私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ヤマタニシ:殻ごもりたち①

2021-08-12 16:28:34 | 他の無脊椎動物
2021年8月12日(木)

ヤマタニシ 殻長20mmほど

20210620

市内の山道散策中、石灰岩質の岩肌にいて

20210619
逆さまになってるのを、足をとめて数分待てど、こんな感じで


外套膜が広がってるのはよくわかるけどなあと、とりあえず「生き物探し散歩」を続けて直帰。

翌日の散歩中にも同じ場所にいて、まあまあのポーズで撮影できたのが最初の写真

カタツムリのこと、詳しく知ろうと思ったことがなかったから
この機会に図書館で『カタツムリハンドブック』をネット予約しておいて・・・

やっと予約順がきて、先週から調べはじめた。

ネット情報にだけ頼ってたら、ときに間違いを放置してたり、訂正してたり、場合によっては突如消えてたりもするからね。
カタツムリの仲間のこと、あまり知らない私としては、まず簡単な図鑑からじゃもん。

でもって、偉そげにその図鑑にすがりつつ語るのであった。

ヤマタニシの仲間は、私らがイメージしてるカタツムリたちとはずいぶん違うらしい。

一般のカタツムリたちの代表として、セトウチマイマイくん登場!

触角が2対あるよね?
眼が大触角の先端にあるよね?
巻き貝によくみられる蓋(ふた)がないよね?

ところが、ヤマタニシの場合
触角は1対。
眼はその触角のつけ根下部。


しかも、軟体部を殻にしまったときの蓋(ふた)を背負ってる。


さらに、オスメスの区別があるのも、雌雄同体のカタツムリたちとは違うみたい。
この辺は田んぼのタニシたちとよく似てる気がするなあ。

ただし、陸上環境へ適応してくために「乾燥に耐えるための殻ごもり」の技を身につけてるのはどっちも同じ。
カタツムリは肺をもち、ヤマタニシは外套膜腔(膜と殻のすき間)で呼吸をしてるみたい。

ええ勉強になったわ~!

で、「らしい」とか「みたい」とか「気がする」とか、やたらと使うのは、私自身で確かめたことじゃないから。
知識として知り得たことを、まるで自ら調べたかのごとく「正しい!」と言い切ってる情報ほど怪しいと、私は思うから。
少なくとも科学的とはいえないし、謙虚でもないと思うから。

そもそも、小さい頃、まとめて「デンデンムシ」と呼んでたもん。
そんなの「全然無視」していいかもしれんな~!(しょ~もな~)

なんちゃって、ダジャレが出たところでお後がよろしいようで・・・

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4 コメント

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Unknown (tanpoponezumi1019)
2021-08-12 19:14:16
一度だけ出会ったことがあります。
蓋付きのかたつむり!…と思っていたのですが
ひょんなことからヤマタニシさんだったと気がついたのです。
相当前ですので 蓋があったという以外は
どんなだったかおぼろげですが
拝見できて詳しく知ることができてよかったです!
(どんぐりうさぎ)
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Unknown (blue-wing-olive)
2021-08-12 19:22:17
こういう生き物がいるという知識はあるのですが、こちらでは見たことがありません。
興味深い生き物です。
返信する
どんぐりうさぎさんへ (私魚人)
2021-08-13 14:04:35
市内散歩を日課にしてなかったら、気にもしてなかったと思います。
蓋の有無なんて、同じカタツムリじゃん!
なんて浅はかに思ってました。
地域を知るいい機会にしようと思ってます。
返信する
blue-wing-oliveさんへ (私魚人)
2021-08-13 14:12:23
私も1匹見ただけです。
一応、撮影だけしておこうかと思ったら・・・笑
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