定期点検で預けていた愛車 R1150RS を引取ってきました。
1.12ヶ月
2.タペット調整
3.エンジン左右の同調
4.ブレーキオイル交換
5.ギヤオイル交換
6.デフオイル交換
7.スパークプラグ交換
合計54,569円
この1年間(正確には11ヶ月)で走行距離はジャスト10,000Km。
BMWディーラーで点検してもらえば安心(ミスもあったけどね)。これでまた
高速道路を飛ばせるぞ。スパークプラグを交換したがこんな状態でした。
エンジンはツインスパークってやつなので、この写真の様に1つの気筒に
下からと横から2本、合せて4本のスパークプラグがついています。
横から付いてるプラグは良い焼け具合ですが、下から付いている
プラグは焼けが悪いですね。オイル喰いのボクサーエンジンですから
下側のプラグはこの様になるのは当然です。
電極部分を拡大した写真ですが、オイルやガソリン中の不純物などの
燃えカスが歯石の様に付着しています。結構分厚くくっ付いていました。
燃焼室(ヘッドとピストン頭部)も同じように付着しているはず。
この燃えカス、硬くてもろくて、赤熱するのでシリンダー内に落ちるとトラブルを
起こす場合もあります。10,000km走行でエンジンクリーナーを入れようと
思って買置きしていたのだが、5,000kmでやるべきだったな。
【エンジンクリーナーの話し】
さっそく、買置きのワコーズのフューエルワンをガソリンに添加。
☆フューエルワンの効能と価格
燃焼室清浄効果
燃料系の汚れ除去、防錆
定価 1,680円/本(300ml)2~3タンク分
今回の購入価格は 1,100円
☆BMW純正『燃焼室クレンザー』
燃焼室清浄効果のみ
定価 2,100円/本(250ml)2~3タンク分
燃焼室清浄効果には夫々違いがあるらしい。フューエルワンは効き目が速い
BMWの燃焼室クレンザーは効き目は穏やか。燃えカスが多く付いてる場合は
歯石の様に硬くなった燃えカスが脱落しないように、効果が穏やかな方が
良いのです。脱落しないよに急激な加速などはしばらく慎まなくてはね
続編(本音)
30年前に乗っていた頃は、この程度じゃプラグ交換しませんでした。
自分で掃除してました。絶縁部を傷めないように、ワイヤブラシとマイナス
ドライバーでヒッコスッてOKでしたよ。その時に気を付けたいのはプラグの
ガスケット(金属ワッシャ)は一度締めこむとツブレて再び取り付けたときの
シール性が少し低下する事があるので、強めに締め付けていましたね。
(ハイオク仕様のRエンジンは、圧縮比が高いので漏れ易いかも?)
燃焼室に溜まる未燃焼カーボンですが、このプラグの感じからすると心配する
程ではないと思っています(30年前の経験からすると)。 ただ、BMWの場合は
溜まり易いらしいので、早目に洗浄剤を入れてやるべきでしょうね。
歯石の様にプラグに付着した物と燃焼室に溜まる未燃焼カーボンは、
夫々別物で生成のメカニズムも少し異なっていると思います。ですから
プラグの歯石が写真の様に厚く付いていても、燃焼室に未燃焼カーボンが堆積
しているとはいえないのです。しかしこのカーボン堆積は燃焼室だけじゃなくて
排気バルブの裏側等にも溜まって、バルブの密閉不良による出力低下
やメカ部品の損傷につながることがある。どんなエンジンでもある程度は必ず
溜まるものだと思いますが、堆積の量と堆積の進行度合いは、エンジン温度と
燃焼ガスの流れで違ってきます。低回転域で溜まり易いのは間違いないのです。