2020年9月のブログです
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本棚を眺めていると、なんと、荻原浩さんの『なかよし小鳩組』(2003・集英社文庫)が目にとまりました。
このあいだ、シリーズ第3作の『花のさくら通り』を読んだばかり。
ユングの共時性、でしょうか(?)。
これは読まない手はありません。
しかも、例によって、ほとんど内容を忘れてしまっているので、新刊同様にワクワクしながら読んでしまいました。
面白かったです。
この本も電車の中で読んではいけません。
メインの登場人物は第3作とほとんど同じですが、ゲスト(?)がすごい!
ヤクザさんです。
小鳩組。
かわいい名前ですが、本物のヤクザさんたちです。
あらすじは書きませんが、お話は主人公たちとヤクザさんたちのドタバタ劇。
ヤクザの怖さも出てきますが、ホロッとする場面もあります。
そして、ラストがすごい!
驚愕のラストです。
読後感はとても爽快!
いい小説です。
荻原さんはあいかわらずいい仕事をしています。 (2020.9 記)
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同日の追記です
シリーズ第3作、第2作と読んだので、次は当然、第1作『オロロ畑でつかまえて』となりますが…。
『なかよし小鳩組』は、なぜか、読んで、読んで、という感じで、本棚の一番前にあったのですが、『オロロ畑』はどうでしょうか。
ざっと見た感じでは、見当たりませんね。
またまたかなりの恥ずかしがり屋さんのようなので、年末にかけてのお楽しみになりそうですね。