空海が高野山に仏教の修行場を開いてから今年が1200年という事で、高野山では一大イベントが行われている最中。ゴールデンウィーク中の混雑を避け連休最後の日にクルマで参詣しました。
東名高速→伊勢湾岸道→東名阪道→西名阪道→京奈和道を経て、橋本から国道371号で登って来ました。約30Kmの道のりで出合った対向車は15台以下、おそらく地元の人しか通らない道みたいです。クルマの運転に自信のない人は370号で登った方が無難(対向車がバックして道を譲ってくれたこと3回、私がバックした事1回)。
高野山に着くとクルマを宿坊に預け、まず向かったのは奥ノ院空海の御廟があります。入り口から2km程歩くのですが、その歩道の両側には苔むした墓石や宝塔が無数に並び荘厳な雰囲気が漂う領域です。
石田三成、明智光秀、前田利長、豊臣秀吉など戦国武将、大企業の創始者、作家などの名が刻まれた墓標、大企業の名が刻まれたピカピカのものもありました。記念に写真を撮る人もいましたが私はここでは一度もシャッターを押しませんでした。
昔も今も高野山に墓を持つこと(埋葬されること)、それが叶わなくても墓標を建てるだけでもステータスなんですかね。
金剛峰寺入り口で高野山の ゆるキャラ『こうやくん』と記念写真。順番を待つこと5分良い記念写真が撮れました。
高野山詣では二度目、最初に来たのは35年位前で、金剛峰寺の景観に記憶はないが建物はあまりお寺らしい形ではないのと屋根に天水桶が設置されているところが印象的。
根本大塔、中に入ってお参りの際うっかり脱帽をせず坊さん(修行僧)に注意されてしまった。
172年ぶり再建された門(中門)に構える大きな像、外に向かって立つのが持国天と多聞天、内に向かって立つのが広目天と増長天。 顔だけをどアップで撮ってみました。
広目天
持国天
仏教の聖地 高野山にはホテルや旅館と言ったものはおそらく無いのでしょうね。じゃらんで検索すると出て来るのはお寺さんばかり、つまり宿坊です。普門院という由緒あるお寺にお世話になりました。
時間厳守で夕飯が始まります、勿論ここで頂くのは精進料理。般若湯のオーダーは出来ましたが・・・ 肴になる様な食材がありません。
朝は6:30から本堂で僧侶の勤行が始まり7:30朝食、チェックアウトは9:00です。たまには低カロリーの食事は良いと思いますが、腹が減ってかえって間食が多くなり元の木阿弥です。
帰路は高野山開創1200年記念の『結縁行脚守』を携え550kmの道程を無事帰還いたしました。