KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

3/7鎧くんへのお祈りありがとうございました<(_ _)> 

2014-03-08 | KOFUKU日記



【最後のお正月、ムーサで独眼竜政宗のコスでお客様をお迎えする鎧くん】
【ちなみに衣装は全て、私の母の手作り、生地は全て昔のモノを使っています】
【彼は最後の日、このお気に入りの陣羽織を羽織って天国にいきました】



昨日の祐木鎧くんのご命日。
皆様からの愛に溢れたお祈りをお届けいただきました。
鎧くん、またお母様にかわりまして、深く御礼申し上げます。

皆様のお便りやお言葉を拝見しながら
鎧くんの最後の一週間のコトを思い返しました。

亡くなってから、お葬式までの一週間。
彼の安置されているご実家に仲間たちは寝泊まりしてその日を迎えましたね。

毎日、自主的に交代しながら、それぞれが信じる言葉で彼に祈り、
夜中も絶えずロウソクを灯し続けました。

ひっきりなしに訪れる訪問客を、仲間たちが悲しみに沈むご家族にかわって対応しました。

お通夜、葬儀には何百人という舞台人、芸能人が駆けつけて下さり、
演出家からスターさん、スタッフさん、それこそギャラにしたらいくら?
というくらいのメンバーで、何回も彼の出演した作品の歌を歌って送り出しました。

とうとう明日お別れという時は、先輩が和紙に綺麗な罫線を印刷して持ってきて下さり
葬儀場に泊まっていたたくさんの仲間たちで手紙の代わりに祈り込めて写経をしました。

葬儀場のご好意で、すみれ(ぴー)ちゃんも喪服を来て同席し
大切な人の最後をお見送りすることができました。

火葬場に向かう霊柩車を、礼砲と敬礼で見送ってくださった
皆様のお姿を一瞬たりとも忘れません。

彼が生きた世界を何も知らないから、鎧ちゃんが一番いいように送り出して欲しい、
と全てあたしに託してくれた、お父さんお母さんに今も感謝しています。
きっとお金のこととか、色んな心配なこともあったのだろうけれど、
最後だからこそ、できるだけのことをしてあげたい、
と言う私や仲間たちの心を察して、何も言わず、私を信頼し、
好きなようにさせてくださった鎧ちゃんのご家族に今も心から感謝しています。
私のしたいことを、手助けしてくださった仲間たちにも心から感謝しています。

おかげさまで、今でも、ガイママとは家族でいられるし、
鎧ちゃんを囲んだ仲間たちは固い絆で結ばれています。
あの日を一緒に過ごしたからこそ、と思うときもあります。

3年前に亡くなった相方さんも、あの鎧くんの葬儀に来てくれた仲間の一人でした。
二人で生きると決めた時、相方さんは私のなかの鎧くんごと引き受けてくれました。

「ガイのことを話さない、愛してない君なんて君じゃないでしょ?
そんな福ちゃんなら、俺は嫌だし、鎧がかわいそうだよ。
俺はそんな福ちゃんだから、この人なら自分のことも最後まで愛してくれると思ったんだよ」

相方さんはハッキリとそう言ってくれました。
それが、当時の私にはどれだけの支えになったことか。
そしてガイちゃんの死を相方さんが一緒に越えようと努力してくれたのです。
だから、こうして生きてこれました。相方さん無しに今の私はいない。
今は天国で鎧ちゃんと一緒にいる相方さんにも感謝しています。


そして、この11年の間、この日に共に祈り、お参りくださる
仲間達やお客様に今日まで本当に支えられてまいりました。
鎧くんだけならず、相方さんまで失ってしまった私に
多くの方が、優しいお気持ちを向けてくださいました。
私にかける言葉を失ってしまった仲間たちの深い愛もちゃんと届いています。

鎧ちゃんと相方さんは四季の同期です。
一番先にお互いの演劇論を交わして仲良くなったのだそうです。
当然、歩んできた道も、生きていた世界も同じなので、
友人は殆ど、二人のことも、二人のそばにいた私のこともご存知です。
そうだったからこそ、みんなが一生懸命サポートしてくれたし見守ってくれました。
ただそれだけに、特に近しかった皆の心配は計り知れなかったろうなぁと。
本当にお心遣いありがとうございます。

昨日も書きましたが、私はこれからも二人の大切な日を記念していきますよ。
それがあたしのこの世での仕事だと思っているから。

「最後まで好きでいてくれるの?」

と言い続けた二人でしたからね。
最後まで愛しますよ。約束ですから。
人ってね、亡くなったからって、すぐに悟ったりできないんですよ。
だから、やっぱりこちらにいた時のように思うんです。
(臨死体験したとき、実感しました)
だから、彼らとの約束は裏切らない。
別に自分も彼らも縛ってるわけじゃなくてね
そういるのが当たり前なだけ。
だって、本気で愛した人、そんな簡単に忘れられる?
アタシには出来ない。ずっと好きですよ。

だから
これからの日々も彼らを愛していきますよ。
共に生きた日々を生かしていくために。
これからも共に生きるために。

また二人の命日前には皆様にお便りやご連絡差し上げると思います。
年に一度、彼らを囲んで、これまでのようにつながれたらと思っています。


昨日は多くの皆様から、あたたかなお言葉をたくさん頂戴しました。
昨日の東京は小雪の舞う寒い一日だったそうです。

そんな中、薔薇の花を抱えて、お稽古の合間にお墓参りをしてくださった
岡幸二郎先輩、今年も本当にありがとうございました。
とても岡さんをしたっていた鎧くんは死ぬほど喜んでると思います。
(ブログにも毎年書いてくださっていて嬉しいです。
下のブックマークからご覧下さいませ)

そして、私たちの魂の家族である三宅克典さん、
克兄もご体調の悪いところを今年もお参りしてくださいました。
本当に本当にありがとうございました。
FBにも懐かしい思い出話を書いてくださって本当にありがとう!


今週、お客様もまだお参りしてくださる方がいると思います。
本当に本当にありがとうございます。
鎧ちゃんは幸せ者だ!
皆様の愛に鎧くんも本当に本当に喜んでいると思います。


今年はガイちゃんの演じてきた作品上演を皮切りに、
相方さんの描いた作品、二人のやり残したもの、
それらを舞台化していきます。

ここからが私の本当の供養になるのかな。
遠く南の果からの作業ではありますが
お仲間の皆様と気持ちつなげて頑張ってまいります。

機会があれば、鎧ちゃん、相方さん、
二人を知る方々にご覧いただきたいなぁ、なんて思っております。

ではでは、皆様、今年も本当にありがとうございました。



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