どうもこんばんは~、そうだいです。こっぺりお~ん。
風があるのでさほど暑くは感じないんですけど、やっぱり基本的に体力を消耗する日々が続いておりますなぁ。水分と塩分はコンスタントに摂っていきましょう。
またAKB48関連で新たな動きがありましたね。「新たな」っていうか、なんか恒例になるみたいですけど。
《AKB48またじゃんけん選抜! 9月に武道館》(日刊スポーツ.com 2011年7月4日の記事などより)
AKB48が、今年12月に発売する24枚目のシングル曲を歌う選抜メンバーを、再びじゃんけんで選ぶことになった。
前田敦子(19歳)VS 前田亜美(16歳)の「前田対決」や、大島優子(22歳)ら上位メンバーの早期敗退など、波乱が相次いだ昨年のじゃんけん大会。今年はよりスケールアップして帰ってくる。
3日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された『Everyday、カチューシャ』握手会の最中に2年連続のじゃんけん大会実施がサプライズ発表された。イベントに参加していた前田敦子や大島ら中心メンバーは、急報に「えーっ。」と驚きの声をあげた。
今年6月9日に行われた「選抜総選挙」同様、勝ち上がった上位メンバーは最新シングルを歌う選抜入りを果たし、1位はセンターの位置をゲットできるというサバイバル戦だ。人気に関係なく、じゃんけんの実力だけで選抜メンバーを決めるだけに下位メンバーにとっては絶好の下克上の機会となる。
昨年9月に日本武道館で開かれたじゃんけん大会では内田真由美(17歳)が勝ち抜き、12月発売の『チャンスの順番』でセンターポジションを獲得。内田は第1回、第2回の総選挙ともに圏外のダークホースだったが一躍脚光を浴びた。
今回も日本武道館で9月20日に行われ、AKB48メンバーと予備選を勝ち抜いた研究生3名のほか、姉妹グループのSKE48とNMB48からも予備選を勝ち抜いた5名ずつの計71名が参戦する。AKB48は、先日の選抜総選挙の結果を反映した22枚目のシングル『フライングゲット』を8月24日に発売し、10月には23枚目のシングルをリリースする予定。AKB史上最大規模のじゃんけん大会となるだけに、前回大会を超える名勝負が繰り広げられることは間違いなさそうだ。
楽しそうでよろしおすなぁ。なるほど、無名のメンバーにチャンスを与えるという新奇さもいいんですけど、こういう形で加熱スケジュールにあえいでいる人気メンバーに休みをあげる方法もあるんですねぇ。さすがは秋元神先生。
でも、そうやってセンターになったからといって、やはりファンの目や芸能界の荒波は思ったよりも甘くはないようで……内田さんももう一度圏外から這い上がれぃやァ!!
ただ、なんかじゃんけんには「運」だけじゃなく「技術」もあるようで。私、むかし『笑っていいとも』で、少なくとも放送中には100%の確率でじゃんけんに勝ち続けていたバーのママが出てたのを見ましたよ。あれは相手の視線なのか手の動き方なのか。何回かやってみて相手それぞれの習性をおぼえるんじゃなくて、初戦から勝っていくんだぜ!? 不思議だなぁ~。いいともレギュラー全員もスタジオも「ええ~!!」と大騒ぎしている中で、ひとり「ほほほ……」と静かに笑っていた美人ママのほほえみが恐かった恐かった。
さぁさぁ、今日もまた新世紀「ざっくりすぎるアイドルグループ史」の続きに入っていきたいのですが、今回はいよいよAKB48が登場してくるあたり、それ以前にちょっと早く登場した他のアイドルグループのみなさんをざざーっとならべていきたいと思います。
いやー、今回のモーニング娘。包囲網はすごいですよ……なんてったって、脈絡がまったくと言っていいほどありません。日本のアーティストじゃない方々もいるし。しかもほっとんどが哀しい結果に……
もうズバズバいっちゃおう! 2000年代前半のハロプロ以外のアイドルグループのごった煮、なつかしさのラタトゥイユをめっしあっがれ~いっと。
ZONE(ゾーン 1997年12年~2005年4月)4人組ガールズバンド
9~12歳(1997年の結成時)
メンバー全員が北海道札幌市出身で、もともとは8人組の小学生ヴォーカルダンスグループだった
※同じ「北海道出身のガールズバンド」ということで、2000年に『夏祭り』でブレイクしたwhiteberryとよく比較される
1999年12月のインディーズデビューから4人体制となる
2001年8月にリリースした3rdシングル『secret base 君がくれたもの』から、全員ヴォーカル兼任のガールズバンド体制に転身する
その『secret base』が大ヒットして全国的知名度をえる(オリコンチャート最高2位)
※『secret base』はラブソングではなく、小学生男子どうしの友情をえがいた名曲
2005年4月1日の東京・日本武道館コンサートをもって解散する
解散後にリリースされたベストアルバム『E』が自身唯一のオリコン1位を記録する
現在はギターの長瀬実夕、ベースの舞衣子、キーボードの西村朝香が音楽活動を継続している
2011年8月に1ヶ月間限定で再結成する予定(長瀬・舞衣子・西村の3名で)
推定少女(2001年8月~06年年7月)デュオ
どちらも14歳 リノとリサ
ミニスカ制服がユニフォームで、パンチラが武器
9枚のシングルと2枚のアルバムをリリースするがヒットせず
BOYSTYLE(ボーイスタイル 2001年4月~07年7月)4人組
全員14歳 村川絵梨(14歳)ら
村川以外のメンバー3人は沖縄アクターズスクール大阪校の生徒だった
※村川のみ大阪のヴォーカル&ダンス学校「キャレス」の出身
主に大阪を拠点に活動
グループ名が「BOYSTYLE」に決定して音楽活動を開始したのは2002年から
同じ事務所だったPerfumeやBUZY(2002~06年)とも一緒に活動していた
8枚のシングルと1枚のアルバムをリリースするがヒットせず
2005年7月にメンバーの1人が脱退し、村川が2005年下半期のNHK朝ドラ『風のハルカ』の主役に抜擢されたため、事実上の活動停止状態となる
そのまま個々のソロ活動が進み、2007年7月に正式に解散が発表される
現在は村川絵梨、田野アサミ、上原香代子の3名が女優・タレントとして活動している
t.A.T.u(タトゥー 1999~2011年)ロシアのポップデュオ
正確にはプロデューサー・作曲家・作詞家・マネージャーを含めてのグループ名が「t.A.T.u」
色白のほうがリェーナ(初来日時19歳)で、色黒のほうがユーリャ(初来日時18歳)
リェーナとユーリャはもともと同じ児童合唱団に所属していた
最初はリェーナのみのソロプロジェクトだったが、2000年にユーリャが加入してデュオとなる
プロデューサーのイワン=シャポヴァロフが発案した同性愛をにおわせるような演出で大ヒットするが、本人たちはイヤだった
2002年にヨーロッパ各国やアメリカでも大ブレイクし、翌03年に日本で人気沸騰となる
日本では2003年3月に発売されたデビューアルバム『t.A.T.u』が売り上げ200万枚の大ヒットとなる
※日本のオリコンチャートで、海外アーティストのデビューアルバムがランキング初登場1位を獲得したのはタトゥーのみ
熱狂的な人気のなか2003年6月に初来日を果たすが、音楽番組『ミュージックステーション』(テレビ朝日)への出演ドタキャン騒動が物議をかもす
※この来日時には2人はすでに同性愛路線を放棄しており、ユーリャはノドの不調を訴えて満足な歌唱ができない状態にあった
話題づくりのためには出演拒否も辞さないイワンのあこぎな商法があだとなり、日本でのブームは2003年内に急速に沈静化する
2004年にプロデューサーのイワンを解雇し、以降は堅実な歌手活動に徹する
2011年に解散
女子十二楽坊(2001年6月~)13~20名
中国の女性古楽器演奏グループ
中国国内の古楽器(二胡・琵琶・揚琴など)演奏の第一人者たちで結成
楽曲は主に中国伝統音楽や西洋クラシック、日本のポップスなどのカヴァー
グループ名の「十二」というのは縁起の良さからつけた数字であり、実際のメンバー数はもっと多い
2002年に中国国内でブレイクし、翌03年に日本に進出する
2003年7月にリリースされた日本版1stオリジナルアルバム『女子十二楽坊 Beautiful Energy』が売り上げ200万枚の大ヒットとなる
※アルバム『女子十二楽坊』は、日本で初めて「特典DVDつきCD」というセールス法を成功させた
2004年には日本で武道館コンサートや全国ツアーを成功させ、2ndオリジナルアルバム『輝煌 Shining Energy』も大ヒットする
2005年にはアメリカにも進出し、アジア人アーティストとして最大のヒットを記録
現在はメンバーの交替をへて中国国内を中心に活動している
Springs(スプリングス 2002年10月~03年9月)3人組
伊藤彩華(15歳)・平野綾(15歳)・吉田有希(13歳)
3人とも子役出身であり、伊藤はミュージカル、平野はTVCM、吉田はTVドラマで活躍していた
フジテレビの深夜番組内オーディションで結成され、『深夜戦隊ガリンペロ』(毎週土曜深夜2時から・2002年10月~03年3月放送)のエンディング曲を担当する
※『深夜戦隊ガリンペロ』はかつての『オールナイトフジ』と同じ土曜深夜の生放送番組だったが、内容は特撮作品でブレイクしたイケメン俳優を司会に起用した女性向けのものだった
結成当初のグループ名は「ユニット名未定」だったが、2003年2月の放送中にさまぁ~ずが命名した
楽曲は洋邦ポップスのカヴァーが中心
4枚のシングルと1枚のアルバムをリリースするが話題にならず自然消滅
現在、伊藤と吉田は歌手として活動しており、平野は言うまでもなく2006年から声優として大ブレイク中
SweetS(スイーツ 2003年8月~06年6月)5人組
12~13歳 瀧本美織(12歳)ら
全員が平成うまれのヴォーカルダンスユニット
エイベックスのオーディション合格者により結成
2003年4~9月に放送されたテレビ東京のドキュメントバラエティ番組『プラチナチケット』(毎週日曜夜10時から)の企画で、もう2人を追加加入させてからCDデビューする予定だったのだが、番組の人気不振からの企画打ち切りにより5人のままでデビュー
11枚のシングルと3枚のオリジナルアルバム(ミニを含む)をリリースするがヒットせず
メンバーの学業専念などの理由により2006年6月のラストシングルのリリースをもって解散
現在は元リーダーの柏木亜季子がダンサー、吉村綾花が歌手、瀧本美織が女優として活動している
瀧本は2010年下半期のNHK朝ドラ『てっぱん』の主役に抜擢される
Negicco(ねぎっこ 2003年7月~)3~4人組
12~15歳 Nao☆(15歳)、Megu(14歳)、Kaede(12歳)
新潟のローカルアイドル(ロコドル)グループ
新潟県産の長ねぎ「やわ肌ねぎ」のPRキャンペーンのために4人組で結成
「やわ肌ねぎキャンペーン」終了後もグループの活動は地元新潟を拠点に継続
2004年9月に放送されたNHKの音楽番組『ポップジャム』に出演して全国的な知名度を得る
2008年5月からは3人組となる
2010年12月に開催された「U.M.Uアワード2010 全国アイドルお取り寄せ展」のグランプリに輝く
※「U.M.U」とは「Under Major Unit idol」の略(要するにマイナーなアイドルグループのこと)
8枚のシングルと1枚のミニアルバムをリリースしている
2011年7月(今月)には、タワーレコードのアイドル専門レーベル「T-Palette Records」から待望の2ndミニアルバム『GET IT ON!』をリリースして本格的な全国進出を狙う
美少女クラブ21(2003年8月~06年12月)21人組
12~19歳 原幹恵(16歳)、森田彩華(15歳) ら
オスカープロモーションの「第8~10回 全日本国民的美少女コンテスト」入賞者によって結成
2004年10月には福田沙紀(14歳)ら10名が追加加入して「美少女クラブ31」に改称する
2003年10月~06年9月に放送されたテレビ東京のバラエティ番組『GIRLS A GOGO!』(毎週土曜夕方4時半から)を中心に活動していた
2枚のシングルをリリースするがヒットせず
「森田クラブ」、「D.D.D」、「ティーンエイジクラブ」など6つのグループ内ユニットも活動していたがさほど話題にならず
2006年いっぱいの活動をもって自然消滅
PARADISE GO!!GO!!(2004年8月~06年8月)7人組
13~18歳 松本美咲(13歳)ら
関西出身のメンバーによるヴォーカルダンスグループ
全員が大阪のヴォーカル&ダンス学校「キャレス」の出身(ボーイスタイルの村川絵梨の出身校)
2004年に東京進出を果たし8月にエイベックス所属でCDデビューする前から、「9SOULS」というグループ名で大阪を拠点に活動していた
6枚のシングルと1枚のアルバムをリリースするがヒットせず
2006年8月のライヴDVD発売記念イベントへの出演以降は活動が一切なくなり自然消滅
現在は松本美咲と藤田ハルカのみが歌手として活動している
80_pan(ハレパン 2004年4月~09年6月)2~3人組
小笠原朋美(19歳 ヴォーカル担当)と奥菜真子(19歳 ラップ担当)が一貫して所属
京都を拠点に活動していたが、2005年8月のCDデビューから全国進出する
グループ名は結成当初は「ハレンチ☆パンチ」だったが、2007年3月から「80★pan!」、さらに08年4月からは「80_pan」に改称される
ギター担当の大空さや(16歳 2005年5月~07年10月在籍)が珍しいメガネキャラだった
「ハレンチ☆パンチ」時代は正統派アイドル路線、「80★pan!」時代はガールズバンド路線、「80_pan」時代はニューレイヴロック路線をとっていた
5枚のシングルと3枚のオリジナルアルバムをリリースするが、方向性の迷走によりヒットせず
2009年6月に解散
AAA(トリプルエー 2005年4月~)男5名と女2~3名の男女混合グループ
17~23歳 宇野実彩子(19歳)、伊藤千晃(18歳) ら
エイベックスの各種オーディション合格者で結成されたヴォーカルダンスグループ
エイベックスの創業者・MAX松浦こと松浦勝人の総合プロデュース
メインヴォーカルは宇野と男子2人の3人体制
グループ名の「AAA」は、「Attack All Around(全方位攻撃)」の略
ライヴでは歌とダンスの他にアクロバットや演劇も上演する
2005年4月にメンバー7人で結成され、6月に伊藤千晃(18歳)が加入したことにより8人編成となる
グループとしての歌手活動と並行して、メンバーそれぞれも俳優として積極的に活動している
2007年6月の後藤友香里(19歳)の体調不良からの脱退により、7人体制になって現在にいたる
2005年5月のCDデビュー時からオリコン上位の常連だったが、2008年1月の17thシングル『MIRAGE』で初めて1位を獲得する
2010年5月にリリースされた24thシングル『逢いたい理由』からは小室哲哉が楽曲をプロデュース
脱退した後藤は現在はタレントとして活動
いや~、ほんとに脈絡がありません。
現在も現役バリバリで活動しているグループももちろんあるんですが、全体的な印象は……「死屍累々」? 「国やぶれて山河あり」?
トリプルエーは女性アイドルグループではないのですが、エイベックス関連で小室さんのプロデュースを受けているところから見ても、かつてのtrfをほうふつとさせるものがあったので取り上げておきました。
でも今回調べてみてびっくりしたんですけど、トリプルエーのみなさんも実はそう若くはないのね。いや、20代ですけど。
なつかしいのは2003年のタトゥーと女子十二楽坊ですよね! アイドルじゃないけど。
残念ながら、小学校の教室で、
「おまえ、リェーナとユーリャのどっちが好き!?」
とか、
「おれは揚琴のホイちゃんもいいけど、つきあうなら独弦琴のシャオイェンだなぁ。」
という会話はなかったと思うのですが、2010年代の韓流アイドルグループブームの予兆となる部分もあったような気がしたのでピックアップしてみました。考えすぎ?
村川さんや瀧本さん、それに平野さんと、のちに個人でブレイクした方はいらっしゃるのですが、アイドルグループとしてはもう惨憺たる状況のものがほとんどでしたね。
美少女21(31)は「大人数」に「グループ内ユニット」に「夕方のレギュラー番組」と、なんか前にも何回か聞いたことのある条件がそろっていたのですが、驚くほどパッとしませんでした。全員かわいくても、やっぱりメンバーのグループにかけるやる気みたいなものがなければいけないんでしょうね。アツさは大事だ!
推定少女は海外ではやっていた頃のタトゥーから着想を得たんでしょうか。ニューレイヴ路線のハレパンは、やっぱり同時期に念願のブレイクを果たしたパフュームのテクノ路線に影響されてのことだったのかしら。でも、結果はどちらも対照的なものになりました……
結論としては、やはりハロプロ勢に太刀打ちできた勢力はまったくなかった、ということで。
私としましては、現在進行形で今年これから大きな動きがあるというゾーンとねぎっこに注目していきたいですなぁ。
ってなわけで、次回はまたモーニング娘。の悠久の歴史にもどりま~っす。
ハバナイスデ~イ。
風があるのでさほど暑くは感じないんですけど、やっぱり基本的に体力を消耗する日々が続いておりますなぁ。水分と塩分はコンスタントに摂っていきましょう。
またAKB48関連で新たな動きがありましたね。「新たな」っていうか、なんか恒例になるみたいですけど。
《AKB48またじゃんけん選抜! 9月に武道館》(日刊スポーツ.com 2011年7月4日の記事などより)
AKB48が、今年12月に発売する24枚目のシングル曲を歌う選抜メンバーを、再びじゃんけんで選ぶことになった。
前田敦子(19歳)VS 前田亜美(16歳)の「前田対決」や、大島優子(22歳)ら上位メンバーの早期敗退など、波乱が相次いだ昨年のじゃんけん大会。今年はよりスケールアップして帰ってくる。
3日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された『Everyday、カチューシャ』握手会の最中に2年連続のじゃんけん大会実施がサプライズ発表された。イベントに参加していた前田敦子や大島ら中心メンバーは、急報に「えーっ。」と驚きの声をあげた。
今年6月9日に行われた「選抜総選挙」同様、勝ち上がった上位メンバーは最新シングルを歌う選抜入りを果たし、1位はセンターの位置をゲットできるというサバイバル戦だ。人気に関係なく、じゃんけんの実力だけで選抜メンバーを決めるだけに下位メンバーにとっては絶好の下克上の機会となる。
昨年9月に日本武道館で開かれたじゃんけん大会では内田真由美(17歳)が勝ち抜き、12月発売の『チャンスの順番』でセンターポジションを獲得。内田は第1回、第2回の総選挙ともに圏外のダークホースだったが一躍脚光を浴びた。
今回も日本武道館で9月20日に行われ、AKB48メンバーと予備選を勝ち抜いた研究生3名のほか、姉妹グループのSKE48とNMB48からも予備選を勝ち抜いた5名ずつの計71名が参戦する。AKB48は、先日の選抜総選挙の結果を反映した22枚目のシングル『フライングゲット』を8月24日に発売し、10月には23枚目のシングルをリリースする予定。AKB史上最大規模のじゃんけん大会となるだけに、前回大会を超える名勝負が繰り広げられることは間違いなさそうだ。
楽しそうでよろしおすなぁ。なるほど、無名のメンバーにチャンスを与えるという新奇さもいいんですけど、こういう形で加熱スケジュールにあえいでいる人気メンバーに休みをあげる方法もあるんですねぇ。さすがは秋元神先生。
でも、そうやってセンターになったからといって、やはりファンの目や芸能界の荒波は思ったよりも甘くはないようで……内田さんももう一度圏外から這い上がれぃやァ!!
ただ、なんかじゃんけんには「運」だけじゃなく「技術」もあるようで。私、むかし『笑っていいとも』で、少なくとも放送中には100%の確率でじゃんけんに勝ち続けていたバーのママが出てたのを見ましたよ。あれは相手の視線なのか手の動き方なのか。何回かやってみて相手それぞれの習性をおぼえるんじゃなくて、初戦から勝っていくんだぜ!? 不思議だなぁ~。いいともレギュラー全員もスタジオも「ええ~!!」と大騒ぎしている中で、ひとり「ほほほ……」と静かに笑っていた美人ママのほほえみが恐かった恐かった。
さぁさぁ、今日もまた新世紀「ざっくりすぎるアイドルグループ史」の続きに入っていきたいのですが、今回はいよいよAKB48が登場してくるあたり、それ以前にちょっと早く登場した他のアイドルグループのみなさんをざざーっとならべていきたいと思います。
いやー、今回のモーニング娘。包囲網はすごいですよ……なんてったって、脈絡がまったくと言っていいほどありません。日本のアーティストじゃない方々もいるし。しかもほっとんどが哀しい結果に……
もうズバズバいっちゃおう! 2000年代前半のハロプロ以外のアイドルグループのごった煮、なつかしさのラタトゥイユをめっしあっがれ~いっと。
ZONE(ゾーン 1997年12年~2005年4月)4人組ガールズバンド
9~12歳(1997年の結成時)
メンバー全員が北海道札幌市出身で、もともとは8人組の小学生ヴォーカルダンスグループだった
※同じ「北海道出身のガールズバンド」ということで、2000年に『夏祭り』でブレイクしたwhiteberryとよく比較される
1999年12月のインディーズデビューから4人体制となる
2001年8月にリリースした3rdシングル『secret base 君がくれたもの』から、全員ヴォーカル兼任のガールズバンド体制に転身する
その『secret base』が大ヒットして全国的知名度をえる(オリコンチャート最高2位)
※『secret base』はラブソングではなく、小学生男子どうしの友情をえがいた名曲
2005年4月1日の東京・日本武道館コンサートをもって解散する
解散後にリリースされたベストアルバム『E』が自身唯一のオリコン1位を記録する
現在はギターの長瀬実夕、ベースの舞衣子、キーボードの西村朝香が音楽活動を継続している
2011年8月に1ヶ月間限定で再結成する予定(長瀬・舞衣子・西村の3名で)
推定少女(2001年8月~06年年7月)デュオ
どちらも14歳 リノとリサ
ミニスカ制服がユニフォームで、パンチラが武器
9枚のシングルと2枚のアルバムをリリースするがヒットせず
BOYSTYLE(ボーイスタイル 2001年4月~07年7月)4人組
全員14歳 村川絵梨(14歳)ら
村川以外のメンバー3人は沖縄アクターズスクール大阪校の生徒だった
※村川のみ大阪のヴォーカル&ダンス学校「キャレス」の出身
主に大阪を拠点に活動
グループ名が「BOYSTYLE」に決定して音楽活動を開始したのは2002年から
同じ事務所だったPerfumeやBUZY(2002~06年)とも一緒に活動していた
8枚のシングルと1枚のアルバムをリリースするがヒットせず
2005年7月にメンバーの1人が脱退し、村川が2005年下半期のNHK朝ドラ『風のハルカ』の主役に抜擢されたため、事実上の活動停止状態となる
そのまま個々のソロ活動が進み、2007年7月に正式に解散が発表される
現在は村川絵梨、田野アサミ、上原香代子の3名が女優・タレントとして活動している
t.A.T.u(タトゥー 1999~2011年)ロシアのポップデュオ
正確にはプロデューサー・作曲家・作詞家・マネージャーを含めてのグループ名が「t.A.T.u」
色白のほうがリェーナ(初来日時19歳)で、色黒のほうがユーリャ(初来日時18歳)
リェーナとユーリャはもともと同じ児童合唱団に所属していた
最初はリェーナのみのソロプロジェクトだったが、2000年にユーリャが加入してデュオとなる
プロデューサーのイワン=シャポヴァロフが発案した同性愛をにおわせるような演出で大ヒットするが、本人たちはイヤだった
2002年にヨーロッパ各国やアメリカでも大ブレイクし、翌03年に日本で人気沸騰となる
日本では2003年3月に発売されたデビューアルバム『t.A.T.u』が売り上げ200万枚の大ヒットとなる
※日本のオリコンチャートで、海外アーティストのデビューアルバムがランキング初登場1位を獲得したのはタトゥーのみ
熱狂的な人気のなか2003年6月に初来日を果たすが、音楽番組『ミュージックステーション』(テレビ朝日)への出演ドタキャン騒動が物議をかもす
※この来日時には2人はすでに同性愛路線を放棄しており、ユーリャはノドの不調を訴えて満足な歌唱ができない状態にあった
話題づくりのためには出演拒否も辞さないイワンのあこぎな商法があだとなり、日本でのブームは2003年内に急速に沈静化する
2004年にプロデューサーのイワンを解雇し、以降は堅実な歌手活動に徹する
2011年に解散
女子十二楽坊(2001年6月~)13~20名
中国の女性古楽器演奏グループ
中国国内の古楽器(二胡・琵琶・揚琴など)演奏の第一人者たちで結成
楽曲は主に中国伝統音楽や西洋クラシック、日本のポップスなどのカヴァー
グループ名の「十二」というのは縁起の良さからつけた数字であり、実際のメンバー数はもっと多い
2002年に中国国内でブレイクし、翌03年に日本に進出する
2003年7月にリリースされた日本版1stオリジナルアルバム『女子十二楽坊 Beautiful Energy』が売り上げ200万枚の大ヒットとなる
※アルバム『女子十二楽坊』は、日本で初めて「特典DVDつきCD」というセールス法を成功させた
2004年には日本で武道館コンサートや全国ツアーを成功させ、2ndオリジナルアルバム『輝煌 Shining Energy』も大ヒットする
2005年にはアメリカにも進出し、アジア人アーティストとして最大のヒットを記録
現在はメンバーの交替をへて中国国内を中心に活動している
Springs(スプリングス 2002年10月~03年9月)3人組
伊藤彩華(15歳)・平野綾(15歳)・吉田有希(13歳)
3人とも子役出身であり、伊藤はミュージカル、平野はTVCM、吉田はTVドラマで活躍していた
フジテレビの深夜番組内オーディションで結成され、『深夜戦隊ガリンペロ』(毎週土曜深夜2時から・2002年10月~03年3月放送)のエンディング曲を担当する
※『深夜戦隊ガリンペロ』はかつての『オールナイトフジ』と同じ土曜深夜の生放送番組だったが、内容は特撮作品でブレイクしたイケメン俳優を司会に起用した女性向けのものだった
結成当初のグループ名は「ユニット名未定」だったが、2003年2月の放送中にさまぁ~ずが命名した
楽曲は洋邦ポップスのカヴァーが中心
4枚のシングルと1枚のアルバムをリリースするが話題にならず自然消滅
現在、伊藤と吉田は歌手として活動しており、平野は言うまでもなく2006年から声優として大ブレイク中
SweetS(スイーツ 2003年8月~06年6月)5人組
12~13歳 瀧本美織(12歳)ら
全員が平成うまれのヴォーカルダンスユニット
エイベックスのオーディション合格者により結成
2003年4~9月に放送されたテレビ東京のドキュメントバラエティ番組『プラチナチケット』(毎週日曜夜10時から)の企画で、もう2人を追加加入させてからCDデビューする予定だったのだが、番組の人気不振からの企画打ち切りにより5人のままでデビュー
11枚のシングルと3枚のオリジナルアルバム(ミニを含む)をリリースするがヒットせず
メンバーの学業専念などの理由により2006年6月のラストシングルのリリースをもって解散
現在は元リーダーの柏木亜季子がダンサー、吉村綾花が歌手、瀧本美織が女優として活動している
瀧本は2010年下半期のNHK朝ドラ『てっぱん』の主役に抜擢される
Negicco(ねぎっこ 2003年7月~)3~4人組
12~15歳 Nao☆(15歳)、Megu(14歳)、Kaede(12歳)
新潟のローカルアイドル(ロコドル)グループ
新潟県産の長ねぎ「やわ肌ねぎ」のPRキャンペーンのために4人組で結成
「やわ肌ねぎキャンペーン」終了後もグループの活動は地元新潟を拠点に継続
2004年9月に放送されたNHKの音楽番組『ポップジャム』に出演して全国的な知名度を得る
2008年5月からは3人組となる
2010年12月に開催された「U.M.Uアワード2010 全国アイドルお取り寄せ展」のグランプリに輝く
※「U.M.U」とは「Under Major Unit idol」の略(要するにマイナーなアイドルグループのこと)
8枚のシングルと1枚のミニアルバムをリリースしている
2011年7月(今月)には、タワーレコードのアイドル専門レーベル「T-Palette Records」から待望の2ndミニアルバム『GET IT ON!』をリリースして本格的な全国進出を狙う
美少女クラブ21(2003年8月~06年12月)21人組
12~19歳 原幹恵(16歳)、森田彩華(15歳) ら
オスカープロモーションの「第8~10回 全日本国民的美少女コンテスト」入賞者によって結成
2004年10月には福田沙紀(14歳)ら10名が追加加入して「美少女クラブ31」に改称する
2003年10月~06年9月に放送されたテレビ東京のバラエティ番組『GIRLS A GOGO!』(毎週土曜夕方4時半から)を中心に活動していた
2枚のシングルをリリースするがヒットせず
「森田クラブ」、「D.D.D」、「ティーンエイジクラブ」など6つのグループ内ユニットも活動していたがさほど話題にならず
2006年いっぱいの活動をもって自然消滅
PARADISE GO!!GO!!(2004年8月~06年8月)7人組
13~18歳 松本美咲(13歳)ら
関西出身のメンバーによるヴォーカルダンスグループ
全員が大阪のヴォーカル&ダンス学校「キャレス」の出身(ボーイスタイルの村川絵梨の出身校)
2004年に東京進出を果たし8月にエイベックス所属でCDデビューする前から、「9SOULS」というグループ名で大阪を拠点に活動していた
6枚のシングルと1枚のアルバムをリリースするがヒットせず
2006年8月のライヴDVD発売記念イベントへの出演以降は活動が一切なくなり自然消滅
現在は松本美咲と藤田ハルカのみが歌手として活動している
80_pan(ハレパン 2004年4月~09年6月)2~3人組
小笠原朋美(19歳 ヴォーカル担当)と奥菜真子(19歳 ラップ担当)が一貫して所属
京都を拠点に活動していたが、2005年8月のCDデビューから全国進出する
グループ名は結成当初は「ハレンチ☆パンチ」だったが、2007年3月から「80★pan!」、さらに08年4月からは「80_pan」に改称される
ギター担当の大空さや(16歳 2005年5月~07年10月在籍)が珍しいメガネキャラだった
「ハレンチ☆パンチ」時代は正統派アイドル路線、「80★pan!」時代はガールズバンド路線、「80_pan」時代はニューレイヴロック路線をとっていた
5枚のシングルと3枚のオリジナルアルバムをリリースするが、方向性の迷走によりヒットせず
2009年6月に解散
AAA(トリプルエー 2005年4月~)男5名と女2~3名の男女混合グループ
17~23歳 宇野実彩子(19歳)、伊藤千晃(18歳) ら
エイベックスの各種オーディション合格者で結成されたヴォーカルダンスグループ
エイベックスの創業者・MAX松浦こと松浦勝人の総合プロデュース
メインヴォーカルは宇野と男子2人の3人体制
グループ名の「AAA」は、「Attack All Around(全方位攻撃)」の略
ライヴでは歌とダンスの他にアクロバットや演劇も上演する
2005年4月にメンバー7人で結成され、6月に伊藤千晃(18歳)が加入したことにより8人編成となる
グループとしての歌手活動と並行して、メンバーそれぞれも俳優として積極的に活動している
2007年6月の後藤友香里(19歳)の体調不良からの脱退により、7人体制になって現在にいたる
2005年5月のCDデビュー時からオリコン上位の常連だったが、2008年1月の17thシングル『MIRAGE』で初めて1位を獲得する
2010年5月にリリースされた24thシングル『逢いたい理由』からは小室哲哉が楽曲をプロデュース
脱退した後藤は現在はタレントとして活動
いや~、ほんとに脈絡がありません。
現在も現役バリバリで活動しているグループももちろんあるんですが、全体的な印象は……「死屍累々」? 「国やぶれて山河あり」?
トリプルエーは女性アイドルグループではないのですが、エイベックス関連で小室さんのプロデュースを受けているところから見ても、かつてのtrfをほうふつとさせるものがあったので取り上げておきました。
でも今回調べてみてびっくりしたんですけど、トリプルエーのみなさんも実はそう若くはないのね。いや、20代ですけど。
なつかしいのは2003年のタトゥーと女子十二楽坊ですよね! アイドルじゃないけど。
残念ながら、小学校の教室で、
「おまえ、リェーナとユーリャのどっちが好き!?」
とか、
「おれは揚琴のホイちゃんもいいけど、つきあうなら独弦琴のシャオイェンだなぁ。」
という会話はなかったと思うのですが、2010年代の韓流アイドルグループブームの予兆となる部分もあったような気がしたのでピックアップしてみました。考えすぎ?
村川さんや瀧本さん、それに平野さんと、のちに個人でブレイクした方はいらっしゃるのですが、アイドルグループとしてはもう惨憺たる状況のものがほとんどでしたね。
美少女21(31)は「大人数」に「グループ内ユニット」に「夕方のレギュラー番組」と、なんか前にも何回か聞いたことのある条件がそろっていたのですが、驚くほどパッとしませんでした。全員かわいくても、やっぱりメンバーのグループにかけるやる気みたいなものがなければいけないんでしょうね。アツさは大事だ!
推定少女は海外ではやっていた頃のタトゥーから着想を得たんでしょうか。ニューレイヴ路線のハレパンは、やっぱり同時期に念願のブレイクを果たしたパフュームのテクノ路線に影響されてのことだったのかしら。でも、結果はどちらも対照的なものになりました……
結論としては、やはりハロプロ勢に太刀打ちできた勢力はまったくなかった、ということで。
私としましては、現在進行形で今年これから大きな動きがあるというゾーンとねぎっこに注目していきたいですなぁ。
ってなわけで、次回はまたモーニング娘。の悠久の歴史にもどりま~っす。
ハバナイスデ~イ。