KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

メルコトン

2010-09-11 | KOFUKU日記



うちでは時折、英語とスペイン語の単語が日常語となるときがあります。
それは多分、私は若いときに英語圏の仲間と暮らしていて、時折英語色の強い場所に住んでいたからで、相方さんはスペインに暮らしていたから。

不思議なことに外国語で覚えたものはその言葉でしか表現できなくなったりするものです。
周りを見回すと、小さい頃にイギリスで暮らしていたカンナちゃんもそうです。
日本語表記で「バターカップの花」といえば言えるけど、カンナ嬢は「バタカップ」とおっしゃる。
イギリス人の友人は「ガール」って言うけど、私にとっては「グロー」・笑(最初に覚えたのが米語だから)
日本語でもちゃんと言葉はあるんだけど、そういうときって日本語は思い出せない。
そういうときは向こうの言葉で頭が回ってるのだと思います。
(カタコトしかはなせないけどね。)

で、我が家では、カモミールは「マンサニージャ」と呼ばれ、キッチン横のテーブルのある部分は「サルン」(サロン)と呼ばれます。
パエリアも「ぱえりあ」ではなく、「パエーリャ」か「パエージャ」と言います。

で、桃のジュースが大好きな相方はこれを

「めることん」(スペイン語で桃と言う意味)

と呼びます。

「何飲む~?コーヒー?お茶?ジュース?」
「あ、俺、メルコトン」
てな感じでしょうか?(笑)

可愛くないですか?「メルコトン」って?
響きが可愛いですよねー。
想像してくださいよ、屈強なスペイン男子が言うんですよ。
「メルコトン」

かわいい。可愛すぎる(笑)

ちょっとマイブーム。
メルコトン。



この夏、女子カメラでびゅーしました♪

2010-09-11 | KOFUKU日記


わたくしの人生で初めて手にしたデジタル一眼レフカメラ。
≪Nikon D40≫ 通称・でぃーよんじゅー(笑)またはリトル・ニコン

はい、この夏、ワタクシ、念願の女子カメラでびゅーしちゃいました(^^)

さて、話は変わって私の相方の職業は「芸術家」であります。
仕事はすべてプロフェッショナルであり、
そこらへんに自生している自称○○ではありません。
ですから、ただひたすら芸術する為に生きてます。
ご飯を食べるのも、お金を稼ぐのも「芸術」の為です。
勉強もレッスンもひたすらに努力を注ぎます。
自分の中に白黒はっきりついた論理と美的感覚が存在します。
精神にハリケーンカトリーナが来ようがびくともしないでしょう。
ぶっちゃけ、女も家庭もしごとしてるときゃあ邪魔にしかならねえぜ!
って言わんばかりのそれはまるで雲水の様にストイックな生き様です。

と、まあ、そんな相方さんの趣味はやはりそういう美感に影響された物なわけです。
そんな相方様の趣味はいくつかありますが、その中の大きな部分を占めるのが
「写真」
高校生のときからNikonのプロ用フイルム専用の一眼レフカメラを愛用していて、今もそのカメラは健在で、日々の中で活躍しています。
画家でもある彼は作品をすべて自分の手でフイルムに収めます。
そのためにもカメラはなくてはならないものです。
このカメラさんはスペインに留学した際も一緒にスペインに行って、美しい日々を写してきたそうで、帰国後も絵と写真の個展などもしたそうです。

時が経ち、相方の最も愛するぴーちゃんとのラブラブ生活のなか(笑I、彼女の日々をカメラに収めない日はありません。
マニュアルのフイルムカメラでは、ピント合わせの時間でぴーちゃまのまたとないシャッターチャンスを逃してしまうし、自然な姿を収める為、相方さんは新たに望遠レンズを購入したのをきっかけに、少しずつデジタル一眼レフや各種レンズ、フィルターや三脚などをオークションや中古カメラやさんを巡っては、それは長い時間をかけてコツコツとそろえてきたのでありました。
中古で安くはなってるって言っても、本格的なカメラは高いので、本当に少しずつ、もうそりゃあ昼ごはんも食べずに倹約して頑張ってそろえてきたんですね。
どれも相方さんの宝物です。

芸術家ですから、事前の勉強や研究にも余念がございません。
趣味をやるにもひたすらストイックでございます。
もちろん、フィルムカメラもデジタルカメラもプロの方が使うものです。
4つのうちの2つはプロ仕様のもの。
残りの二台は値段も比較的手ごろでや扱いやすい、アマチュアクラスのものだそうです。
いま相方さんが触るのはもっぱらプロ仕様のもの。
腕前はなかなからしく、近くの写真館のカメラ教室をやっているご主人様からも褒められて、フイルム出すたびに特別指導を受けているらしい(笑)
生徒さんの作品と一緒に彼の写真がお店に並べられています。
先生は彼の写真を見て「お仕事は芸術系」と一発で見抜きました。
構図の撮り方が絵を描く人だなと思わせたそうです。さすが先生。

先日、自宅に工事の方が来まして、ちょうど写真を撮っていた相方さんに作業員の方が
「わー!○○だー!憧れのフィルムカメラですよぉ!すごいなぁ~。
今は僕はデジタル使ってるんです。いいなぁ、触っても良いですかぁ~」
とおっしゃって、しばしカメラ話で盛り上がりました。
カメラ好きな人って多いんですね。

そして、相方さんの写す写真はいい。
ぴーちゃんは素晴らしく可愛い。
ただ見た目が可愛いのじゃなくて、写っているぴーちゃんの心が伝わってくるのです。
何気に写りこんだ風景も美しい。

最近、相方さんが写した写真の私のお気に入りはたくさんあるんですが、そのなかからちょびっと紹介。
   


いいなぁ、あんな写真とりたいなぁ~。
ケータイカメラで写すのも面白いけど、カメラ、面白そう。
憧れは募り、そうおもいながら写すのを見てました。

で、今年は梅雨の後くらいから離れ離れの生活していたのですが、先日少し長い夏休みがあって、家族でじっくり過ごしていた時、ずーっと家で待っていたぴーちゃんをある場所に連れて行ったんです。
そしたらぴーちゃんが大喜びでー(^^)
その一部始終をフィルムとデジタル一眼カメラに収める相方さん。
でも、写してると写れないじゃないですか?
それで、思い切って「写して見ても良い~?」と聞いてみた。
思いがけず、「いいよー」と貸してくれたのです!
その時は相方さんのデジタルカメラにはフイルム用レンズを使っていてオートになってません。
(ニコンのデジタル一眼にはフィルムカメラのレンズが使えるのです)
オートではないのでマニュアルで自分でピントを合わすのです。

みようみまねでファインダーを覗き、ピントをあわせて、良いなと思った瞬間にシャッターを切る。
ファインダーを覗いたら、景色が違う世界に見えました。
ピントを合わす。世界が急にぐうっと立体的になる。
すごい、おもしろいー!!
そのファインダー越しの世界のいろと、写したい物にピントを合わせていく作業がすごく面白いのです。
私が珍しく反応して、すごい面白がって写していたら、その日、何度かカメラを貸してくれました。
次の日、現像した自分が写した写真、思いのほか良いものに出来上がっていたんです。

感動~~~!

良いなぁ、おもしろいなぁ、と思っていたら、家で急に相方さんが「これあげる」と大きな箱をくれました。
入っていたのはニコンの一眼レフカメラD40。
@@ひょえ~~~!!!コレ、くっ、くれるのっ??
「あげる。いろいろ写せば。どうせ写すならちゃんとしたカメラで写したほうがいいよ」

ここのところ、ぴーちゃんのイラストを描きはじめたり、ケータイでよく写真を撮っていた私。
それを見ながらあんまり楽しそうに写していたし、私がショップの写真を撮るのに安いデジカメを買おうと思っているのを知っていた相方さん。
私は部屋の中や夕方や夜や電球の下の暗い目の場所で、自然光で写真を撮るのが好きなのですが、私のケータイでとった写真を見て、そういう写真がとれるものを相方さんが自分の4台の中からプレゼントしてくれたのでした。
私は手が小さいので、相方さんが使ってるような大きなボディはなかなか支えきれません。
D40は女性の手になじむ小さなボディでオートです。初めての人でもシャッターを押せば誰でも撮れます。
このカメラは暗いところでの写真に強いらしく、その上ボディが小さいので、お出かけの際の夕暮れにぴーちゃんの写真をささっと撮る為に相方さんがコレクションしていたものだったのですが、それをくれたのです。
いろいろなカメラ小物も相方さんがくれて、足りない物はオークションや中古カメラやさんで本当に安くそろえてくれました。
私は何も知らないので、わかりやすい女子カメラ本も買ったりして(笑)

相方さん、本当にありがとう~~~^^
頑張って、カメラマンになりまーす!(笑)

ちなみにこれはD40で初めて写してみたものです。

≪リサイクルショップで新品480円でGETしたお気に入りの22・5センチサイズの皮のサンダル・笑≫


≪道志村の山の中のせいたかのっぽのススキさん≫


今はまだ技術がないのでオートにして、ただフラッシュだけ使わないで、光の色そのままを写しています。
休みの家に居る間、いろいろと教えてもらったし、今年は一人の時間が長いので、本を片手にぴーちゃんと秋になった世界をファインダーからも見つめて見たいと思っています。

楽しみだなぁ~。

スープ変化~お豆なしあわせ~

2010-09-10 | KOFUKU日記
てなことで、今朝はトマトと野菜スープをいれてトマトクリームスープになりました。

もうお昼だから、うどんをいれてみた。
仕上げにバジル。
いきなりイタリアーンです。

さて、このスープにはいろんなお豆が入ってるんです。
私はすごくお豆が好きです。
お菓子もクリームも好きだけど小豆やお豆の餡が好き。
ごはんやオヤツにゆで小豆の缶詰そのままとかしょっちゅう食べます(笑)
パンも豆パンがすきです。
昔はお正月に親戚のうちに行くと、私の為に豆が煮てありました。
そのくらいにも豆がすき。ああ、お豆LOVE!

なのでスープとカレーにはお豆が入ります。
人がたくさん居れば戻して使うんですが、なんせ一人か二人だから。
で、お料理用にはゆでてあるのを購入したりします。
お気に入りはそのまま食べられるサラダ用のお豆パック。
これにはひよこ豆と大豆といんげんが入ってます。
私は一回か二回で一袋は食べきっちゃいます。

そんなに遠くないところに輸入品も扱うリカーショップがあって、そこからガルバンゾやグリーンピーズや花豆なんかのいろんな豆の缶詰も買ってきます。
アメリカンの友人達と暮らしていたときに豆料理を一杯教わりました。
よくタコスをトルティーヤから手作りして、タコパーティをしました。
その時に絶対に必要なのが「豆のマッシュ」
豆をゆででつぶした物です。
これが入ってないタコスなんてタコスじゃないのよ。
日本じゃあんまり入っているのを見ませんが。

豆文化のある国、アメリカ。
この小さな豆の一粒があの大きな人と国を支えたのだと考えると、小さい一粒の大きさを感じます。
素晴らしい。

いま歩いて1分の駅ビルが全面改装で16日からショップが半分以上総変わりするそうで、大好きなショップ輸入食料雑貨とコーヒーの店「カルディ」が入るそうです~!わ~い!
外国人の友人と一緒の頃から、カフェをやっている頃まで毎日通った私には親しみのあるお店です。
ラムレーズン入りのクリームチーズとか、カルピスバターとか、手ごろな価格で手に入るのはそこだけでした。
中華やタイ料理の材料も豊富、そして可愛い外国のお菓子も一杯。
お砂糖の入ってないオレンジやグレープフルーツジュースとかアメリカ仕様のものも一杯あります。
相方の大好きなスペインの食材やジュースもあります。
もちろん、豆缶も!重いからねぇ、近くに店が出来るとありがたいー!
わが家には欠かせないお店になりそうです。
だってー、安いんだよ(笑)
今からオープンが楽しみです。

とにかく小さな豆にはいのちをはぐくむ力があります。
食べないのはもったいない!

さあ、豆を食べて、今日もまめまめしく行きますか。
がんばりましょう!

ひとりごはん

2010-09-10 | KOFUKU日記


我が家は3人家族です。
相方さんとわたしとぴーちゃま。

なんせ芸術一家ですんで、旅公演やらなにやらかにやら、時には家族が長い間遠方に出かけちゃったりなんかして、ぴーちゃまと二人で過ごすことも多いです。
今年はそういう一人で過ごす期間が多い年です。

皆で居るときはご飯も美味しいですよねー。
やっぱり親しいたくさんの人とご飯食べるって幸せなもんです。
美味しい上に一緒に居るしあわせがあるもんねぇ。
お料理するのも楽しいし、外食もまた楽しいし。
ところが、心ってのはころころのココロですから、一人となると、とたんに食欲失せません?

アタシはその辺が顕著です。
いえ、食べるの大好きなんですよ。同じくらい作るのも好きです。
が、一人になるととたんにそのどちらにも興味が失せます。
味はわかりますが、正直、何を食べてもあんまりおいしくありません。
最初はいろいろ食材も買って頑張ってみちゃったりするんですが、そのうち完全に飽きます。
食を考えることすら飽きてしまいます。

でも、それなりにおなかは空くのだよ。。。。
そして、なにを食べたいかが解らない状態が続くわけです。
最終的にぴーちゃまのお食事を作るついでに自分のを作る様になります。

前回の一人が長い時期は焼きビーフンがマイブームでした。
ぴーちゃんのご飯のお肉を焼いた後に作れるから(^^;)
今回のマイブームはスープとパンとクラッカーです。

私は食べ物何が好きですか?と聞かれたら麺類とスープと卵料理と答えるかと思います。
次が粉物とご飯ですね。
前回の一人が長いときもスープは良く食べてました。
なんせ以前カフェやって居た時、ママさんが急病になりまして、厨房を皆でやることになったとき、毎日、一ヵ月半、違うスープを作った女です。
そのくらいスープ好き~

とか言っちゃってますが、相方が居ないと凝ったものは作りません。
アタクシ、アメリカ人と暮らしてましたんで、合理的なお料理も好き。
缶詰にレトルトやスープキューブ大好きざんす。
前回はキャンベルスープの安売りがありまして、大変お世話になりました。

しかーし、今回は各種スープの素やら野菜やお肉のゆでたダシで作ったりしています。
今日の写真は今夜のご飯でした。
スープの中味は基本これです。
必ず豆と野菜とハムかベーコンかウインナーかお肉を入れる。
今夜はチャウダーでした。

このスープには段階があります。
なぜならスープは一人分作ってもおいしくないのよ。
たくさん作るから美味しいんだわね。
と、いうことで、一気になべ半分くらい作るわけですね。

となりますと、ひとりですから、ずっと食べてるとこれまた飽きるじゃないですか?
ただでさえ、食べるのが面倒なわけですから、意欲は失わないように努力せねばなりやせん。
で、考えたのが活用法です。

1、まず、ぴーちゃんのお肉とお野菜をゆでる。(これ大事・笑)
出たダシのみにお塩で味をつけたスープかコンソメキューブをいれたシンプルなスープにします。
これはチーズトーストとか乗っけると美味しくいただけます。
耐熱容器にたまねぎのすりおろしにバターを入れてチンしたのを入れると、とたんにオニオングラタンスープの味になるのよ。
炒めるのが面倒だからやってみたら以外に美味しく出来ました。
時間かけてたまねぎ炒めなくても出来るので、ぜひお試しあれ~。

このスープがあまったら

2、牛乳を入れてチャウダーにする。
クラッカーかシンプルな白パンや黒パンと食べると美味しいし、ご飯にかけても、パスタにかけても美味しいよ。

これでもあまったら

3、生トマトか缶詰を入れてトマトクリームにする。
これ、かなり美味しいです。ツナ缶いれても美味しいよ、やってみてね。


そんでもあまったら

4、カレー粉を入れてカレーにする。
うどん、入れると美味しいです。


途中、水と具財を足していきます。
まあ、こんな風に一人と一匹の食事は出来上がっていくわけですね。

でも今年はそんな味気ないお食事の日々が長いので、家族全員で食べるご飯が美味しいです。
お塩のお結びだけでもご馳走になります。
日数は少なくてもそんな幸せな食卓が増えた気がします。
ありがたいことだなぁ~。

そして思う。
食べてる内容も大事だけれど、食べてるときの気持ちはもっと大事。
自分達の身体とココロに現れているもので実証されてます。
やっぱり幸せだと身になるのだ。笑顔に変わる。

だから私は幸せに食べたい。それも家族全員で。
こんな食事は(内容も状況も)嫌だー!と一人でも思う人が居たらそれはやっぱり悲しい食卓。
皆が幸せだと思える食卓にしたいなぁ~と思うのでありました。

さて、明日は何を食べましょう?

秋のはじまり

2010-09-03 | KOFUKU日記

≪道志村の山奥で 秋のはじまり PHOTO BY あんじゅ≫

9月になりました。
残暑、猛暑はまだまだ続いていますが、夕方にそっと吹き抜けていく風や
夜の美しい月の光や虫の音に小さな秋を感じます。

いろいろ身辺で起きていて、なかなかアップも出来なかったりします。
ご心配してご連絡くださった皆様ご心配ありがとうございます。
確かに大変で心配事も多く、思いがけない日々を暮らしてはおりますが、
なんでしょねー、起きている大変な数だけ、
とてもあたたかな幸せな時間を大事に過ごしています。
なかなかお便りはできませんが、私は大丈夫です。
ありがとうございます。


9月1日、思い立って久しぶりに道志村の山の中に行きました。
いつもは山梨側から富士五湖に向かって山を抜けますが、
今回は清瀬ダムを通って、道志の村を抜けました。
道志村は山の中をあたたかな田舎道が続く良いところです。

途中、道志の湯という村立のお風呂があるんですが
そこを目指していったら、すでに日暮れ前になってしまいました。
でも山の上のほうは光がまだまだ差しています。
相方と光のある場所に写真を撮りに行こう!と光を目指して山の中に突入!(笑)

で、林道に入ったわけですが、多分、ここは普通の車では入れません(^^;)
それなのに、ビックリするところに、すごい素敵なキャンプ場やバンガローがあったりして。
皆、どうやって来るのだ???

オフロードのバイクの練習場と思われる場所を発見。
しばし、撮影大会(笑)
ぴーちゃんは近辺の山の中を自由に散策。
オフロードのコースの轍を調子よく登っていったは良いけれど
振り返ったらすごい上にいることに気づき、固まるぴーちゃん(笑)
時々、おしりで滑り台をしつつ下りてきたら度胸がつき
どこまでも登っては下りて楽しそうでした。

まわりは薄く色づきはじめた木々、ススキの群れが風に吹かれてゆれています。
もう秋が来ていました。

帰り道、せっかくなので林道を抜けて本道に戻ることに決定したのです。
方位磁石一つを頼りに山に突っ込むわけなんですが(^^;)
相当の海・山の林道を走ってきた私たち。
今回もあまり気負う事無く、笑顔にて出発。

が、苦難は待ち受けていた…。
そこまで至るにも相当の道幅の狭さとぼこぼこの道だったんですが、
こ、これは、道なのかっ?道と呼んで良いのかい?と聞きたくなる様な獣道が続く。
でも、かすかに残る轍のあと。
い、いや、通れる、通れるはず、通れますよね、、ちょっと覚悟はしておけ?
と関白宣言風に言い聞かせる私たち(^^;)
日が落ちた後のどんどん暗くなる山。

あああああ!目の前にちいさな川が!
端っこ崩れ落ちてるしー!!!
落っこちたら谷だっつの!

慎重に水を突っ切る。
驚いたのもつかの間、斜めになったままじゃないと走れない幅の道やら、
鉄砲水で崩れたらしき道、横切る小川、転がる落石、
車幅ぎりぎりの谷淵のカーブ道、難所数知れず。
間違いなく、これはこれまでの林道人生の中で一番のサバイバルな道ざます(タラリ。。。)

そして、長い時間をかかって道を抜け、光が!
車が通り過ぎる光!やった、本道にでたー!
手前には人家の明かり、勢いを増す我らが乗った車!

キャ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
目の間に大きな黒い門がああああああああああ!

ここまできて出られないのー??

ん?門にプレートが?なんか書いてある?
アセって出て行く相方。近寄って読んでみる。

「開けたらしめる」

・・・・・・・・。

はい。わかりました。

鍵を開けて、閉めて、無事に本道に戻れましたとさ。
いや~、ほんとに焦ったってばねー。

一路、富士五湖側から帰路に着きました。
山中湖半で温度計を見ると18度。

皆さん、もう秋です。