『軍師官兵衛』第35回『秀吉のたくらみ』(2014年8月31日 演出・田中健二)
登場する有名人・武将の『信長の野望』シリーズでのだいたいの能力評価(テロップ順)
黒田 官兵衛 孝高 …… 知力84、統率力67
(演・岡田准一)
徳川 家康 …… 知力102、統率力65
(演・寺尾聰)
黒田 長政 …… 知力77、統率力63
(演・松坂桃李)
浅井 茶々姫 …… 知力16、統率力21
(演・二階堂ふみ)
高山 右近 重友 …… 知力71、統率力75
(演・生田斗真)
母里 太兵衛 友信 …… 知力44、統率力80
(演・速水もこみち)
後藤 又兵衛 基次 …… 知力14、統率力75
(演・塚本高史)
石田 三成 …… 知力92、統率力60
(演・田中圭)
井伊 直政 …… 知力69、統率力81
(演・東幹久)
島津 義久 …… 知力95、統率力88
(演・永澤俊矢)
豊臣 秀長 …… 知力83、統率力75
(演・嘉島典俊)
本多 忠勝 …… 知力66、統率力84
(演・塩野谷正幸)
榊原 康政 …… 知力45、統率力78
(演・中村育二)
毛利 輝元 …… 知力85、統率力80
(演・三浦孝太)
小早川 隆景 …… 知力83、統率力77
(演・鶴見辰吾)
宇都宮 鎮房(しげふさ)…… 知力55、統率力75
別姓・城井。豊前国の戦国大名。平安時代末期から400年以上も同地を支配している名族の当主。(演・村田雄浩)
千 利休
(演・伊武雅刀)
豊臣 秀吉 …… 知力95、統率力94
(演・竹中直人)
ざっとの感想
●まさしく「サルとタヌキの芝居セッション」といった感じで、事前打ち合わせ見え見えの「陣羽織エピソード」が『軍師官兵衛』でも映像化されたわけだったのですが、秀吉が「徳川殿がこのわしに従うさまを、皆の前で見せてほしいのじゃ!」と懇願したところで、あの大坂城大広間のせまさじゃあ、政治的影響力もたかが知れてますわいな! 大広間セット、やっぱせますぎだろ!! いくら諸大名が家康謁見の場にいるっつったって、20人くらいしか入れない部屋で豊臣・徳川両家の重臣がそのほとんどなんだったら、秀吉が見せつけたかった大名さんって、いったいあそこのどこらへんにいたんですか!? 竹中・寺尾ご両人の演技が冴えただけに、本当に残念なスタジオ撮影事情でございました……
しっかし、プロレスのマイクパフォーマンスなみにわかりやすいあのやりとりを見て、素直に家康の忠誠心がマジだと感動している黒田長政って、いったい……これには官兵衛も苦笑いですね。槍の稽古なんかどうでもいいから、おまえは『週刊プロレス』読んで社会の勉強にいそしめバカー!!
ふつう、会見の席なのにわざわざ戦争用の陣羽織を着てる人がいたら、「あぁ、あれ、なんかに使われるんだろうな。」って察しがつくでしょうがよ。
○一瞬だけのカットながらも、秀吉の陣羽織を肩にかけて袖を通さない着こなしが異常に似合う家康。う~ん、さすがは元・西部警察勤務!
どうでもいいんですけど、今回の家康の衣装によくある、葵の紋の赤・青・緑のトリコロールはなんか趣味悪いですね。地味な人がとりあえずハデにおしゃれしちゃった、みたいな。
●ドラマで描写されなかっただけという解釈もできるわけなのですが、先週のやりとりで家康から「お父さん(官兵衛)にぜひともお会いしたいと伝えてくれ。」と言われたことにまったく触れる気配もなかった長政。まさか、そのことをすっかり忘れてるんじゃ……さすが長政。
○キリシタンの話になるときの秀吉の笑ってない笑顔が怖い怖い!! いいなぁ~、竹中秀吉の暗黒面。
○村田雄浩さん、しばらく見ないうちにすばらしい老け顔になりましたねぇ~! まさに戦国武将を演じないわけにはいかない戦国武将顔。「風格」っていうのは、こういうことを言うんですね。ヒゲにあうなぁ~!!
えっ、村田さんって、大河ドラマは『炎立つ』(1993~94年)以来20年ぶりの出演なんですか!? もったいねぇ~!! 満を持しての戦国時代もの復帰ですね。
○茶々姫「母(お市の方)が嫁いだのは、弱い男ばかり……」
浅井長政&柴田勝家、草葉の陰で仲よくズコー!!
この2人が弱いっていうんだったら、今川氏真とか一条兼定とかはどうやって生きていったらいいんだー! 弱く儚い者たちよ……こっこっこー!!
○よくよく計ってみると、きっかり1分間でお光とお糸との会見を切り上げてちゃっちゃと次の用事に向かっていく秀吉の妙技が冴えまくる! そのウソくささ満開の笑い声と、お光の侍女お福(演・阿知波悟美)に投げかける冷たい視線の小ネタ……竹中ワールドの本領発揮たるひとときでしたね。総集編だとまっさきにカットされるシーンなのでしょうが、こういうのが意外と、秀吉の変貌とワーカホリックさ加減を的確にあらわしていていいんだよなぁ~。
●先週の叔父・吉川元春の大往生でも顔を出さなかった毛利輝元が、今回やっと出てきたかと思ったら……セリフは「はっ。」の一言だけ!
なにこの、『軍師官兵衛』における輝元くんのシンデレラか小公女セーラなみの虐待っぷり!? 「おじいちゃんほどパッとしない」ってことは、そんなにいけないことなんですかー!?
●先週の大友宗麟に続き、かつて「戦国九州三国志」の一翼をになうほどの強大さを誇っていた肥前国の龍造寺家から、「俳優ノンクレジット扱い」というこの上ない悲哀をまとって、龍造寺政家(知力27、統率力41)が登場。もう、涙でにじんで画面が見えません……恨むなら、親父を恨めよ!
大友とか龍造寺とか、このへんの全盛期が大河ドラマで観られるのは、あと何年後のことになるのかのう!!
○特に意味はないんですが、九州平定における島津家の処遇に関するダーイシと官兵衛の論争は、太平洋戦争におけるアメリカ軍の大日本帝国の処遇問題と似ているなぁ、と感じました。実際にアメリカが取ったのは官兵衛の案のほうだった、ということで。
私も何も知らない小学生くらいのころは、戦争について、アメリカはどうしてダーイシみたいにしなかったんだろうか、なんてことを日本国民でありながら不思議に思っていたんですが、なんとなーく最近は、世界のあらそいごとの大半は官兵衛のようなやり方で終息しているんだよなぁ、ま、それが世の中ってもんなんだよなぁ、とわかるようになってきました。
つまり、秀吉が島津を穏便に平定した先に考えていたのは大陸の明帝国だったわけで、アメリカが日本を降した先に考えていたのも、やはり大陸の共産圏だったんですなぁ。しみじみ、歴史は繰り返す。
●イエズス会日本準管区長ガスパール=コエリョによる、フスタ型戦艦の威圧事件をクローズアップしたのは、さすがキリシタン大名が主人公の大河ドラマといった感じで非常にすばらしかったと思います。いやホント、これは朝鮮出兵やる前に国際戦争になりかねない大事件だったんですからね!
ただ、そこらへんの緊迫感は、コエリョの発言に大いに狼狽する官兵衛・右近サイドや笑顔がカッチカチに固まる秀吉の演技でものすごく伝わってきたのですが、肝心カナメのコエリョ役の外国人さんの演技が、単に空気が読めてないだけののんきなおじさん風になっていたため、おかしな人がキリスト教の代表になっちゃったスキに秀吉が言質を取っちゃった、みたいなスケールに不当に縮小されていたのはものすごく残念でした。
あの、ドラマ制作スタッフさんのどなたか、あの外国人さんにコエリョの野望の稀有壮大さをちゃんと説明してあげましたか? ほんとに、史実のコエリョはエドワード=ノートンとかハビエル=バルデムあたりがやってちょうどいいくらいのものすごい策略家だったと思うんですけどねぇ! うわ~、自分で言っておきながらめちゃくちゃ観たくなっちゃった、宣教師ハビエル!!
要するに、コエリョの勇み足の原因は時期が早すぎたってことと、キリシタン大名の勢力をかいかぶりすぎちゃった、ってことだったんでしょうね。
○利休「信心はひとまず心の中におさめ、殿下と折り合いをつけたらいかがか……?」
ウヒョー日本的ぃ! 頭のいい人は言うことがちがうなぁ~。それができねぇから困ってんじゃねぇか、コノヤロー☆
●あのーやっぱり、NHK の大河ドラマで「奴隷貿易」っていうキーワードを取り扱うのはダメなんですかね? 秀吉がキリスト教信徒の拡大に一向一揆の悪夢の再現を見たことももちろん大問題だったのでしょうが、それ以上にこっちも超重要なことだったんじゃないかと思うんですけども……
ドラマでは、バテレン追放令を発令した秀吉のほうが一方的に誇大妄想ぎみに描かれていますが、いやいや、そーでもないような気がせんでもないんだけどなぁ。
○うわー、「官兵衛紀行」の豊前国の城井谷、むっちゃくちゃ行ってみたーい!! 「天然の要害」って、サイコーですよねー♡
結論、「第36回がとてもたのしみです。」
豊臣政権、まだまだ西日本しか統一できてない段階なのに、この末期感と暴君っぷりはなんなんでしょうか!? まぁ、それでも織田政権よりは格段に支配権が広いわけでして、秀吉が天下を取ったような気分になっているのもうなずけるんですが。コワ~い竹中秀吉、すでに花盛りの満開モード! かつての大河ドラマ『秀吉』では、1595年までの豊臣秀吉が描かれていたわけだったのですが、そこまであと8年も余裕があるというのに、すでに今年の秀吉は何かが確実に「終わって」ますよね。こわいな~、トップを取ったあとの余生って。
気がつけば、全50回予定の『軍師官兵衛』も、ついに半分以上を過ぎてしまいました。あと15回かぁ~、天下統一、大陸出兵、秀吉の死、そして最大のヤマ場である関ヶ原合戦にともなう九州大戦争といった、これから来るであろうビッグイベントの数々を考えれば、毎回毎回が濃厚な内容になることうけあいな後半戦、これからも固唾を呑んで見守っていきたいと思います!
24時間テレビ、死ねーい☆
登場する有名人・武将の『信長の野望』シリーズでのだいたいの能力評価(テロップ順)
黒田 官兵衛 孝高 …… 知力84、統率力67
(演・岡田准一)
徳川 家康 …… 知力102、統率力65
(演・寺尾聰)
黒田 長政 …… 知力77、統率力63
(演・松坂桃李)
浅井 茶々姫 …… 知力16、統率力21
(演・二階堂ふみ)
高山 右近 重友 …… 知力71、統率力75
(演・生田斗真)
母里 太兵衛 友信 …… 知力44、統率力80
(演・速水もこみち)
後藤 又兵衛 基次 …… 知力14、統率力75
(演・塚本高史)
石田 三成 …… 知力92、統率力60
(演・田中圭)
井伊 直政 …… 知力69、統率力81
(演・東幹久)
島津 義久 …… 知力95、統率力88
(演・永澤俊矢)
豊臣 秀長 …… 知力83、統率力75
(演・嘉島典俊)
本多 忠勝 …… 知力66、統率力84
(演・塩野谷正幸)
榊原 康政 …… 知力45、統率力78
(演・中村育二)
毛利 輝元 …… 知力85、統率力80
(演・三浦孝太)
小早川 隆景 …… 知力83、統率力77
(演・鶴見辰吾)
宇都宮 鎮房(しげふさ)…… 知力55、統率力75
別姓・城井。豊前国の戦国大名。平安時代末期から400年以上も同地を支配している名族の当主。(演・村田雄浩)
千 利休
(演・伊武雅刀)
豊臣 秀吉 …… 知力95、統率力94
(演・竹中直人)
ざっとの感想
●まさしく「サルとタヌキの芝居セッション」といった感じで、事前打ち合わせ見え見えの「陣羽織エピソード」が『軍師官兵衛』でも映像化されたわけだったのですが、秀吉が「徳川殿がこのわしに従うさまを、皆の前で見せてほしいのじゃ!」と懇願したところで、あの大坂城大広間のせまさじゃあ、政治的影響力もたかが知れてますわいな! 大広間セット、やっぱせますぎだろ!! いくら諸大名が家康謁見の場にいるっつったって、20人くらいしか入れない部屋で豊臣・徳川両家の重臣がそのほとんどなんだったら、秀吉が見せつけたかった大名さんって、いったいあそこのどこらへんにいたんですか!? 竹中・寺尾ご両人の演技が冴えただけに、本当に残念なスタジオ撮影事情でございました……
しっかし、プロレスのマイクパフォーマンスなみにわかりやすいあのやりとりを見て、素直に家康の忠誠心がマジだと感動している黒田長政って、いったい……これには官兵衛も苦笑いですね。槍の稽古なんかどうでもいいから、おまえは『週刊プロレス』読んで社会の勉強にいそしめバカー!!
ふつう、会見の席なのにわざわざ戦争用の陣羽織を着てる人がいたら、「あぁ、あれ、なんかに使われるんだろうな。」って察しがつくでしょうがよ。
○一瞬だけのカットながらも、秀吉の陣羽織を肩にかけて袖を通さない着こなしが異常に似合う家康。う~ん、さすがは元・西部警察勤務!
どうでもいいんですけど、今回の家康の衣装によくある、葵の紋の赤・青・緑のトリコロールはなんか趣味悪いですね。地味な人がとりあえずハデにおしゃれしちゃった、みたいな。
●ドラマで描写されなかっただけという解釈もできるわけなのですが、先週のやりとりで家康から「お父さん(官兵衛)にぜひともお会いしたいと伝えてくれ。」と言われたことにまったく触れる気配もなかった長政。まさか、そのことをすっかり忘れてるんじゃ……さすが長政。
○キリシタンの話になるときの秀吉の笑ってない笑顔が怖い怖い!! いいなぁ~、竹中秀吉の暗黒面。
○村田雄浩さん、しばらく見ないうちにすばらしい老け顔になりましたねぇ~! まさに戦国武将を演じないわけにはいかない戦国武将顔。「風格」っていうのは、こういうことを言うんですね。ヒゲにあうなぁ~!!
えっ、村田さんって、大河ドラマは『炎立つ』(1993~94年)以来20年ぶりの出演なんですか!? もったいねぇ~!! 満を持しての戦国時代もの復帰ですね。
○茶々姫「母(お市の方)が嫁いだのは、弱い男ばかり……」
浅井長政&柴田勝家、草葉の陰で仲よくズコー!!
この2人が弱いっていうんだったら、今川氏真とか一条兼定とかはどうやって生きていったらいいんだー! 弱く儚い者たちよ……こっこっこー!!
○よくよく計ってみると、きっかり1分間でお光とお糸との会見を切り上げてちゃっちゃと次の用事に向かっていく秀吉の妙技が冴えまくる! そのウソくささ満開の笑い声と、お光の侍女お福(演・阿知波悟美)に投げかける冷たい視線の小ネタ……竹中ワールドの本領発揮たるひとときでしたね。総集編だとまっさきにカットされるシーンなのでしょうが、こういうのが意外と、秀吉の変貌とワーカホリックさ加減を的確にあらわしていていいんだよなぁ~。
●先週の叔父・吉川元春の大往生でも顔を出さなかった毛利輝元が、今回やっと出てきたかと思ったら……セリフは「はっ。」の一言だけ!
なにこの、『軍師官兵衛』における輝元くんのシンデレラか小公女セーラなみの虐待っぷり!? 「おじいちゃんほどパッとしない」ってことは、そんなにいけないことなんですかー!?
●先週の大友宗麟に続き、かつて「戦国九州三国志」の一翼をになうほどの強大さを誇っていた肥前国の龍造寺家から、「俳優ノンクレジット扱い」というこの上ない悲哀をまとって、龍造寺政家(知力27、統率力41)が登場。もう、涙でにじんで画面が見えません……恨むなら、親父を恨めよ!
大友とか龍造寺とか、このへんの全盛期が大河ドラマで観られるのは、あと何年後のことになるのかのう!!
○特に意味はないんですが、九州平定における島津家の処遇に関するダーイシと官兵衛の論争は、太平洋戦争におけるアメリカ軍の大日本帝国の処遇問題と似ているなぁ、と感じました。実際にアメリカが取ったのは官兵衛の案のほうだった、ということで。
私も何も知らない小学生くらいのころは、戦争について、アメリカはどうしてダーイシみたいにしなかったんだろうか、なんてことを日本国民でありながら不思議に思っていたんですが、なんとなーく最近は、世界のあらそいごとの大半は官兵衛のようなやり方で終息しているんだよなぁ、ま、それが世の中ってもんなんだよなぁ、とわかるようになってきました。
つまり、秀吉が島津を穏便に平定した先に考えていたのは大陸の明帝国だったわけで、アメリカが日本を降した先に考えていたのも、やはり大陸の共産圏だったんですなぁ。しみじみ、歴史は繰り返す。
●イエズス会日本準管区長ガスパール=コエリョによる、フスタ型戦艦の威圧事件をクローズアップしたのは、さすがキリシタン大名が主人公の大河ドラマといった感じで非常にすばらしかったと思います。いやホント、これは朝鮮出兵やる前に国際戦争になりかねない大事件だったんですからね!
ただ、そこらへんの緊迫感は、コエリョの発言に大いに狼狽する官兵衛・右近サイドや笑顔がカッチカチに固まる秀吉の演技でものすごく伝わってきたのですが、肝心カナメのコエリョ役の外国人さんの演技が、単に空気が読めてないだけののんきなおじさん風になっていたため、おかしな人がキリスト教の代表になっちゃったスキに秀吉が言質を取っちゃった、みたいなスケールに不当に縮小されていたのはものすごく残念でした。
あの、ドラマ制作スタッフさんのどなたか、あの外国人さんにコエリョの野望の稀有壮大さをちゃんと説明してあげましたか? ほんとに、史実のコエリョはエドワード=ノートンとかハビエル=バルデムあたりがやってちょうどいいくらいのものすごい策略家だったと思うんですけどねぇ! うわ~、自分で言っておきながらめちゃくちゃ観たくなっちゃった、宣教師ハビエル!!
要するに、コエリョの勇み足の原因は時期が早すぎたってことと、キリシタン大名の勢力をかいかぶりすぎちゃった、ってことだったんでしょうね。
○利休「信心はひとまず心の中におさめ、殿下と折り合いをつけたらいかがか……?」
ウヒョー日本的ぃ! 頭のいい人は言うことがちがうなぁ~。それができねぇから困ってんじゃねぇか、コノヤロー☆
●あのーやっぱり、NHK の大河ドラマで「奴隷貿易」っていうキーワードを取り扱うのはダメなんですかね? 秀吉がキリスト教信徒の拡大に一向一揆の悪夢の再現を見たことももちろん大問題だったのでしょうが、それ以上にこっちも超重要なことだったんじゃないかと思うんですけども……
ドラマでは、バテレン追放令を発令した秀吉のほうが一方的に誇大妄想ぎみに描かれていますが、いやいや、そーでもないような気がせんでもないんだけどなぁ。
○うわー、「官兵衛紀行」の豊前国の城井谷、むっちゃくちゃ行ってみたーい!! 「天然の要害」って、サイコーですよねー♡
結論、「第36回がとてもたのしみです。」
豊臣政権、まだまだ西日本しか統一できてない段階なのに、この末期感と暴君っぷりはなんなんでしょうか!? まぁ、それでも織田政権よりは格段に支配権が広いわけでして、秀吉が天下を取ったような気分になっているのもうなずけるんですが。コワ~い竹中秀吉、すでに花盛りの満開モード! かつての大河ドラマ『秀吉』では、1595年までの豊臣秀吉が描かれていたわけだったのですが、そこまであと8年も余裕があるというのに、すでに今年の秀吉は何かが確実に「終わって」ますよね。こわいな~、トップを取ったあとの余生って。
気がつけば、全50回予定の『軍師官兵衛』も、ついに半分以上を過ぎてしまいました。あと15回かぁ~、天下統一、大陸出兵、秀吉の死、そして最大のヤマ場である関ヶ原合戦にともなう九州大戦争といった、これから来るであろうビッグイベントの数々を考えれば、毎回毎回が濃厚な内容になることうけあいな後半戦、これからも固唾を呑んで見守っていきたいと思います!
24時間テレビ、死ねーい☆