2020年6月8日(月)
まだ、外出自粛もまるでない3月半ば、友とガサに出かけてた話。
その後、そのうち書こうと思ってたら緊急事態宣言、流石に書けずにいた。
そりゃそうじゃろ?
子どもたちは学校に行けず、悶々と家で過ごしてる中
昔の話とはいえ、大の大人が出かけ、「魚採り」して遊んでるなんてな。
みっともないったらありゃしない。
ひとまず落ち着いた今のうちに、コソコソッと書いておくのである。
魚の話を書いとかんと、虫や俳句のブログだと思われかねないもん!
メインは魚、それもメジャーじゃない魚。
スナヤツメの成体を友が採った。
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産卵を終え、弱りきって川を流れ下ってる最中だったようだ。
数年前、友とアンモシーテス幼生段階のスナヤツメを採集したことがある。
スナヤツメとの出会いの奇跡!
私は、その時が最初で最後、まして成体に会ったことはない。
友も興奮して大はしゃぎ。
友の撮影を待って、私も撮影。
撮影ケースに吸い付くやんっ!
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とりあえず、口元しっかりとっとこ!
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反対側からも
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「逃がすよ~っ!」「了解!」
互いに心得たもの同士、やらせ生態写真を撮りあって
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「ま、産卵後やから、このまま流されていって、他の生き物のエサになるなあ」
という生活環をたどるのがスナヤツメくんなのである。
続いて、アユカケ若魚も友のタモに。
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この日の友は絶好調だったなあ。
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私は、ボウズハゼを採ったせいか、成果はボウズに近い。
アユカケは若かりし頃、どでかいのを採って食べたことがある。
白身の上品な味わいのある魚だった。
幼魚の遡上も2年前に体験した。
カマキリ(アユカケ)遡上
若魚の生息を見たことで、コイツの生活環も少し頭の中でまとまった。
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これまた放流して、やらせ生態写真。
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※ 訂正6/9 『どぶがいの屋外アクア』という主に淡水二枚貝・タナゴ類・サンショウウオ類など、陸水生物に深い情熱を注ぎ、飼育や保全にも真面目に取り組んでおられるgai6969さんから
「スナヤツメは一生川で過ごします。通し回遊魚と書かれているのはカワヤツメでは?」とのご指摘をいただきました。
わっちゃ~っ!
おっしゃられる通りです。
完全な間違いであります。
以下のように、訂正させていただきます。
gai6969さん、ありがとうございました。
どちらもアユカケは産卵と成長のために、海と川を行き来して人(魚)生を終える通し回遊魚。
スナヤツメは、一生を淡水でくらす純淡水魚だが、産卵のために川の上流域へと遡る。
コイツらが遡上するのに、今の世には大きな障壁があることを
興味が湧いた方は、ぜひ自分で調べてみてほしい。
自ら調べたことは身につくんぞ、んで、書かんで済むから楽なんぞ!
まだ、外出自粛もまるでない3月半ば、友とガサに出かけてた話。
その後、そのうち書こうと思ってたら緊急事態宣言、流石に書けずにいた。
そりゃそうじゃろ?
子どもたちは学校に行けず、悶々と家で過ごしてる中
昔の話とはいえ、大の大人が出かけ、「魚採り」して遊んでるなんてな。
みっともないったらありゃしない。
ひとまず落ち着いた今のうちに、コソコソッと書いておくのである。
魚の話を書いとかんと、虫や俳句のブログだと思われかねないもん!
メインは魚、それもメジャーじゃない魚。
スナヤツメの成体を友が採った。
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産卵を終え、弱りきって川を流れ下ってる最中だったようだ。
数年前、友とアンモシーテス幼生段階のスナヤツメを採集したことがある。
スナヤツメとの出会いの奇跡!
私は、その時が最初で最後、まして成体に会ったことはない。
友も興奮して大はしゃぎ。
友の撮影を待って、私も撮影。
撮影ケースに吸い付くやんっ!
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とりあえず、口元しっかりとっとこ!
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反対側からも
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「逃がすよ~っ!」「了解!」
互いに心得たもの同士、やらせ生態写真を撮りあって
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「ま、産卵後やから、このまま流されていって、他の生き物のエサになるなあ」
という生活環をたどるのがスナヤツメくんなのである。
続いて、アユカケ若魚も友のタモに。
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この日の友は絶好調だったなあ。
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私は、ボウズハゼを採ったせいか、成果はボウズに近い。
アユカケは若かりし頃、どでかいのを採って食べたことがある。
白身の上品な味わいのある魚だった。
幼魚の遡上も2年前に体験した。
カマキリ(アユカケ)遡上
若魚の生息を見たことで、コイツの生活環も少し頭の中でまとまった。
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これまた放流して、やらせ生態写真。
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※ 訂正6/9 『どぶがいの屋外アクア』という主に淡水二枚貝・タナゴ類・サンショウウオ類など、陸水生物に深い情熱を注ぎ、飼育や保全にも真面目に取り組んでおられるgai6969さんから
「スナヤツメは一生川で過ごします。通し回遊魚と書かれているのはカワヤツメでは?」とのご指摘をいただきました。
わっちゃ~っ!
おっしゃられる通りです。
完全な間違いであります。
以下のように、訂正させていただきます。
gai6969さん、ありがとうございました。
スナヤツメは、一生を淡水でくらす純淡水魚だが、産卵のために川の上流域へと遡る。
コイツらが遡上するのに、今の世には大きな障壁があることを
興味が湧いた方は、ぜひ自分で調べてみてほしい。
自ら調べたことは身につくんぞ、んで、書かんで済むから楽なんぞ!
細かいですが、海と川を往き来するのはスナではなくカワヤツメの方だったかと思います。いずれにせよ生き物に配慮した堰づくりをして欲しいですよね。
やってしまいました!
おっしゃる通りです。
カワヤツメが通し回遊魚、スナヤツメは一生淡水でくらす純淡水魚です。
ご指摘、ありがとうございます。
さっそく訂正文を書き加えていこうと思います。
イヤイヤ…僕は飼育に力を注いでいるのは否定しませんが、保全活動はただネット上で喚いているだけで私魚人さんのように現地活動に尽力されたようには実行出来ていないので僕のやっていることには保全のホの字も無いです…
スナヤツメは元々両側回遊魚(厳密には円口類)が陸封されて進化したものみたいですし、イントネーション的に間違いってことも無いのかなと思いますが…私魚人さんの書かれた記事を通して多くの人がこのような面白い生き物と河川環境に興味を持ってくれたらなと思います!
環境省への提言、採集活動での立ち居振る舞いなど、立派な保護保全活動です。
風潮として
「どうせ環境の悪化はとめられないから」という理由をよく聞きますよね。
そのことを、自分の行動の隠れ蓑にしてる気がします。
「どうせ戦争はなくならないから」という理由で、喜んで戦争にいくわけでもないでしょうに。
要は、「だからどうする?」をしっかり持ってなきゃなんでしょうね。
gai6969さんには、きちんとした保全の芯がありますよ。
今まで、ヤツメウナギ(陸封ということでおそらくスナヤツメ)の実物を見たことがあるのは、ほんの数回。当地での生息状況はよくわかりません。釣りの最中に確認したことが2回あるので、少しはいるようです。
アユカケはやっぱりかっこいいなぁ。
ま、私の場合、その前に「うまそ~っ!」と思ってしまいます。
舌の記憶は、いろんな記憶に勝るのかもしれません。
スナヤツメ、私の県ではなかなかお目にかかれないので、遠征の記録として載せておきました。