ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が公園カウンセリングや訪問カウンセリングなどをやっています。

ちいさな、ちいさな、男の子とお父さんの物語-じーじの旅・親子のスケッチ

2024年08月15日 | 「おとな」の親を考える

 2018年のブログです

     *

 露天風呂から上がって、いすで涼んでいると、3歳くらいのちいさな男の子とお父さんがやってきました。

 男の子は服を脱ぐと体重計にのります。

 そして、おとうさん!たいじゅうがふえた!とお父さんに報告します。

 お父さんが、そうか!と喜ぶと、男の子は、9がいっぱいだ!といいます。

 お父さんが、9がいっぱい?と戸惑っていると、男の子は、1999だ!と自慢をします。

 男の子はさらに、きのうは2001だったんだよ、きょうは9がいっぱいで、すごい!といいます。

 お父さんは、うーん?とうなりながら、体重計のところにやってきて、○○くん、19と20はどっちがおおきいか、わかる?と聞きます。

 男の子は、わかんないけど、9があるから、19かな?とやや自信なさげに答えます。

 お父さんは、じゃあ、20までかぞえられるかな?かぞえてみよう!といいます。

 男の子が、1、2、3、4、…と数えはじめます。

 13、14、15、えーと、16、えーと、18、えーと、20、できた!とうれしそう。

 でも、お父さんが、17と19がまいごになっちゃったね、といいます。

 男の子は、まいごになっちゃった!、といいます。

 お父さんは、タオル1枚で前を隠しただけの姿だったので、じゃあ、おふろのなかでもういっかい20までかぞえてみよう、と男の子にいって、二人で露天風呂のほうに行きました。

 おおらかなお父さんと素直な男の子。

 いい町です、東川。     (2018.8 記)

 

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じーじは「終戦の日」という言葉がきらいです-じーじのじいじ日記・セレクト

2024年08月15日 | じいじ日記を書く

 2022年8月15日の日記です

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 今日は、「終戦の日」。

 しかし、じーじは、「終戦の日」という言葉がきらいだ。

 「終戦」ではなく、正しくは「敗戦」である。

 じーじの信頼する人々は、「敗戦」という正しい言葉を使う人が多い。

 「終戦」も「敗戦」もそんなに違わない、という意見もあるかもしれないが、事実は「敗戦」であった。

 連合国のポツダム宣言を受諾し、無条件降伏をしたわけである。

 軍国日本は瓦解した。

 どう考えても、「敗戦」である。

 しかし、自民党政府がお得意の、言葉の変更で、「敗戦」が「終戦」になっただけである。

 そのほうが、政府や自民党、そして、国民が受け入れやすかったのであろうと思う。

 しかしながら、事実から目をそらしていいけないと思う。

 事実を事実として、ありのままを歴史として記憶することが、本当の反省に繋がると思う。

 「敗戦」の反省を受けて、日本の人々は平和憲法を守ることとなったわけだ。

 「終戦」というきれいごとの言葉ではなく、「敗戦」という苦しい言葉をかみしめて、平和を希求することが、本当に大切なことではないかと思う。      (2022.8 記)

 

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