伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。
今日は、材料と機能・リサイクルについて、ちょっとばかり書きたいと思います。
人類は、進化していく過程で様々な材料を開発し、私たちの暮らしの豊かさに貢献してきました。
その材料を大別すると、金属材料、樹脂材料、セラミックス材料、そしてこれらを複合させた複合材料、の4種類です。
これら4種類の材料の総称を「工業材料」と呼びます。
工業製品の多くは、これらの4種類の材料を複合的に使用して、より使いやすく機能的に設計されています。
例えば、ノック式ボールペンは、ボディーに樹脂、ペン先とばねに金属、ペン先ボールにセラミックスが使用されています。
このような種々の材料が使用されているものを「マルチマテリアル」と呼びます。
街を走る自動車は、マルチマテリアルの代表ですよね。
マルチマテリアルの対極にあるのが、「モノマテリアル」です。
モノマテリアルとは、製品が一つの材料でできているものを指します。
材料が単一のモノマテリアルは分別する必要がありませんので、リサイクルしやすくなります。
そのため、このモノマテリアルが注目されており、最近は、包装材でのモノマテリアル化が進んでいるようです。
機能視点の「マルチマテリアル」と、リサイクル視点の「モノマテリアル」。
今後、「マルチマテリアル」では、複合的に使用した材料をいかに容易に分解・分別できるように設計するか?
「モノマテリアル」では、単一素材でいかに製品特性を担保するように材料設計するか?
がそれぞれ重要となってきそうですね。
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『原材料から金属製品ができるまで 図解よくわかる金属加工』(日刊工業新聞社)※2021年9月発刊
『トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞社)
『銅のはなし』(技報堂出版)
『身近なモノに隠された金属のヒミツ パパは金属博士!』(技報堂出版)
『ツールエンジニア 生活を支える金属 いろはにほへと』 (大河出版)
『ツールエンジニア モノづくりを支える金属元素 いろはにほへと』 (大河出版)
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今日は、材料と機能・リサイクルについて、ちょっとばかり書きたいと思います。
人類は、進化していく過程で様々な材料を開発し、私たちの暮らしの豊かさに貢献してきました。
その材料を大別すると、金属材料、樹脂材料、セラミックス材料、そしてこれらを複合させた複合材料、の4種類です。
これら4種類の材料の総称を「工業材料」と呼びます。
工業製品の多くは、これらの4種類の材料を複合的に使用して、より使いやすく機能的に設計されています。
例えば、ノック式ボールペンは、ボディーに樹脂、ペン先とばねに金属、ペン先ボールにセラミックスが使用されています。
このような種々の材料が使用されているものを「マルチマテリアル」と呼びます。
街を走る自動車は、マルチマテリアルの代表ですよね。
マルチマテリアルの対極にあるのが、「モノマテリアル」です。
モノマテリアルとは、製品が一つの材料でできているものを指します。
材料が単一のモノマテリアルは分別する必要がありませんので、リサイクルしやすくなります。
そのため、このモノマテリアルが注目されており、最近は、包装材でのモノマテリアル化が進んでいるようです。
機能視点の「マルチマテリアル」と、リサイクル視点の「モノマテリアル」。
今後、「マルチマテリアル」では、複合的に使用した材料をいかに容易に分解・分別できるように設計するか?
「モノマテリアル」では、単一素材でいかに製品特性を担保するように材料設計するか?
がそれぞれ重要となってきそうですね。
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『原材料から金属製品ができるまで 図解よくわかる金属加工』(日刊工業新聞社)※2021年9月発刊
『トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞社)
『銅のはなし』(技報堂出版)
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『ツールエンジニア 生活を支える金属 いろはにほへと』 (大河出版)
『ツールエンジニア モノづくりを支える金属元素 いろはにほへと』 (大河出版)
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