エンジンオイル交換しました。
鉱油のシエブロン20W-50+添加剤 を使ってきたが、今回は100%化学合成
オイルを試すことにした。MOTUL300V,Mobil-1など選択肢は多いが、
MOTULのような高価なオイルはちょっと手が出ない。なぜかカストロール
SYNTEC20W-50にした。30年前モトクロスをやっていた頃は植物性の
カストロールを使っていたので安心感もあってのこと。というより一番手軽に
入手できる状況だったからです。
当時カストロールって良い匂いがしていた。
これがカストロールの象徴、この匂いを得意になって
振りまいて走ったものだ。最近この匂いをまき散らして
走る2サイクルの原チャを見た。当時と同じオイルとは
思えないがこの匂いがなんとも懐かしい。
(SYNTEC20W-50 は良い匂いしません)
今回のエンジンオイル交換は、MOOさんの7/26のブログを参考にして
交換作業をしてみた。
【参考M-1】
ドレンからオイルを抜いた後、給油口からコンプレッサでエアを送り込み
エンジン内の残留オイルを追い出す。少し錆びも出ているし汚れも着いて
いたエアガン、これがエンジン内に入ったら大変。綺麗に拭いてから使用。
給油口とエアガンの隙間はエウスで塞いでエアを送る。
ドレンからダラダラとオイルが出てくる。MOOさんがブログに書いていた様に
100㏄程度出てきた。
【参考M-2】
取付け前のフィルターにオイルを満たしてから取付ける。
写真はオイルを入れる前です。
MOOさんの使ったオイルとは大違いだが、その他の基本的作業は
同じようなものでしょう。 フィルターのゴムパッキンにオイルを塗るのは
基本です(塗らないと必ず漏れるという事でもないが、絶対に怠っては
ならない工程です)。
オイルを塗る理由は、エンジン側の金属表面とフィルター側の
ゴムパッキンがお互いにドライであった場合、フィルターはねじ込んで
回転しながら取付けるので、すべらないとゴムパッキンがヨジれたり
ずれたりするためだと私は思っています。
オイル少し入れ過ぎたかな。
このエンジンの所定量は3.750㏄ (フィルタ交換時)
このボトル1本は 946㏄ 4本入れると3.784㏄ 4本全部いれた。
翌日エンジンが完全に冷えた状態では気液界面(油面)が
僅かに見えていた。これなら問題ないだろう。 MOOさんの参考M-1
やっといて良かった。
オイルレベルは、エンジンの作動温度で見るのが正しい見方。
オイルの熱膨張は結構大きくて、3.784㏄ は≒4.100㏄ になる。
熱膨張率7.5x10-4 常温から100℃の温度変化(上昇)
があったとして計算した。
【カストロール SYNTEC20W-50】
オイル交換した後に、調べてみてビックリ
100%化学合成である事は間違いないが
SYNTECにはいくつか種類はあるが、20W-50は特異な存在で、
設計コンセプトはクラシックカーとかビンテージカーと呼ばれる古いクルマの
エンジンをいたわりつつ性能を引き出す。このような目的で作られた
オイルらしい。亜鉛系の潤滑剤が入っていて、この(有機?)亜鉛が
特徴的な潤滑性能を発揮する。オイルとして申し分ない性能を持っていると
は思うがちょっと気になる事が書いてあった。
1.Not for sali outside the amerinas.(ボトルに書いてあった)
2.SYNTEC 20W-50 does not meet the catalyst compatibility requirements
of vehicles manufactured since 1993.
この亜鉛が触媒表面を覆ってしまうと触媒が機能しなくる。長期間使用しなければ
大丈夫だと思うけどな