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ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が新潟市で公園カウンセリングなどを相談、研究しています

朝の散歩で東川町の歴史を知る-じーじの2019北海道の旅

2024年08月23日 | ひとり旅で考える

 2019年のブログです

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 東川町にいます。

 毎朝、散歩をしていると、古い倉庫がたくさんあることに気づきます。

 レンガの壁には東川町農協とか東川村農協などと書かれていて、なかなか風情があります。

 小樽のようにうまく活用されたらいいのにな、と思っていたら、先日の写真フェスティバルの会場になったりして、素敵でした。

 今の中心街より少し外れたところに倉庫がいっぱいあって、なんとなく不思議に感じていたのですが、今朝の散歩の途中でひとつの石碑を見つけて、理由が判明しました。

 石碑を読むと、そこは旧旭川電気軌道という鉄道の東川駅の跡。

 そういえば、じーじが子どもの頃、旭川四条駅から東川まで電車が走っていたことを思い出しました。

 残念ながら50年くらい前に廃止になってしまったのですが、その東川駅の近くに倉庫があったようです。

 鉄道でお米なども運んだのでしょうか、

 電気鉄道というと、なんとなく客車のイメージしかなかったので、もし貨車があったとすれば、歴史好きのじーじとすると勉強不足です。反省、反省。

 あとで旭川や東川町の歴史の本で調べてみましょう。

 朝の散歩で、東川町の歴史にふれて、ちょっとインテリになった気分のじーじです。    (2019.8 記)

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 2022年夏の追記です

 その後、調べてみると、確かに、客車の後ろに貨車をつなげた写真を見つけました。

 人と一緒にお米なども運んだようです。

 この年になっても知らないことがいっぱいあって、もっともっと謙虚に勉強をしなければなりません。     (2022.7 記)

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 2022年夏のさらに追記です

 先日から東川の図書館で、なんと、東川の電車、という企画展が始まりました。

 その中に、貨車をつなげて走っている電車の動画があって、びっくり。動画は初めて見ました。

 貨車には、肥料や石炭を積んでいた、というナレーションがあって、勉強になります。

 すごい町ですね、東川は!     (2022.8 記)

     

 

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ビオン(松木邦裕ほか訳)『ビオンの臨床セミナー』2000・金剛出版

2024年08月23日 | 精神分析に学ぶ

 2018年のブログです

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 イギリスの精神分析家のビオンさん(というのもなんか変なのですが、ビオンと呼び捨てにするのも失礼なので、ビオンさんと呼びます)の『ビオンの臨床セミナー』(松木邦裕・祖父江典人訳、2000・金剛出版)を再読しました。

 ビオンさんのご紹介も初めてでしょうか。

 なかなか難しい本で、うまくお伝えできるか、やや心配です。

 もっとも、じーじの尊敬する藤山直樹さんでも、ビオンさんは7割くらいしか理解できていない気がする、と、ある本でおっしゃっていますので、じーじなどは1~2割がいいところかもしれません。

 本書は、ビオンさんのケース・スーパーヴィジョンを紹介している本で、なかみはなかなか深いです。

 おそらく、経験のある人ほど、学べることは多いと思いますが、じーじのような初学者にはうわべを理解するだけで精一杯、しかし、それでもそれなりに勉強になると思います。

 今回、印象に残ったことをひとつ、ふたつ。

 一つめは、ビオンさんがよくおっしゃいますが、セッションはすべて初回セッションである、ということ。

 このことは本書でも、何度も何度も繰り返し強調されています。

 同じ内容を、今日は昨日ではない、とも表現されています。

 二つめは、これも有名な言葉ですが、記憶なく、欲望なく、理解なく、という精神分析についての言葉。

 一つめとも関連しますが、今、ここで、に集中することの大切さを強調されています。

 ビオンさんは、大切なのは今、起きていること、私たちが何かできるのは現在だけ、とも述べておられます。

 三つめは、キーツさんの言葉を引かれていますが、シェイクスピアさんは確かさに性急に到達しようとせず、あいまいさに耐えられた、と述べている点。

 ここでもキーツさんが出てきて驚いたのですが、それがさらに、あのシェイクスピアさんが原典らしく、びっくりです。

 じーじは今、ようやく古本屋さんで購入したキーツさんの書簡集を読んでいる最中なのですが、さらに遅まきながらシェイクスピアさんも読まなければならないのかもしれません。

 年を取ってもどんどん忙しくなりそうで、今でもくたびれきっているじーじにはうれしい悲鳴の今日この頃です。       (2018. 11 記)

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 2021年夏の追記です

 じーじはこの時、初めてビオンさんーキーツさん-シェイクスピアさんのつながりを知ったようです。        (2021.8 記)

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 ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人・個人開業)のご紹介

 経歴 1954年、北海道函館市に生まれ、旭川市で育つ  

    1977年、ある四流私立大学文学部社会学科を卒業、浦和、新潟家庭裁判所などで家庭裁判所調査官として司法臨床に従事する  

    2014年、定年退職間際に放送大学大学院(臨床心理学プログラム・修士)を修了 

    2017年、臨床心理士になる

 仕事 個人開業で、カウンセリング、心理療法、家族療法、遊戯療法、メールカウンセリング、面会交流の援助などを研究しています

 学会 精神分析学会、遊戯療法学会会員

 論文「家庭裁判所における別れた親子の試行的面会」(2006・『臨床心理学』)、「家庭裁判所での別れた親子の試行的面会」(2011・『遊戯療法学研究』)ほか 

 住所 新潟市西区

 mail  yuwa0421family@gmail.com    

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