私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

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メコンスナドジョウ(Acanthopsoides 属)を掘る!:昔懐かし小川にて・反転攻勢編Ⅱ

2017-10-25 06:44:08 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 7日目(2017年8月5日・土) その③

和名がないので、メコンスナドジョウと呼ぶことにした。(隊長が名付け親:ええ名前やね)

まずはオス。

体の中央に縦線がはっきり走る。胸ビレも大きくとがる。

続いてメス。

縦線ははっきりせず、点列になる。胸ビレも丸みがある。

いずれも隊長が採ったのである。
「タイでやっとシマドジョウの仲間に会えたあ~! なんぼでも採れるでえ~!」   
実にうれしそうなのである。
私には、地味なシマドジョウとしか思えんのんじゃケドね。

こんな小川でガサ採集をした隊長の手柄なのである。


たぶん、アカントフォイデス グラシレントゥス( Acanthopsoides gracilentus )。


このメコンスナドジョウ類(アカントフォイデス属)には少なくとも数種類いるらしい。

隊長がガサを終えた後、バトンタッチして私もガサをしてみた。
私には、隊長が戻ってくるまで1ヶ所にずっとおらんといけん使命があったのだ。

「日本のシマドジョウ類だとココにおるよね」というポイントで、足で底砂を掘り返す。
それだけで実に簡単に何匹もタモ網に入ってくる。

ほれっ、オスじゃあ!


ほれっ、腹パンパンのメスじゃあ!


ひと網でこんなに採れるでえ!


と、ここで正直に書いておく。

メコンスナドジョウが採れたポイントとは違う風景写真をあえて載せることにした。

メコンスナドジョウが希少なのかどうかは分からないケド、
あまりにも日本のシマドジョウ類と密集してる環境がおんなじだったのである。
日本のシマドジョウ類たちの殆どが、生息環境の悪化に加え、愛好家による採集もひびき、
絶滅の危機に追いやられている。
だから、生息ポイントをいつでも誰でも読めるブログに載せるのは無責任なのかもしれない。 

メコンスナドジョウだって、分布は広くても各流域にポツポツとしかいない気がしたなあ。

それにしても、隊長、次々とやってくれるじゃないか。
いつものように川にそっと戻してる姿もね。