2021年8月13日(金)
キセルガイの仲間 殻長15mmほど
20210811
この日の夜、翌朝から数日間雨が続くという予報に
「生き物探し散歩ができなくなるじゃん」と、夜散歩に出かけた。
台風による強風が過ぎたためか、小さな虫たちの姿も極端に少ないので
山間の公園にある伐採木に懐中電灯をあてて、見つけたのがコイツ。
初めてではなく、2ヶ月半ほど前に
その公園のサクラの木の根元で、少し老成してるヤツも
20210522
その公園近くの山道にあった倒木でも、薄黄褐色のヤツも
みつけてはいたのである。
なんせその頃はさほど興味もなく、名前を調べるための一歩目にあたる図鑑もなく・・・
手元に図書館から借りた『カタツムリハンドブック』(文一総合出版・2015 )がある今のうちに名前調べ。
これが想像以上に難しい。
キセルガイの仲間も多いらしいのだ。
遠距離移動できる生物ではないからね、地域にとどまり特有の種分化もしてるらしいし
同種でも地域ごとに殻の色や形に変異があったり、同所内でも変異があったりするという。
見極め方は『腔襞』(プリカ)と『殻口』だそうだ。
そんなこと言われても・・・
そもそも『腔襞』を何と読むのか? から始めんといけんじゃんね!
『襞』は、しわやひだを意味する漢字だとわかり
「こうへき」と読んで、つまりは、殻口(軟体部が出てくる穴)近くの殻の内側にあるしわ状の模様のことらしい。
さらに、図鑑には、【『腔襞』(プリカ)の見方】なんてのが、図入りで示されてるのだが・・・
・見にくい場合が多々ある。
・まずは、光に透かしてみる。
だとっ!
・・・無理じゃんっ!
なので、分布域とより普通種として出会える可能性の高い順に、ナミギセル・ナミコギセル・シーボルトコギセルあたりのどれかなんだろうなあ?
と、名前調べは中断して
普通のカタツムリと比べてみることに・・・
昨日も登場いただいたセトウチマイマイさんに再出演してもらって
眼の位置、触角の本数・位置は同じ。
ヤマタニシ一派より普通のカタツムリ一族に近い連中みたいだねえ。
違いは、殻がチョココルネをビヨ~ンと延ばしたような殻の長さと・・・
お気づきになられた方もおられるだろうが・・・
もう1つ、コイツら「殻が左巻き」なんである。
ところが、一般的なカタツムリたちにも左巻きの「ヒダリマキマイマイ」なんてのがいて
コイツらキセルガイ一派にも右巻きの「キセルガイモドキ」グループがいるというからねえ。
つくづく自分の知識や自己都合だけでは語れないのが生き物たちなんだよなあと思う。
何であれ、生き物はややこもろいねえ!(ややこしくておもしろい)
キセルガイの仲間 殻長15mmほど
20210811
この日の夜、翌朝から数日間雨が続くという予報に
「生き物探し散歩ができなくなるじゃん」と、夜散歩に出かけた。
台風による強風が過ぎたためか、小さな虫たちの姿も極端に少ないので
山間の公園にある伐採木に懐中電灯をあてて、見つけたのがコイツ。
初めてではなく、2ヶ月半ほど前に
その公園のサクラの木の根元で、少し老成してるヤツも
20210522
その公園近くの山道にあった倒木でも、薄黄褐色のヤツも
みつけてはいたのである。
なんせその頃はさほど興味もなく、名前を調べるための一歩目にあたる図鑑もなく・・・
手元に図書館から借りた『カタツムリハンドブック』(文一総合出版・2015 )がある今のうちに名前調べ。
これが想像以上に難しい。
キセルガイの仲間も多いらしいのだ。
遠距離移動できる生物ではないからね、地域にとどまり特有の種分化もしてるらしいし
同種でも地域ごとに殻の色や形に変異があったり、同所内でも変異があったりするという。
見極め方は『腔襞』(プリカ)と『殻口』だそうだ。
そんなこと言われても・・・
そもそも『腔襞』を何と読むのか? から始めんといけんじゃんね!
『襞』は、しわやひだを意味する漢字だとわかり
「こうへき」と読んで、つまりは、殻口(軟体部が出てくる穴)近くの殻の内側にあるしわ状の模様のことらしい。
さらに、図鑑には、【『腔襞』(プリカ)の見方】なんてのが、図入りで示されてるのだが・・・
・見にくい場合が多々ある。
・まずは、光に透かしてみる。
だとっ!
・・・無理じゃんっ!
なので、分布域とより普通種として出会える可能性の高い順に、ナミギセル・ナミコギセル・シーボルトコギセルあたりのどれかなんだろうなあ?
と、名前調べは中断して
普通のカタツムリと比べてみることに・・・
昨日も登場いただいたセトウチマイマイさんに再出演してもらって
眼の位置、触角の本数・位置は同じ。
ヤマタニシ一派より普通のカタツムリ一族に近い連中みたいだねえ。
違いは、殻がチョココルネをビヨ~ンと延ばしたような殻の長さと・・・
お気づきになられた方もおられるだろうが・・・
もう1つ、コイツら「殻が左巻き」なんである。
ところが、一般的なカタツムリたちにも左巻きの「ヒダリマキマイマイ」なんてのがいて
コイツらキセルガイ一派にも右巻きの「キセルガイモドキ」グループがいるというからねえ。
つくづく自分の知識や自己都合だけでは語れないのが生き物たちなんだよなあと思う。
何であれ、生き物はややこもろいねえ!(ややこしくておもしろい)
(どんぐりうさぎ)
それ以外には見たことがありません。
なかなか日常生活とは縁遠いカタツムリですもんね。
大人になるにつれて、興味・関心が変化したり、より都会へと引っ越したりと、視界から消えていってたんだろうと思ってます。