私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ゴンズイ・赤潮:無知の無恥の巻

2017-10-12 21:48:00 | 海水魚
2017年10月9日(月) ファイナル この日最後の漁港にて

ゴンズイである。


今回は、ヒッカケたのではなく、きちんと食わせて釣った。
もう、離乳食の時期から固形食を食えるくらいに成長しとるのである。

壁に沿ってゴンズイ玉が進む。
その進行方向にイソゴカイをそっと置いておくだけでいい。
そりゃあもう、阿鼻叫喚! ゴカイをめぐる争いが起きるのであった。
実に簡単に釣れてしまった。
こんなに簡単に釣れるなんて知りもせずに1匹釣って喜んでたなんて。

有毒ブラザーズのアイゴと合わせて紹介。


突堤には潮流の関係からか、赤潮が押し寄せていた。


釣りにやってきた若いカップルの会話。
「ねえ、赤潮って毒があるんでしょ? こんな海の魚も毒でしょ? 怖いわあ」
「そうじゃね。帰ろっか」
帰れ! 帰れ! 帰ってイチャイチャしてなさいっ!

さらにスーツ姿の中年男性とアジア系の若い美人のカップル。
投げ釣り仕掛けを足元にポトンと落としとる。
「アジじゃっ! アジが釣れたぁ~! 2匹釣れたぁ~!」
あまりの大声に遠いけど駆け寄ってみる。
「キュウセンとコモンフグですよ」 オッサン、アジも知らんのんかいっ!

ハリもはずせんで、かみさんにお願いして、きっぱり断られとる。
結局、近くの小学生にはずしてもろうとるがな。
3匹目の時は、私のとこまでやってきた。
しょ~がないのう。 (ショーガならうちにあるケド)

「あんな男、みっとものうて話にもならんわ。はよ帰ったらいいのに」 珍しくかみさん怒っとる。

知らないことはいっとき恥ずかしいケド、恥じることはない。
でも、知ろうとしないことは、無恥だ、恥じるべきことだ、と思うのであった。

まだまだ知らないことだらけだけれど、知るためのファイティングポーズはとり続けたい。
また新たな工夫で新たな魚を釣っていこうと思う。

この長い1日の釣果まとめ。


さて、タイのお魚釣り紀行6日目に戻ろうかなっと。
 


イトヒキハゼ:コイツに逢いたくて・・・の巻

2017-10-12 07:16:28 | 海水魚
2017年10月9日(月) の続き

イトヒキハゼである。


先々週の日曜日、突堤で投げ釣りをされてたおじさんからお借りした。
「ほほう、イトヒキハゼ言うんか。コイツが釣れだすとキス深みへ行く頃になるんじゃ」
「へえ~、そうなんですか」

ということは、イトヒキハゼが沿岸の浅い砂泥地へやってくる季節になったワケやね。

ホオの青く光る点々といい、トラギスかダテハゼみたいな斑紋といい、とてもきれいだ。
一度でいいからタナゴ竿で釣ってみたいわな。

この日、この漁港へやってきた最大の目的だったのである。

「小アジ釣れたんで撮影しますか?」


サビキ釣りのやさしいお兄さんがわざわざアジを持ってきてくれたりもするいい漁港なのだ。

さておき、ここでの釣果を時系列にして紹介。

まず、スズメダイ。
続いて、カワハギ。

なんといきなり、キジハタ(アコウ)の幼魚をかみさんが。


負けじと私は、アミメハギ。


かみさん、手のひらを越えるマダイ。


なんのそれしき、私はコモンフグ。


かみさん、のほほんとヨコスジフエダイ。


ムムムムムッ! こっちはギンポじゃいっ!


参りました。完敗です。
イトヒキハゼも姿を見せんまま。

「島を渡った反対側の漁港でオシマイにしよっ!」
「ハイ、分かりました」

虚ろな目に映るのは、海面に漂う触手を入れると2mにもなるクラゲ。


近づいてきた。


傷心の私をいたわってくれとんのかもしれん。

「おいおい、オマエもトウゴロウイワシ釣っとるがな」


このアンドンクラゲをでっかくしたようなクラゲの名前が分からない。
誰かコメント欄にでも教えてくれればありがたいなあ。