を数えて)
Seasons of love
(愛の時間を)
Seasons of love
(季節は愛そのもの)
***************************
その彼と話をしたのは、それが最初で最後になりましたが楽しかったですね。
その彼が「Seasons of love」と言う事を私に説明するのに
何度も繰り返し言ってくれた言葉が
「All Love」「全ては愛」って意味だよ、
って言葉だったのが、今でもとても印象に残っています。
まあ、訳詞は本当は全然違うのかもしんないんですが
私の中では、この訳詞が、この歌の意味なんです(*^_^*)
なんというかね、その訳していく過程こそが
Seasons of loveそのものだった気がするからです。
Seasons of love
しみじみ、いい歌だなぁ、
ミュージカル、ってやっぱいいなぁ、
そう思います。
【陽射しも少しずつ秋の気配】
この歌を聞く度に思い出す人がもうひとりいるんです。
日本で、この歌を一番胸に届けてくださると私が思っている
歌手でミュージカル俳優の小西のりゆきさんデス(*^_^*)
日本初演のRENTに出演していらした方であり、
ディズニー作品のテーマソングを歌っていらしたり、
尊敬する先輩であり、私はファンのひとりでもあります。
いつも全くお金に余裕のない、この貧しい私が、
買い物を我慢してでも、ご飯を減らしてでも、
お金をやりくりしてまで聞きに行くことのある唯一の歌い人さんなのです。
(ここまで言うと、何も観に行けてないのがバレバレですね。
す、すいません、気持ちはあっても懐が許さず…( ̄▽ ̄;)
この方には私の中でだけの不思議なご縁があるんです。
このお話をご本人にしたことも、もっちろんありません。
小西さんことコニタンさんは、私の一番の心友たちの
心の支えになっていた程の親しいお友達でいらして、
11年前に亡くなったソウルメイトのGくんとも
何度かご共演のご縁を頂きまして、気が付けば、
もうお知り合いになってから10年以上が経ちました。
こう言うとコニタンさん、並びにファンの皆様に
大変失礼なことなのかもしれませんが(事前にお詫び申し上げます)
私にはですね、「この人はおんなじ星から来たな」
「同じ神様がついているな」と思う人達が時々いまして、
亡くなったGくんも、相方さんもそういう人達なんですけど、
コニタンさんもそういう方のお一人なんでゴザイマスー。
何がそうなの?って聞かれたら、これですー!っていう
はっきりした理由は全くないんですけど( ̄◇ ̄;)
私のココロの中にハッキリとそうだとわかる瞬間があるんです。
うまく言えませんけど、どうしても表現せい!
と言われたら「愛」なのかな、と思います。
恋愛の愛ではなくて、すごい広い意味での慈愛的な愛というか、
その人の心の「真実」とか「魂」とか言ってもいいのかな?
とにかく、私はその感覚を何よりも大切にしています。
もちろん、相手の方はそんなこたぁご存知ないんですよ( ̄▽ ̄;)
これは相手の知らない、ワタクシの一方的な仲間意識なのデスな(笑)
まぁね、いきなり「同じ星の人ですね」っつわれても「は?」ですよね(^_^;)
なので、普通そういう話はしないです。
しかも同じ業界の人とか、ある程度のキャリアがある人に話すと
下手したらめっちゃ気分害されて怒られたりする可能性大…。
とか言って、いま書いちゃってるんですが(⌒-⌒; )
どうかファンの方々、変な人の戯言とお許しくだされば幸いです。
コニタンさんの歌にはとにかくすっごい魂があるんです。
本当の意味での「ソウル」を感じるんです。
(なんか偉そうな書き方ですみません)
そして、うまく言えないけど、コニタンさんの歌は
聴く人それぞれに対する何かの使命を持っている気がするんです。
それは私にとっては「天使」的な存在となって降り注いでるというか、なんというか…。
まあ、これも表現は非常に難しいデス。
確かにお知り合いではあるんですが、これだけフリーなオイラなんですが、
尊敬している人とは、あんまりっつか、全然しゃべれませんのデス( ̄▽ ̄;)
いや、緊張がね、うん。そういうのを一度感じるとなんかもうね、
下手なこと喋れないっていうか、後光で目が潰れそうというか、
もう拝みたくなる感じになるんですわ~(⌒-⌒; )
ちなみに、そう言う意味では、亡くなった相方さんにもそうで。
人間として深く愛しておりましたが、それ以前に同じ業界人として
私の中で彼はもう尊敬のすごい高み極みにいましたもので、
まずその尊敬があってこそのお付き合いでしたから、
そのへんは最後まで、尊敬の念が間にしっかりあってですね、
相方なのに全く持って気軽には話せないくらいでしたんデス(^_^;)
なのでコニタンさんともじっくりとお話したことがないんですよね。
なんだけどー、自分にとっては個人的な生き方に大事な思いのある方なんですよねー。
私もたまに人に同じようなことを言われることがあるんですが、
コニタンさんは、なぜかいつも、私の人生の節目におられるんです。
しかもね、なぜかは解らないんだけど、何か大きなことが起きる前に、
必ずコニタンさんの歌を聴きたくなり、どうしても行かねばって気になって
聞きに行くと、何か琴線に深く深く触れるモノが必ずあって、
それでね、あとから考えると、コニタンさんのパフォーマンスは
これから自分に起きることへの導入みたいな部分があって、
しかも、それを癒してくれるって言うのか、
穏やかに受け止められるようにしてくれてる、
うーん、うまく言えませんが、神様からの言葉を、
そう天使に語られているような感じになっているのです。
注(神様、神様、言うてますが、私は特に宗教は持ってません。
ただ計り知れない大きな叡智というか、絶対的な愛を感じる時がありますんです。
しかもね、それって人格ある感じに感じるんですよね。
それを総括して、「私の神様」みたいな感じなんです。)
不思議なくらいに、コニタンさんの話した言葉とか、歌った歌とかに答えがあるんです。
もちろんコニタンさんはそんなことは何にも思ってないはずなんですけどね。
ライブに行っても挨拶のみで言葉も交わさず帰る事の方が多いので
きっと、私がそんなことを思ってるなんてことも全くご存知ないのです。
でも、そんなツナガリがあって、こんな気持ちの私がいるのは本当なのですよ。
まあ、そんな理由で、私の中でだけ(ここ重要です)
コニタンさんとはいろいろあったんです。
特に隣にいた大切な人が帰天した前後、必ずコニタンさんの歌に出会いました。
どちらの時も、これから来ることに準備をしなさい、
これまでに感謝をしなさい、これからも頑張りなさい、
ちゃんと大丈夫だから、と言われているような出来事ばかりでした。
ほんっとうに不思議なんですよねー。
まあ、とにかく昔から不思議なことが起こりまくる人なので、
これもまた、そう言うもののひとつなのだろうとは思います。
心友のまりちゃんや雄ちゃんが、コニタンさんをとても大切にしていたし、
亡くなったソウルメイトの鎧くんも、コニタンさんのことを
同じものをココ(魂)で感じるんだよ、って言ってました。
私も同じ感覚だったので、うんうん、わかるよ、わかるよ、と思っていました。
そんな風にコニタンさんはなぜか私のとても大事な人と繋がっていて、
私の中で親友とコニタンさんは思い出すのもセット的な感じだし、
コニタンさんと全くご縁のなかった相方さんが、
唯一、一緒に行ってくれたミュージカル系の私の友人のライブが
コニタンさんとその心友のダブルライブで、
しかも、唯一、心友と相方さんと亡くなった鎧くんの魂と
一緒に聞けたライブだったりして、すごいすごい特別だったんですよねー。
当時、私にとって亡くなったGちゃんの事を
あれこれ話せるのは、心友たちと相方さんだけでした。
彼の魂が一緒にいられるライブに、今を支えてくれてる相方さんと
どうしても一緒に行きたかったんです。
それでね、行って欲しいとお願いしたら、思いがけず付き合ってくれて。
彼はプライベートを仲間内に見せるのは本当に嫌な人だったから
私の知り合いの所に出かけるってのは、本当に奇跡的なことだったんです。
しかも、あまり簡単に人を褒める人ではなかったんですが、
コニタンさんの歌はとても感動していました。
「すごい真実がある歌」って言って。それも嬉しかったですね。
その時、、コニタンさんが挨拶に来てくださったんです。
私は心友が隣にいるからだろうと思っていたら、
後から、一緒にライブをしていた心友から
「福ちゃんが来てるよ」と言ったら楽屋から飛び出していったんだよ、
と聞いて、すごく嬉しかったのを覚えています。
私はコニタンさんにとっては、ものすごく影の薄い知り合いだろうと認識していたし、
当時、私はそれまで生きていた世界のミュージカルという場所から
ストレートプレイという世界に場所を移動して、
何も分からず迷いばっかり、生きてる人もほとんど誰も知らなくて
もうある意味真っ暗な中にいたから、なんか嬉しかったんですよね。
そんな風に歌のある世界にいる仲間の心の隅に存在したという事が大きな力になりました。
きっと、以前のソウルメイトのGちゃんのことを知っているから
色々とご心配していてくださったんだと思いますけどね。
あのライブの時は、心友と相方さんと3人で座って、
亡くなったGちゃんの席をもう一つ作ってね。
4人でコニタンさんと雄ちゃんの歌を聞きました。
なんだか昨日のことみたいです。
その相方さんも2年前に白血病で亡くなってしまいましたが、
彼が急変で突然になくなる10日ほど前にも、
私はなぜかコニタンさんのライブに行く機会を得ました。
治る治ると言われていたのに、鎧くんを亡くしていた身のせいか
病気治療の毎日が不安で不安でどうしようもなく暮らしていた頃に、
ライブがあることを聞き、どうしても行かねばならない気持ちになって、
コニタンさんとライブをしていた心友の雄ちゃんに
無理をお願いして一緒に行ってもらったんです。
それは白血病で亡くなった、本田美奈子さんへ捧げたライブでした。
全編がイノチに焦点が当てられた内容で深く心に残りました。
私自身がこの人は歌人だなと思っている人の歌声を、
この耳で聞いたのはあれが最後です。
その時の歌声は相方さんを突然に失って、
環境がどんどん変わってしまう現実の中で
何も変わらずに私を励まし続けてくれたのでした。
私は存在する方を名指しで書く事って、あまりありませんが、
なぜでしょうか?今日、ここに書かねばならない気がしたのです。
もちろん、このブログをコニタンさんは読むことなんかないと思うし、
きっと存在すら知らないと思うのですが、
どうしても書き残しておきたい気持ちになってしまったのです。
そんな気持ちをどうかお許しください。
この場を借りて、申し上げます。
歌い人の小西のりゆき様、ありがとうございます。
あなたの愛そのものである歌声に救われた人間がここに一人おります。
きっと私はその愛を持って、いつか帰るべき所に帰るでしょう。
この世で、その歌声に出会えて良かったなぁ、と思います。
これからもたくさんの方が、小西様のお声に、お芝居に、
そんな風に心震わせられたらいいなぁって思います。
心より感謝デス。
またねぇ、この心友の雄ちゃんもまりちゃんもねぇ
みんな、そんな節目に必ずそばに配置される方々なのです。
なぜか節目にいて、私を力強く支えてくれる。
同じ星から来たと思われる人たちはみんなそう。
コニタンさんみたいに、その人たちの持つ大きな才能で
このちいさい私に何かを与えてくれるんです。
そういう人たちが、今ここに生きなきゃいけない私を
大きな力で支えてくれてる。
これは確か。
変わらない自分を教えてくれていることは確か。
その世界に私を迎えてくれる。
それは確か。
そんな風に、人生って不思議な出会いに満ちてる。
相手が知らなくても、こうして何かが生まれてる。
いつも、いつも、いつも。
何なんだろうなぁ、不思議だなぁ。
うまく言えないけど、またいつか、皆さんとは同じところで会う気がします。
その時、きっと、このふしぎの答えがわかる気がします。
どこにいても、変わらない自分であり続けるためにも、
そこに居ずとも、わたしの生きるべき世界に生きるためにも
自分の中だけのこんな繋がりや思いを大切に生きていきたいと思います。
勝手に少し宣伝(^◇^;)
その小西のりゆきさんが11月に福岡にこられるそうです。
博多座のジェーン・エアにご出演の最中にライブをなさるとか。
とっても行きたいけれど、まだ一人移動のできない私は難しいかなー。
でも、たくさんの方にお歌を聞いていただきたい、と思います。
もし福岡近辺の方がいらしたら、ぜひ「愛」を聴きに行ってください。
きっと、震える自分の心と出会えますよ。
コニタン・ソロ・ライブ in Hakata
日時:11月11日(日) 開場18時半/開演19時半
場所:ジャズバー トロンボーン・クラブ
(博多区中洲5丁目3-21 第三津加佐ビル2F ℡092-281-1515)
料金:3500円(ワンドリンク付き)
出演:小西のりゆき、YUKA(ピアノ・コーラス)、中林成爾(チェロ)