青い空は動かない
雲片一つあるでない
夏の真昼の静かには
タールの光も清くなる
夏の空には何かある
いぢらしく思はせる何かがある
焦げて図太い向日葵が
田舎の駅には咲いてゐる
上手に子供を育ててゆく
母親に似て汽車の汽笛は鳴る
山の近くを走るとき
山の近くを走りながら
母親に似て汽車の汽笛は鳴る
夏の真昼の暑い時
中原中也
《八月になりました》
《去年採れた朝顔さんの種を蒔いて成長した今年の朝顔さん》
早いものです。八月です。
八月ってココロがなんとなし沈みます。
あ、
そこの人、
「アンタいつもやん」、って思いましたね?(笑)
残念、こんな私にもわずかながら差はあるんですよ。
わずかだけど。
八月は原爆記念日や終戦記念日やお盆があるでしょう?
呼応してしまうんです。
おばあちゃんとおじさんは能力者。
母方のおじさまやおばさまは幼くして原爆で無くなり、
その影は階段に焼き付き、未だ資料として現代に残り、
その親であるおばさまは原爆の語り部でした。
地元は特攻隊基地のあった知覧です。
祖父はシベリア抑留から戻ってきた人。
戦後生まれとは言え、戦争は身近でした。
そういう星の下に生まれているから。
それを引き継ぐ何かが魂の中にあるんでしょう。
私のライフワークの一つは、真実の歴史の中にある史実から
リ・イマジネーションさせて作品を作ることだったりします。
その中で戦争をテーマにしたものも書きます。
ただし「反戦」を語りたいわけではありません。
もちろん、戦争は反対だけど。
描きたいのは、どの時代のどんなときにも生まれくる「愛」です。
それはいろんな形の愛です。愛がそこに確かにあったことを書きたい。
私は、ただ、それを目指して書きます。
そして、お盆が来ます。
魂たちが戻り来ると言われる季節。
身近な人を続けて2人もなくしていると
考えたくなくても八月はイノチを考えてしまうのです。
でもね、これっていいことよ。
悪くない。
だって、おかげで私は忘れない。
忘れたら、それでこそ悲劇だから。
だから、いいと思ってる。
その分、知らない人の分まで手を合わせることができる。
それはすごく恵まれてること。
忘れるどころか、考えもしない世の中で、考えてられるんだから。
《大阪名物・粟おこしをもらいました。思い出の味》
父が粟おこしをくれました。
今は亡き、父の妹のふみよねえちゃんが
大阪からもどるたびに買ってきてくれた粟おこし。
そう言うと、父が、「そうそう、そうだった」と話をしました。
なんとなく、おねえちゃん孝行。
同じように、今日は知り合いのおじちゃんのお父さん、
あるおじいちゃんのことを思い出しました。
大好きだったおじいちゃん。
そしたら、自分のおじいちゃんの笑顔がぶわぁーっと広がった。
笑ってる。多分、思い出したから。
ホラ、八月ってさ、死を想うケド、生も感じるんだよ。
だから、この月の憂いってものを受け止めなくちゃいけないんだよ。
そんな風に思う。
イノチといえば、実家に新しい命がね。
《実家のちびニャンコ達 かわいい(*´`)》
イノチたちよ、平和で元気に、明るく自由にお育ち♪
賑やかでいいことだ。
我が家のワンズもお元気です。
《36度を超える暑さにめげず日光浴(すぐ帰ってくるけどね・笑)》
私?
うーん、どうだろ、相変わらずです。
お盆が近いせいかな、すこしナーバスになりやすいかもしんない。
担当医が変わっちゃって、あまり人と話せてないのもあるかな。
最近は今までに出なかったところにも直ぐに皮膚炎がでます。
多分、心で感じない分、体が何かを感じてるのかな。
相変わらず、ひざ下の精神性の皮膚炎は20年以上の長きにわたって存在。
ガッツリ広がって、多分、足が食い尽くされていくかもしれない勢い。
調べても全く原因も分からなければ、菌も見つからず。
人間のココロって。カラダって。未知だね。
目下、それが悩みといえば悩みだろうか。
でも、幸せ、ちゃんと。
ちゃんと、幸せはありますよ。
哀しみとセットでそれはあるって感じる。
ただ、まだ人と関わる気持ちになれないの。
どうしてかはわからない。
新しい先生はココロが傷ついてるのだから仕方ないって言う。
そうなのか、一体、何に、どう傷ついてこうなんだろう?
それを探る毎日。
気持ちはね、こんな風。
この孤独は誰にも
邪魔されたくない
と思った森の中のひとりの午後
そのひとときを支えてくれる
いくつもの顔が浮かんだ
今はここにいて欲しくない
でもいつもそこにいて欲しい
いてくれるだけでいい
いてくれていると信じたい
嫌われているとしても
嫌われることでひとりではない
忘れられているとしても
私は忘れない
孤独はひとりではない
谷川俊太郎
そうなの。
私の孤独の中にはみんながいるのよ。
そうでなかったら、きっと一人でなんかいられない。
だって、寂しがり屋だもん。アタシ。
さて、8月も頑張るかな。
私のできる精一杯で。
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