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コブハクチョウ Cygnus olor :公園の暴れん坊

2022-12-24 09:34:51 | 鳥類
2022年12月24日(土)

コブハクチョウ Cygnus olor

20221030  150cmほど

主にヨーロッパ、中央アジアに生息する外来種。
コハクチョウより2まわりほど大きく、くちばしに橙色と黒いこぶ。
1952年に皇居外苑、1970年代に北海道の各地公園などと、意図的な放鳥の記録が残されている。
その後、飼育個体の一部が逃げて野生化し、日本各地で定着し、年中見られるようになっている。

この日、米子水鳥公園へ冬鳥の飛来を見に行って
観察センターの目の前に来てくれたコハクチョウを撮影していたら


コブハクチョウがやってきて・・・


コハクチョウを追いやり、その場所に居座った。


「乱暴者だから困ったもんなんですよ」と、公園の職員さんはこぼす。
「去年も吉田さん(?)に求愛行動をしたり、エサを奪ったり、我が物顔にして・・・」

「吉田さん?」

「ああ、去年コイツにやられたコハクチョウのメスの名前です」
「コイツが近づくと他の水鳥たちは逃げるしかないんです」
日ごろたまった鬱憤からだろうか?
忌々し気に吐き捨てておられた。

「なるほど、そうですか」

羽をつくろう様子も


話を聞いた後だと、わがままいっぱいな表情に見えてきたから不思議だ。


世の中には少なくとも2つの世界がある。
実在世界と認識世界である。
実在世界は万人共通だけれども、認識世界は個々の理解の範囲内だ。
だから、往々にして自己中心的だし、その世界には壁がある。

コブハクチョウについての私の認識世界は
「外来種だけれども在来種への大きな影響はあまりみられない」というもの。
職員さんにとっては
「在来の水鳥たちの生活を大きく脅かす外来の乱暴者」というもの。

話を聞かせていただいて、私の認識世界の壁が一つ広がった。

そういえば『クリスマス』や『サンタクロース』という世界は、成長とともに認識世界が大きく激しく変わっていくよね。


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