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荻原浩『なかよし小鳩組』2003・集英社文庫-ハチャメチャで魅力的な登場人物に笑ってしまいます

2024年09月24日 | 小説を読む

 2020年9月のブログです

     *

 本棚を眺めていると、なんと、荻原浩さんの『なかよし小鳩組』(2003・集英社文庫)が目にとまりました。

 このあいだ、シリーズ第3作の『花のさくら通り』を読んだばかり。

 ユングの共時性、でしょうか(?)。

 これは読まない手はありません。

 しかも、例によって、ほとんど内容を忘れてしまっているので、新刊同様にワクワクしながら読んでしまいました。

 面白かったです。

 この本も電車の中で読んではいけません。

 メインの登場人物は第3作とほとんど同じですが、ゲスト(?)がすごい!

 ヤクザさんです。

 小鳩組。   

 かわいい名前ですが、本物のヤクザさんたちです。

 あらすじは書きませんが、お話は主人公たちとヤクザさんたちのドタバタ劇。

 ヤクザの怖さも出てきますが、ホロッとする場面もあります。

 そして、ラストがすごい!

 驚愕のラストです。

 読後感はとても爽快!

 いい小説です。

 荻原さんはあいかわらずいい仕事をしています。      (2020.9 記)

       *

 同日の追記です

 シリーズ第3作、第2作と読んだので、次は当然、第1作『オロロ畑でつかまえて』となりますが…。

 『なかよし小鳩組』は、なぜか、読んで、読んで、という感じで、本棚の一番前にあったのですが、『オロロ畑』はどうでしょうか。

 ざっと見た感じでは、見当たりませんね。

 またまたかなりの恥ずかしがり屋さんのようなので、年末にかけてのお楽しみになりそうですね。

 


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