ぴぃやぁ~。みなさまどうもこんばんは、そうだいでございます~。今日も一日お疲れさまでございました!
それじゃあ早速いってみましょう、よくわかんない「AKB48のゲームの特典映像だけを観た感想」シリーズの第2弾、そのつづき~。
プレイステーション・ポータブル専用ゲームソフト『 AKB1/48 アイドルとグアムで恋したら……』(バンダイナムコゲームス 2011年10月発売)
初回限定生産版BOX 収録特典メイキング&ファッションコレクション DVD
2011年6月時点での AKB48正規メンバーが出演している。同時期に発足した「チーム4」に所属するメンバー10名(当時)は、限定生産版の付録DVD にのみ出演している。
ディスク2「チームK メイキング」(各メンバー約6~8分、合計108分)の続き
※メンバー構成は前作から1名卒業し、2010年10月に加入した横山由依が初出演している
内田 眞由美(当時17歳 現チームK)
むちむちですね~! まさに17歳を謳歌しているといった健康的なおからだです。それでバスケやったあとに告白だもんねぇ。なんか、まさに恋愛ゲームといった感じですよ。いいですねぇ。いいですけど、特に観ていて印象に残るところも、内田さんが水着を着ている必然性もないよね。ヘイヘイぼんぼ~ん☆
梅田 彩佳(当時22歳 現 NMB48チームB2副キャプテン)
安定、安定、安定のトーク力! 今作の特色が「グアム」であるということを完璧に理解した上での「やっぱグアムの海はちがう」トークを展開させる腕前は、もうアイドルグループの一員にしておくにはもったいないセールステクニックですね。自分のアピールをさしおいてでもゲーム全体のことをプッシュする献身的な姿勢は、もはや菩薩の域に達している無欲の境地といっても過言ではないでしょう。幸せになって欲しいわぁ~、この姐さんには!
大島 優子(当時22歳 現在女優)
ものすごく豪華な撮影であることはよくわかるのですが、一体どんなシチュエーションのムービーシーンなのかがさっぱりわかんない……撮影現場でかなり嬉しそうにはしゃぐ大島さんの様子が撮られているだけで、テイク映像がほとんどないんですね。ちょっとあれだけのハーレー軍団に迫られちゃうと、告白とは程遠い血なまぐさい展開しか想像できないんですが、あのむくつけきヒゲ面の男どもと大島さんとの関係はどうなっているのか、そしてプレイヤーの運命やいかに!? プレイしてみないとわかんないですよね。どう頭をひねくっても、私の想像する恋愛ゲームとあの絵ヅラがまったくつながらなくて、まず先に大島さんの撮影にお金をかけるというところが先に決まっていて、苦慮した末にあのアイデアになったとしか思えない唐突感がありました。篠田さんのやつもそうだけど、そんなものすごい女性と付き合いたいと思う人って、恋愛ゲームなんてやるんですかね? 肥大しすぎた人気と予算がゲームのコンセプトを突き破ってしまっている好例だと見受けました。ともかく、当時の大島さんがノリノリであったということはよくわかりましたね。
菊地 あやか(当時18歳 現チームA・2014年9月卒業予定)
ウォータースライダーね。うんうん、そういうシチュエーションもありますよね~。ま……そんなとこかな!? ほんとにド直球でアイドルの恋愛ゲームっぽい映像だったんで、もうなんの感想も湧きません!! 菊地さんも絶妙に可もなく不可もないアイドルなんだよなぁ。あと、ウォータースライダーのスタート地点って、あんな感じで水が出てたんだねぇ! ただの切れ目かよ!! シンプル・イズ・ベスト。
田名部 生来(当時18歳 現チームB)
グアムでもメイドかよ!! これにはまいりましたね……ゲームも前作の大ヒットに応えての第2弾ですし、舞台も全編グアムロケ敢行ということで、どのメンバーのムービーシーンもグレードアップしていることは確かなのですが、そんな中でも前作のチープな部分というか、色モノパートを請け負っていた田名部さんが、ちゃんと今回もやってくれる、しかも確かにグレードアップはしているというシチュエーションに感嘆してしまいました。これこれ! こういうことなんですよ。「しょせんは恋愛ゲーム」という身の丈をしっかりと弁えているグレードアップじゃなきゃいけませんよね。そうしないと、いくら豪華になっても恋愛ゲームという入れ物が耐え切れずに割れちゃうだけですもんね。今回は田名部さん、非常にいいポジションを担うことになったと思います。それにしても、高橋留美子先生が好きで『うる星やつら』をあんまり読んだことがない人っていうのも、いて当たり前の時代になったんですね……すげぇなぁ、高橋先生って。
中塚 智実(当時18歳 現在女優)
美人だよなぁ~、ほんと。中塚さんの演技については特になんにも言うことはないのですが、これ、空港行きのタクシーの中で引き留められてプレイヤーがやっと中塚さんの告白を OKするっていう筋書きなんでしょ? どんだけ上から目線なプレイヤーなんだ……ていうか、もう日本に帰るっていう車中で翻意を迫られてそれに折れるっていうのも、優柔不断きわまりなし。なんか、そんな段階に行くまで中塚さんを軽く扱ってられるもイヤだし、土壇場で「じゃあいいよ。」って承諾する態度もイヤ!! プレイヤーの人格を疑ってしまうシナリオですよね。中塚さんもそんなヤツと付きあちゃあダメだろう! 自分を置いて仕事を取るような野郎なんだぜ!? ちゃんとした男だったらどっちも取る道を創るって!! ところで、現地でのスチール撮影でカメラマンさんが中塚さんに「目線あったりなかったり~。」というぼんやりにも程のある指示を出していましたが、目線を外しても商品価値のある写真になるって、やっぱり美人である証拠ですよね。
仁藤 萌乃(当時18歳 現在女優)
マウンテンバイクで好きな人を追いかけるっていうシチュエーションはいかにも恋愛ゲームといった風情でいいんですが、どうやら撮影風景だけを見ると、家が何軒かある静かな町の中でちょっとだけ走ってから降りて演技という流れになっていたようで、せっかく周りがあんなに開けた草原になっているんだから、もっと空間を大きく取って遠景から撮るようなスケールがあったほうがいいんじゃないかなぁ、という気がしました。な~んかこぢんまりとしてるんだよなぁ。よそがハーレーとかヨットとか扱ってるからねぇ。自転車はちと不利ですわな。
野中 美郷(当時20歳 現チームB・2014年9月卒業予定)
中塚さんも同じようなことを言っていたのですが、「バンダイの撮影といえば、枚数をかなり撮るということで。」と語っているのが印象的でした。会社によってそういう仕事上の認識の違いってあるんだ! 映像のほうはきれいな砂浜で2人っきりでの告白という王道もいいところなシチュエーションだったのですが、どうやら撮影当日は風が強めだったらしく、ディレクターさんが風がやむのを待っている間に「すぐにやむからね……おじさん日頃の行いがいいから、すぐやむよ!」と陽気に言って野中さんの機嫌を取っていたのがよかったです。風なんか強かろうがなんだろうがどうでもいいんじゃないの?なんて思ってしまいがちなのですが、そこはプロらしいこだわりがあるんだろうな。礼儀正しいのはいいんですが、なんだか野中さんには周囲が心配してしまうような口数の少なさがあるようで、そこが本人も実像とはちょっと違うと語っていた、前作にも大いに通じる引っ込み思案キャラにつながっているのかな、と感じました。アイドルはもっと「前に前に」でいかにゃあ!
藤江 れいな(当時17歳 現 NMB48チームM)
透明な海、真っ白な砂、そして砂に負けないくらいに白い藤江さんの水着姿! いいねぇ~。特に何も感じるところはないねぇ~。アイドルと砂浜でトイメンの砂山遊びって。まぁ~教科書的なファンタジーの境地ですよね。そして教科書的であるがゆえに藤江さんの個性はさっぱり見当もつかず……アイドルって、そこらへんのさじ加減が本当に難しい職業ですよね。
松井 咲子(当時20歳 現チームA)
前作でプレイヤーにカレーをふるまっていたのが篠田さんだったということで、その篠田さんポジションを今作で獲得した松井さん! やりましたね~。カレーつながりってだけだけど。白い服でカレーを作るっていうところよりも、風通しのいいログハウスの中でひらひらした服を着て火を扱ってるというところにドキドキしてしまいました。物理的な炎上いや~!
峯岸 みなみ(当時18歳 現チーム4キャプテン)
やっぱり前作に引き続いてまったく死角がないというか、水着を着てのプロポーションもちゃんと撮影に合わせて仕上げてきているし、セリフもしっかり覚えて演技もこういう性格に設定したからこうしたというプランをはっきり言葉にして説明できるし、おまけにオフショットでのトークもゲームの特色を的確につかんでいてプレイヤーの好奇心をくすぐるという、どこからどう見ても完璧な峯岸さんでした。おそろしいな! AKB48の中でも特に有名なメンバーさんにしては、水着で砂浜デートというやけに予算のかかっていない撮影になったわけですが、まさにそのベタベタなシチュエーションを手堅く王道路線で背負いきる実力と絶大な信頼感が、峯岸さんにはあったんでしょうねぇ。大島さんのああいうものまねをやれるのも、峯岸さんだからなんだろうなぁ。他のメンバーがやったら、打ち首獄門ものだろ……
宮澤 佐江(当時20歳 現 SKE48チームSリーダー兼 SNH48チームS2メンバー)
今作オリジナルのかわいくてかっこいい制服に身を包みながらも、片手にケータイを持ちアメをなめながらガニ股で歩いてくるという、人々のイメージをまったく裏切らない登場の仕方に恐れ入ってしまいました。撮影前から仕上げてきてるね~! おまけにアイドルって自分でいうときに、口はばったそうに顔がゆがんで「ア、アイドルぅ?」って言うんだもんね。すばらしいですよ、そのキャラクターのブレのなさ! ボウリングで着るような絶妙にダサいシャツがプレイヤーとかぶってペアルックになってしまい、他のメンバーに怪しまれるからと気にした宮澤さんが脱いで水着姿になるという、この立て板に水を流すかのようによどみのない流れ! ベタな設定が多かった48パターンのシナリオの中でも、「メンバーの個性」と「水着の必然性」と「プレイヤーの優越感」の3つの重要なポイントを全て押さえきった屈指の名作であると見ました!! そして、他のメンバーもそのくらい長いカットはあるのかもしれないけど、1分以上ものワンカット撮影をセリフ込み、着替え込みでもちゃんと1発 OKでやりきった宮澤さんは、さすがの一言ですね。「恥ずかしいから何度もやりたくないし!」という撮影後のコメントも、まさに宮澤さんのキャラクターから1ミリもずれていない100点満点のものでした。この方は~、スゴい!
横山 由依(当時18歳 現チームKキャプテン)
ついに出ました、今作がゲーム作品デビューとなる、AKB48期待の新星・横山さん! この作品から参加することになるメンバーはたったの2名ですからね~、今作の目玉ともいえるムービーシーンでしょう。しかし、ういういしいねぇ。京都弁を前面に押し出しながらも、告白への緊張から言葉がたどたどしいというキャラクターを、正式加入からわずか半年という文字通りのフレッシュさで演じておられました。ただ、本来の横山さんはその立派な肩幅から見てもわかる通り、もっとずんずんパワフルに前に出ていく陽性の方のような気がするので、新人といわずに遠慮なく前に出て行ったらいいと思うんですけどね。かわいいんだから! 今後、この方が「神7」の築いた巨大すぎる帝国をいかに引き継いでいくのか。目が離せませんね。
米沢 瑠美(当時20歳 現在引退)
前作では「2人きりでカラオケデート」という屈指のドキドキシチュエーションだったのですが、今回はなんと「プールサイドで水着を着たままチェス」という、思いっきり現実感のない設定になってしまいました。いや、そりゃセクシーなのはありがたいんですが……なんなんだろ、それ? 米沢さんがチェスがうまいとかっていうんならわからんでもないんですが、チェスやったことないって言ってるもんね。「色っぽい大人の駆け引き」みたいなところを強調したかったのかもしれませんが、なんかあまりにもシャレオツすぎてリアルなドキドキがなくなってしまったような気がするのがちと残念でした。チェスだなんて、グアムだからありなんだろうけど……プールに来てるんだったら泳ごうやぁ!
ディスク3「チームB メイキング」(各メンバー約6~7分、合計103分)
※メンバー構成は前作から1名卒業し、2011年5月に加入した鈴木紫帆里が初出演している
石田 晴香(当時17歳 現チームK)
今作において、各メンバーのグアムロケが具体的にいつ撮影されたのかは定かではないのですが(前田敦子さんは3月だったことがスタッフとの会話でわかる)、この年6月に開催された第3回シングル選抜総選挙で、石田さんは昨年の27位からまさかの「圏外」へと転落してしまっていました。それと関係があるのかどうかはわからないのですが、前作のメイキング映像をひととおり観た私がただ1人「うわぁ、この人苦手だ!」と強く感じてしまったメンバーが、この石田さんだったのです。
そして、今回のメイキング映像での石田さんはというと、ただひたすらに、いいひと……ていうか、腰が低いを通り越して卑屈というか、ビクビクしてるぞ! もちろん美人であることに変わりはないんですが、どことなくやつれたような感じもあるし、シナリオ上での「朝から私といっしょで、ほんと幸せだよね~!」という決めゼリフも、完全に言いにくそうに言っている姿に驚愕してしまいました。自分の演技を評しても「1人だけ、お遊戯会が混ざってる……」なんてもらしちゃうし、ともかく2011年が彼女にとって「試練の年」であったことは間違いがなさそうだ、ということが容易に見て取れる映像になっていたのでした。大丈夫だ石田さん、やるんだったら惣流のほうのアスカさんみたいに思いっきり突っ走ってってくれ! 来年2012年には50位に回復するからね! それにしても、ほんとに立派な鼻ですよね、石田さんって。完全に「↓」!!
河西 智美(当時19歳 現在歌手)
まさに「水を得た魚」とでも言うべき、「水着を着た河西さん」! でも、米沢さんとまったく同じ理由で、やっぱ前作のシチュエーションのほうがドキドキして良かったような気がするんだよなぁ~。前作のリアリティがいいのか、今作のゴージャスなグアムの空気がいいのかは人それぞれだとは思うのですが。ただ、やっぱり河西さんの特に色白ってわけでもない浅黒い肌は、質感に妙な説得力があって、いいですよねぇ。まだ20歳前だったとはにわかに信じがたい成熟度です。そりゃ蚊もブンブン襲いにくるわ!
柏木 由紀(当時19歳 当時チームBキャプテン、現チームB兼 NMB48チームN)
その年2011年のシングル選抜総選挙で堂々の第3位に輝き、新たなる「神7」の一角をなす存在になった柏木さんでしたが、さすが今作でも盤石の美白で見目うるわしい水着姿を披露なさっています。まぁ……それだけかな!? いかん、水着ばっかり見すぎてきたから、感動もへったくれもなくなってきてしまいました。もぉ、かわいいってだけしか感想が出てこねぇ。でも、柏木さんくらいセクシーで色白になっちゃうと、もう魅力的っていうよりも「あざとい」っていう印象が先にきちゃって、水着だろうがなんだろうが、もうどうでもよくなってきちゃいますよね。それだったら、石田さんの卑屈さとか、河西さんの浅黒さのほうが親しみがわいてきちゃうよなぁ。いずれにせよ、それだけ前作に比べてチームBが全体的に充実してきたってことなんでしょうか。
北原 里英(当時20歳 現チームK副キャプテン)
チームA の片山さんと同じチャペルを使った撮影なのですが、こちらは時間帯が夜で参列者用の座席にいる北原さんを中心に撮っているので、雰囲気はまた違ったものになっているようです。それにしても、肉眼に近いメイキング映像用のカメラで撮影するとチャペル内はあんなにオレンジっぽい照明になっていたのに、ムービーシーン用のカメラで撮った映像はあんなに白っぽい自然光みたいな明るさになるんですな。確かに白っぽいほうが鮮明できれいではあるんですが、どうせ夜なんだからやわらかみのあるオレンジ系のほうが良かったような気もするなぁ。日中の白いチャペルとおんなじになっちゃうもんね。しかしまぁ、ご本人も言っていましたが、下の水着がまるっきり隠せていない、超ミニですらない短すぎるウェディング風のシースルードレスは、あざとい!! 殺す気か~! 北原さんって、ハイテンションになるとさかなクンを強く想起させますよね。ギョギョ!
小林 香菜(当時20歳 現チームK)
コインランドリーか……グアムに来たのに、コインランドリー。目の前でパッと水着姿になるっていう部分にもいちおう説得力のある場所ではあるんですが、コインランドリー……確かに日本のコインランドリーでもなかなかできない「着てきた服も入れちゃう」っていう展開はおもしろいんですが、なーんかチープさが前に出てきちゃうんだよなぁ。グアムのコインランドリーっていうところが、日常でもなくゴージャスでもない実に中途半端な空間に浮遊してる感じになっちゃってるんでしょうね。ドキドキ……するのかなぁ。すぐ次の瞬間にガラガラって他のお客さんが入ってきてもおかしくない場所なんだもんね。告白はよっぽどの深夜でもないかぎりキツいよなぁ。
小森 美果(当時16歳 現在引退)
屋内の遊園地施設のメリーゴーランド。う~ん……グアム? 水着を中に着てるくらいしかグアムっぽいにおいがしないです。アイドルと対面しながらメリーゴーランドなんて、確かに恋愛ゲームっぽい甘ったるいシチュエーションでいいんですけど、小森さんの場合にかぎらず、チームBのみなさんのシチュエーション設定は、全体的にネタ切れな感じが濃厚というか……他の2チームほど明快なグアム色がいまひとつ打ち出せていない感じがします。そりゃしょうがねぇか、ひとつの島で48パターンなんだもんなぁ。キビシ~ッ!
佐藤 亜美菜(当時20歳 現在女優)
今回のゲーム第2弾のメイキング映像を観ながらずっと気になっていたのが、2011年という黄金期の AKB48さんのことなのだから、おそらく日本のスタジオでのスチール撮影とグアムでのムービーシーンの撮影とでは、ハードスケジュールをぬって数か月レベルのそうとうな時間差があるのではないか、ということでした。それでこの亜美菜さんの映像を観て確信したのが、グアムロケが先で(おそらく前田敦子さんのスタッフとの会話で明言されていた3月ごろ)、スチール撮影が後(6月以降?)なんじゃなかろうかってことなんですね。だって、スチール撮影のときとグアムのときとで、亜美菜さんの容姿がまるで違うんだもの! 具体的に言うと、スチール撮影のときはかなりスリムになった印象で見間違えるほどに「美人」の方向にシフトしていた(少々やつれても見えるものの)のに、グアムに移ったとたんに前作同様の「ぽよっ」とした亜美菜さんに戻ってたんですよ。それで気になって調べてみたらば、亜美菜さん、この年の5月に雑誌の企画でダイエット始めてたのね! これでつながりました……確かに、グアムロケで屋外プールに漬かったときのメンバーって、だいたい寒そうにしてたわ! 2011年の AKB48の忙しさを如実に示す、このスチール撮影とグアムロケとの点と線。ちゃんとぜんぶ観ていてよかった。人生の役には毫も立ちませんが、なんか松本清張の小説を読んだかのように腑に落ちる結論にいたった亜美菜さんのメイキング映像でした。肝心かなめの映像の内容のほうは……白人の赤ちゃんって、かわいいですよね。
佐藤 すみれ(当時17歳 現 SKE48チームE)
なんだ、浴衣は脱いでプールに入るのか……なんか、すみれさんって本当にソツがないというか、教科書通りにアイドルっぽい人なんだよなぁ。浴衣も水着もどっちもおんなじパープル系っていうところも、せっかくのサプライズ水着をいちじるしく健康的で無難なものにしているような気がしました。それもいいんだろうけどねぇ。どっちかというと、すみれさんよりも、すみれさんのインタビュー中にぬっと後ろのプールサイドに現れて、鏡を使ってひとりで入念に前髪のラインをチェックしていたガウン姿の横山さんのほうが気になって気になって仕方がなかったです。さすが新人、気合入れてるねぇ!
佐藤 夏希(当時20歳 現在ネイルサロン経営)
具体的にどうとは言わないんだけど、彼女ほど、現在からみたときの「昔の AKB48」を体現している方もいないのではないのでしょうか。なんというか、覇権を「獲った」アイドルグループにはいないタイプで、覇権を「獲ろうとしている」アイドルグループにはいそう、って感じの雰囲気があるんですよね。だから、リトマス試験紙みたいなおもむきで、彼女がいなくなった時点で AKB48は次のステップに入った、ともいえるのではないのでしょうか。おそらく、彼女のような人は加入しないグループになったんじゃなかろうかと。SDN48が早々に撤退したのと同じ意味合いで、彼女もグループを去っていったんでしょうねぇ。料理の「あく」が無くなったみたいで、人によっては寂しく感じるグループ体質の変容だったと思うんですが。でも、彼女が好きなファンって、本質的に AKB48のファンの中でもそうとう異質な存在だったような気がする……グノーシス派みたいな気風を感じますよね。
はい! というわけでありまして、例によって実に中途半端なあとちょっとのところで字数がかさんでまいりました。
全編グアムロケ敢行ということで栄華の極みを謳歌したゲーム第2弾のメイキング映像も、残りあとわずか!
どうでもよすぎてあってもなくてもいいような全体の感想も含めまして、ホントのホントの最終回は、また次回のココロだ~いっと。
ホント、なんのためにこんなに時間をかけてんだろうか……いや、意味なんか必要ねぇ! 「せっかくだからやってみた。」これが『長岡京エイリアン』スタイル。
それじゃあ早速いってみましょう、よくわかんない「AKB48のゲームの特典映像だけを観た感想」シリーズの第2弾、そのつづき~。
プレイステーション・ポータブル専用ゲームソフト『 AKB1/48 アイドルとグアムで恋したら……』(バンダイナムコゲームス 2011年10月発売)
初回限定生産版BOX 収録特典メイキング&ファッションコレクション DVD
2011年6月時点での AKB48正規メンバーが出演している。同時期に発足した「チーム4」に所属するメンバー10名(当時)は、限定生産版の付録DVD にのみ出演している。
ディスク2「チームK メイキング」(各メンバー約6~8分、合計108分)の続き
※メンバー構成は前作から1名卒業し、2010年10月に加入した横山由依が初出演している
内田 眞由美(当時17歳 現チームK)
むちむちですね~! まさに17歳を謳歌しているといった健康的なおからだです。それでバスケやったあとに告白だもんねぇ。なんか、まさに恋愛ゲームといった感じですよ。いいですねぇ。いいですけど、特に観ていて印象に残るところも、内田さんが水着を着ている必然性もないよね。ヘイヘイぼんぼ~ん☆
梅田 彩佳(当時22歳 現 NMB48チームB2副キャプテン)
安定、安定、安定のトーク力! 今作の特色が「グアム」であるということを完璧に理解した上での「やっぱグアムの海はちがう」トークを展開させる腕前は、もうアイドルグループの一員にしておくにはもったいないセールステクニックですね。自分のアピールをさしおいてでもゲーム全体のことをプッシュする献身的な姿勢は、もはや菩薩の域に達している無欲の境地といっても過言ではないでしょう。幸せになって欲しいわぁ~、この姐さんには!
大島 優子(当時22歳 現在女優)
ものすごく豪華な撮影であることはよくわかるのですが、一体どんなシチュエーションのムービーシーンなのかがさっぱりわかんない……撮影現場でかなり嬉しそうにはしゃぐ大島さんの様子が撮られているだけで、テイク映像がほとんどないんですね。ちょっとあれだけのハーレー軍団に迫られちゃうと、告白とは程遠い血なまぐさい展開しか想像できないんですが、あのむくつけきヒゲ面の男どもと大島さんとの関係はどうなっているのか、そしてプレイヤーの運命やいかに!? プレイしてみないとわかんないですよね。どう頭をひねくっても、私の想像する恋愛ゲームとあの絵ヅラがまったくつながらなくて、まず先に大島さんの撮影にお金をかけるというところが先に決まっていて、苦慮した末にあのアイデアになったとしか思えない唐突感がありました。篠田さんのやつもそうだけど、そんなものすごい女性と付き合いたいと思う人って、恋愛ゲームなんてやるんですかね? 肥大しすぎた人気と予算がゲームのコンセプトを突き破ってしまっている好例だと見受けました。ともかく、当時の大島さんがノリノリであったということはよくわかりましたね。
菊地 あやか(当時18歳 現チームA・2014年9月卒業予定)
ウォータースライダーね。うんうん、そういうシチュエーションもありますよね~。ま……そんなとこかな!? ほんとにド直球でアイドルの恋愛ゲームっぽい映像だったんで、もうなんの感想も湧きません!! 菊地さんも絶妙に可もなく不可もないアイドルなんだよなぁ。あと、ウォータースライダーのスタート地点って、あんな感じで水が出てたんだねぇ! ただの切れ目かよ!! シンプル・イズ・ベスト。
田名部 生来(当時18歳 現チームB)
グアムでもメイドかよ!! これにはまいりましたね……ゲームも前作の大ヒットに応えての第2弾ですし、舞台も全編グアムロケ敢行ということで、どのメンバーのムービーシーンもグレードアップしていることは確かなのですが、そんな中でも前作のチープな部分というか、色モノパートを請け負っていた田名部さんが、ちゃんと今回もやってくれる、しかも確かにグレードアップはしているというシチュエーションに感嘆してしまいました。これこれ! こういうことなんですよ。「しょせんは恋愛ゲーム」という身の丈をしっかりと弁えているグレードアップじゃなきゃいけませんよね。そうしないと、いくら豪華になっても恋愛ゲームという入れ物が耐え切れずに割れちゃうだけですもんね。今回は田名部さん、非常にいいポジションを担うことになったと思います。それにしても、高橋留美子先生が好きで『うる星やつら』をあんまり読んだことがない人っていうのも、いて当たり前の時代になったんですね……すげぇなぁ、高橋先生って。
中塚 智実(当時18歳 現在女優)
美人だよなぁ~、ほんと。中塚さんの演技については特になんにも言うことはないのですが、これ、空港行きのタクシーの中で引き留められてプレイヤーがやっと中塚さんの告白を OKするっていう筋書きなんでしょ? どんだけ上から目線なプレイヤーなんだ……ていうか、もう日本に帰るっていう車中で翻意を迫られてそれに折れるっていうのも、優柔不断きわまりなし。なんか、そんな段階に行くまで中塚さんを軽く扱ってられるもイヤだし、土壇場で「じゃあいいよ。」って承諾する態度もイヤ!! プレイヤーの人格を疑ってしまうシナリオですよね。中塚さんもそんなヤツと付きあちゃあダメだろう! 自分を置いて仕事を取るような野郎なんだぜ!? ちゃんとした男だったらどっちも取る道を創るって!! ところで、現地でのスチール撮影でカメラマンさんが中塚さんに「目線あったりなかったり~。」というぼんやりにも程のある指示を出していましたが、目線を外しても商品価値のある写真になるって、やっぱり美人である証拠ですよね。
仁藤 萌乃(当時18歳 現在女優)
マウンテンバイクで好きな人を追いかけるっていうシチュエーションはいかにも恋愛ゲームといった風情でいいんですが、どうやら撮影風景だけを見ると、家が何軒かある静かな町の中でちょっとだけ走ってから降りて演技という流れになっていたようで、せっかく周りがあんなに開けた草原になっているんだから、もっと空間を大きく取って遠景から撮るようなスケールがあったほうがいいんじゃないかなぁ、という気がしました。な~んかこぢんまりとしてるんだよなぁ。よそがハーレーとかヨットとか扱ってるからねぇ。自転車はちと不利ですわな。
野中 美郷(当時20歳 現チームB・2014年9月卒業予定)
中塚さんも同じようなことを言っていたのですが、「バンダイの撮影といえば、枚数をかなり撮るということで。」と語っているのが印象的でした。会社によってそういう仕事上の認識の違いってあるんだ! 映像のほうはきれいな砂浜で2人っきりでの告白という王道もいいところなシチュエーションだったのですが、どうやら撮影当日は風が強めだったらしく、ディレクターさんが風がやむのを待っている間に「すぐにやむからね……おじさん日頃の行いがいいから、すぐやむよ!」と陽気に言って野中さんの機嫌を取っていたのがよかったです。風なんか強かろうがなんだろうがどうでもいいんじゃないの?なんて思ってしまいがちなのですが、そこはプロらしいこだわりがあるんだろうな。礼儀正しいのはいいんですが、なんだか野中さんには周囲が心配してしまうような口数の少なさがあるようで、そこが本人も実像とはちょっと違うと語っていた、前作にも大いに通じる引っ込み思案キャラにつながっているのかな、と感じました。アイドルはもっと「前に前に」でいかにゃあ!
藤江 れいな(当時17歳 現 NMB48チームM)
透明な海、真っ白な砂、そして砂に負けないくらいに白い藤江さんの水着姿! いいねぇ~。特に何も感じるところはないねぇ~。アイドルと砂浜でトイメンの砂山遊びって。まぁ~教科書的なファンタジーの境地ですよね。そして教科書的であるがゆえに藤江さんの個性はさっぱり見当もつかず……アイドルって、そこらへんのさじ加減が本当に難しい職業ですよね。
松井 咲子(当時20歳 現チームA)
前作でプレイヤーにカレーをふるまっていたのが篠田さんだったということで、その篠田さんポジションを今作で獲得した松井さん! やりましたね~。カレーつながりってだけだけど。白い服でカレーを作るっていうところよりも、風通しのいいログハウスの中でひらひらした服を着て火を扱ってるというところにドキドキしてしまいました。物理的な炎上いや~!
峯岸 みなみ(当時18歳 現チーム4キャプテン)
やっぱり前作に引き続いてまったく死角がないというか、水着を着てのプロポーションもちゃんと撮影に合わせて仕上げてきているし、セリフもしっかり覚えて演技もこういう性格に設定したからこうしたというプランをはっきり言葉にして説明できるし、おまけにオフショットでのトークもゲームの特色を的確につかんでいてプレイヤーの好奇心をくすぐるという、どこからどう見ても完璧な峯岸さんでした。おそろしいな! AKB48の中でも特に有名なメンバーさんにしては、水着で砂浜デートというやけに予算のかかっていない撮影になったわけですが、まさにそのベタベタなシチュエーションを手堅く王道路線で背負いきる実力と絶大な信頼感が、峯岸さんにはあったんでしょうねぇ。大島さんのああいうものまねをやれるのも、峯岸さんだからなんだろうなぁ。他のメンバーがやったら、打ち首獄門ものだろ……
宮澤 佐江(当時20歳 現 SKE48チームSリーダー兼 SNH48チームS2メンバー)
今作オリジナルのかわいくてかっこいい制服に身を包みながらも、片手にケータイを持ちアメをなめながらガニ股で歩いてくるという、人々のイメージをまったく裏切らない登場の仕方に恐れ入ってしまいました。撮影前から仕上げてきてるね~! おまけにアイドルって自分でいうときに、口はばったそうに顔がゆがんで「ア、アイドルぅ?」って言うんだもんね。すばらしいですよ、そのキャラクターのブレのなさ! ボウリングで着るような絶妙にダサいシャツがプレイヤーとかぶってペアルックになってしまい、他のメンバーに怪しまれるからと気にした宮澤さんが脱いで水着姿になるという、この立て板に水を流すかのようによどみのない流れ! ベタな設定が多かった48パターンのシナリオの中でも、「メンバーの個性」と「水着の必然性」と「プレイヤーの優越感」の3つの重要なポイントを全て押さえきった屈指の名作であると見ました!! そして、他のメンバーもそのくらい長いカットはあるのかもしれないけど、1分以上ものワンカット撮影をセリフ込み、着替え込みでもちゃんと1発 OKでやりきった宮澤さんは、さすがの一言ですね。「恥ずかしいから何度もやりたくないし!」という撮影後のコメントも、まさに宮澤さんのキャラクターから1ミリもずれていない100点満点のものでした。この方は~、スゴい!
横山 由依(当時18歳 現チームKキャプテン)
ついに出ました、今作がゲーム作品デビューとなる、AKB48期待の新星・横山さん! この作品から参加することになるメンバーはたったの2名ですからね~、今作の目玉ともいえるムービーシーンでしょう。しかし、ういういしいねぇ。京都弁を前面に押し出しながらも、告白への緊張から言葉がたどたどしいというキャラクターを、正式加入からわずか半年という文字通りのフレッシュさで演じておられました。ただ、本来の横山さんはその立派な肩幅から見てもわかる通り、もっとずんずんパワフルに前に出ていく陽性の方のような気がするので、新人といわずに遠慮なく前に出て行ったらいいと思うんですけどね。かわいいんだから! 今後、この方が「神7」の築いた巨大すぎる帝国をいかに引き継いでいくのか。目が離せませんね。
米沢 瑠美(当時20歳 現在引退)
前作では「2人きりでカラオケデート」という屈指のドキドキシチュエーションだったのですが、今回はなんと「プールサイドで水着を着たままチェス」という、思いっきり現実感のない設定になってしまいました。いや、そりゃセクシーなのはありがたいんですが……なんなんだろ、それ? 米沢さんがチェスがうまいとかっていうんならわからんでもないんですが、チェスやったことないって言ってるもんね。「色っぽい大人の駆け引き」みたいなところを強調したかったのかもしれませんが、なんかあまりにもシャレオツすぎてリアルなドキドキがなくなってしまったような気がするのがちと残念でした。チェスだなんて、グアムだからありなんだろうけど……プールに来てるんだったら泳ごうやぁ!
ディスク3「チームB メイキング」(各メンバー約6~7分、合計103分)
※メンバー構成は前作から1名卒業し、2011年5月に加入した鈴木紫帆里が初出演している
石田 晴香(当時17歳 現チームK)
今作において、各メンバーのグアムロケが具体的にいつ撮影されたのかは定かではないのですが(前田敦子さんは3月だったことがスタッフとの会話でわかる)、この年6月に開催された第3回シングル選抜総選挙で、石田さんは昨年の27位からまさかの「圏外」へと転落してしまっていました。それと関係があるのかどうかはわからないのですが、前作のメイキング映像をひととおり観た私がただ1人「うわぁ、この人苦手だ!」と強く感じてしまったメンバーが、この石田さんだったのです。
そして、今回のメイキング映像での石田さんはというと、ただひたすらに、いいひと……ていうか、腰が低いを通り越して卑屈というか、ビクビクしてるぞ! もちろん美人であることに変わりはないんですが、どことなくやつれたような感じもあるし、シナリオ上での「朝から私といっしょで、ほんと幸せだよね~!」という決めゼリフも、完全に言いにくそうに言っている姿に驚愕してしまいました。自分の演技を評しても「1人だけ、お遊戯会が混ざってる……」なんてもらしちゃうし、ともかく2011年が彼女にとって「試練の年」であったことは間違いがなさそうだ、ということが容易に見て取れる映像になっていたのでした。大丈夫だ石田さん、やるんだったら惣流のほうのアスカさんみたいに思いっきり突っ走ってってくれ! 来年2012年には50位に回復するからね! それにしても、ほんとに立派な鼻ですよね、石田さんって。完全に「↓」!!
河西 智美(当時19歳 現在歌手)
まさに「水を得た魚」とでも言うべき、「水着を着た河西さん」! でも、米沢さんとまったく同じ理由で、やっぱ前作のシチュエーションのほうがドキドキして良かったような気がするんだよなぁ~。前作のリアリティがいいのか、今作のゴージャスなグアムの空気がいいのかは人それぞれだとは思うのですが。ただ、やっぱり河西さんの特に色白ってわけでもない浅黒い肌は、質感に妙な説得力があって、いいですよねぇ。まだ20歳前だったとはにわかに信じがたい成熟度です。そりゃ蚊もブンブン襲いにくるわ!
柏木 由紀(当時19歳 当時チームBキャプテン、現チームB兼 NMB48チームN)
その年2011年のシングル選抜総選挙で堂々の第3位に輝き、新たなる「神7」の一角をなす存在になった柏木さんでしたが、さすが今作でも盤石の美白で見目うるわしい水着姿を披露なさっています。まぁ……それだけかな!? いかん、水着ばっかり見すぎてきたから、感動もへったくれもなくなってきてしまいました。もぉ、かわいいってだけしか感想が出てこねぇ。でも、柏木さんくらいセクシーで色白になっちゃうと、もう魅力的っていうよりも「あざとい」っていう印象が先にきちゃって、水着だろうがなんだろうが、もうどうでもよくなってきちゃいますよね。それだったら、石田さんの卑屈さとか、河西さんの浅黒さのほうが親しみがわいてきちゃうよなぁ。いずれにせよ、それだけ前作に比べてチームBが全体的に充実してきたってことなんでしょうか。
北原 里英(当時20歳 現チームK副キャプテン)
チームA の片山さんと同じチャペルを使った撮影なのですが、こちらは時間帯が夜で参列者用の座席にいる北原さんを中心に撮っているので、雰囲気はまた違ったものになっているようです。それにしても、肉眼に近いメイキング映像用のカメラで撮影するとチャペル内はあんなにオレンジっぽい照明になっていたのに、ムービーシーン用のカメラで撮った映像はあんなに白っぽい自然光みたいな明るさになるんですな。確かに白っぽいほうが鮮明できれいではあるんですが、どうせ夜なんだからやわらかみのあるオレンジ系のほうが良かったような気もするなぁ。日中の白いチャペルとおんなじになっちゃうもんね。しかしまぁ、ご本人も言っていましたが、下の水着がまるっきり隠せていない、超ミニですらない短すぎるウェディング風のシースルードレスは、あざとい!! 殺す気か~! 北原さんって、ハイテンションになるとさかなクンを強く想起させますよね。ギョギョ!
小林 香菜(当時20歳 現チームK)
コインランドリーか……グアムに来たのに、コインランドリー。目の前でパッと水着姿になるっていう部分にもいちおう説得力のある場所ではあるんですが、コインランドリー……確かに日本のコインランドリーでもなかなかできない「着てきた服も入れちゃう」っていう展開はおもしろいんですが、なーんかチープさが前に出てきちゃうんだよなぁ。グアムのコインランドリーっていうところが、日常でもなくゴージャスでもない実に中途半端な空間に浮遊してる感じになっちゃってるんでしょうね。ドキドキ……するのかなぁ。すぐ次の瞬間にガラガラって他のお客さんが入ってきてもおかしくない場所なんだもんね。告白はよっぽどの深夜でもないかぎりキツいよなぁ。
小森 美果(当時16歳 現在引退)
屋内の遊園地施設のメリーゴーランド。う~ん……グアム? 水着を中に着てるくらいしかグアムっぽいにおいがしないです。アイドルと対面しながらメリーゴーランドなんて、確かに恋愛ゲームっぽい甘ったるいシチュエーションでいいんですけど、小森さんの場合にかぎらず、チームBのみなさんのシチュエーション設定は、全体的にネタ切れな感じが濃厚というか……他の2チームほど明快なグアム色がいまひとつ打ち出せていない感じがします。そりゃしょうがねぇか、ひとつの島で48パターンなんだもんなぁ。キビシ~ッ!
佐藤 亜美菜(当時20歳 現在女優)
今回のゲーム第2弾のメイキング映像を観ながらずっと気になっていたのが、2011年という黄金期の AKB48さんのことなのだから、おそらく日本のスタジオでのスチール撮影とグアムでのムービーシーンの撮影とでは、ハードスケジュールをぬって数か月レベルのそうとうな時間差があるのではないか、ということでした。それでこの亜美菜さんの映像を観て確信したのが、グアムロケが先で(おそらく前田敦子さんのスタッフとの会話で明言されていた3月ごろ)、スチール撮影が後(6月以降?)なんじゃなかろうかってことなんですね。だって、スチール撮影のときとグアムのときとで、亜美菜さんの容姿がまるで違うんだもの! 具体的に言うと、スチール撮影のときはかなりスリムになった印象で見間違えるほどに「美人」の方向にシフトしていた(少々やつれても見えるものの)のに、グアムに移ったとたんに前作同様の「ぽよっ」とした亜美菜さんに戻ってたんですよ。それで気になって調べてみたらば、亜美菜さん、この年の5月に雑誌の企画でダイエット始めてたのね! これでつながりました……確かに、グアムロケで屋外プールに漬かったときのメンバーって、だいたい寒そうにしてたわ! 2011年の AKB48の忙しさを如実に示す、このスチール撮影とグアムロケとの点と線。ちゃんとぜんぶ観ていてよかった。人生の役には毫も立ちませんが、なんか松本清張の小説を読んだかのように腑に落ちる結論にいたった亜美菜さんのメイキング映像でした。肝心かなめの映像の内容のほうは……白人の赤ちゃんって、かわいいですよね。
佐藤 すみれ(当時17歳 現 SKE48チームE)
なんだ、浴衣は脱いでプールに入るのか……なんか、すみれさんって本当にソツがないというか、教科書通りにアイドルっぽい人なんだよなぁ。浴衣も水着もどっちもおんなじパープル系っていうところも、せっかくのサプライズ水着をいちじるしく健康的で無難なものにしているような気がしました。それもいいんだろうけどねぇ。どっちかというと、すみれさんよりも、すみれさんのインタビュー中にぬっと後ろのプールサイドに現れて、鏡を使ってひとりで入念に前髪のラインをチェックしていたガウン姿の横山さんのほうが気になって気になって仕方がなかったです。さすが新人、気合入れてるねぇ!
佐藤 夏希(当時20歳 現在ネイルサロン経営)
具体的にどうとは言わないんだけど、彼女ほど、現在からみたときの「昔の AKB48」を体現している方もいないのではないのでしょうか。なんというか、覇権を「獲った」アイドルグループにはいないタイプで、覇権を「獲ろうとしている」アイドルグループにはいそう、って感じの雰囲気があるんですよね。だから、リトマス試験紙みたいなおもむきで、彼女がいなくなった時点で AKB48は次のステップに入った、ともいえるのではないのでしょうか。おそらく、彼女のような人は加入しないグループになったんじゃなかろうかと。SDN48が早々に撤退したのと同じ意味合いで、彼女もグループを去っていったんでしょうねぇ。料理の「あく」が無くなったみたいで、人によっては寂しく感じるグループ体質の変容だったと思うんですが。でも、彼女が好きなファンって、本質的に AKB48のファンの中でもそうとう異質な存在だったような気がする……グノーシス派みたいな気風を感じますよね。
はい! というわけでありまして、例によって実に中途半端なあとちょっとのところで字数がかさんでまいりました。
全編グアムロケ敢行ということで栄華の極みを謳歌したゲーム第2弾のメイキング映像も、残りあとわずか!
どうでもよすぎてあってもなくてもいいような全体の感想も含めまして、ホントのホントの最終回は、また次回のココロだ~いっと。
ホント、なんのためにこんなに時間をかけてんだろうか……いや、意味なんか必要ねぇ! 「せっかくだからやってみた。」これが『長岡京エイリアン』スタイル。