若い頃オートバイに乗っていたが一旦卒業し数年後、数十年後にまたオートバイに乗り出す、業界ではこういう人達をリターンライダーと呼んでいる。何を隠そう私もその一人でリターンして今年10年目である、その後に乗ったオートバイの記録などしておこうと思う。
高校を卒業した息子のお古、通勤では最寄り駅まで自転車からこのヤマハ・JOGにかわった。前輪ディスクブレーキのリモコン・JOG、出足は抜群の良さで通勤バトルでは負けなし。これに乗ったがために通勤だけでは済まなくなりリターンライダーの道を歩み始める。
HONDA フォルツア H19年に購入。
Dラーツーリングに五回位参加したが、1年後に走行距離1万kmで次のオートバイに乗換え。モトパラで草津温泉へ一泊ツーリングした時の写真、非力で出足も遅くやはりスクーターはオートバイではない!!
BMW R1150RS
4年落ちの中古ではあったが走行距離5千kmと慣らしがやっと終わった状態の極上車、エンジンブレーキがきつく乗り始めの頃はギクシャク感があったが、8年間7万kmも乗るとエンジンもまろやかになり自分との一体感も感じる様になったが、生身の人間は不可逆的な老化の一途をたどる。クラッチが重い、車体が重い年々ツーリングの疲れが大きくなりR1200GS LCに乗り換える事になる。
BMWといえば水平対向エンジンだがテレレバー、パラレバーという独特なサスペンションシステムを持っている。フロントのテレレバーは減速時のフロントの沈み込み抑え安定した走行性能を維持できるというもの。
Bimota Tesi-1D
不思議な構造のオートバイである、なにせフロントフォークがないのだ。センターハブ・ステアリングと言ってハンドルバーの動きをリンクを介してフロントホイルに伝え、独特な構造のハブと車軸が三次元的な動きをする事で滑らかな操舵が出来る。これはBMWのテレレバーと同じ様に、減速してコーナーに突入する際ノーズダイブを抑え安定した走行性能を実現するためのもの。
車体は勿論BimotaだがエンジンはDucatiの900cc、デスモドロミックである。燃費が悪くてガス欠になった事を思い出す。
見てもなかなか構造は理解できない。