私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

アキアミとモズクのかき揚げ~クワイを添えて~

2019-02-23 09:29:35 | 魚を食らう
2019年2月23日(土)

スーパーでアキアミが並んでた。


ついついのぞき込む。


「おっ! 小魚みっけ!」 即購入。


アキアミはアミという名だがアミ類ではなく、れっきとしたエビ類。


小魚を探し、2尾。 マアジの子かなあ?


かき揚げにしよう。
栄養面に配慮してモズクも混ぜよう。
アキアミのかき揚げはとってもエビ味が濃い。
かっぱえびせんの何十倍も濃厚だ。


かみさんが次々揚げてくれる。
しっとりしたのもいい、サクサクしたのもいい。


クワイもあわせて素揚げに。


春はあげもの。
やうやう安くなりゆく棚際
少し紅さすアキアミに
こげ茶だちたるモズクの細くたなびきたるはをかし。
鍋もなほ、油の少しく飛びちがひたる。
見た目わろし。
ただ濃きエビ味にほのかにモズクの香ただようはをかし。
塩をふるはさらなり。
一つ二つなど、とどまらん。
太るるはわろし。
忘れほおばりたるもをかし。
クワイの素あげをそえるもをかし。

うますぎて、ついついふざけてしまった昨日の晩ご飯のおかずの話。

ミミズをもらったもんで・・・ちょい遠出(後半)

2019-02-22 09:59:18 | 淡水釣り
2019年2月22日(金)

一昨日、行きつけの釣具屋さんに2箱ほど「ミミズちゃん熊太郎」をもらった話の続き。

2ポイント目、かみさん思い出の地なのだが・・・生体反応皆無。
ここも水路の整備で年々ダメになってしもた。

3ポイント目は、私の好きな場所。
採れたて野菜じいさんの畑の近く。
採れじい(略にて失礼)は齢90後半。
戦地での壮絶で悲惨な話を以前じっくり聞かせていただいたことがある。

「今年も元気に会えるかね?」
「畑におってくれたらなあ・・・」
「きっと元気にしちょるよ。ひい孫に子どもが生まれたとか言うとったし・・・」

車を停め、釣り具を持って歩く。畑が近づく。

「お~っ! 久しぶりじゃのおっ!」 採れじいの声。
「覚えてくれてたんですね。お元気ですか?」 と、かみさん。
「元気よの。あんたら1年ぶりじゃなあ。姿見んけえ心配とったぞ」 反対に心配されとったぞ。

覚えてくれてたことは、3つの意味でうれしい。
1.もちろん、採れじいが元気だったこと。
2.私たちを覚えてくれてたこと。
3.そして、遠方から多くの釣り人が次々来てた頃の眼と違い、柔らかく迎えてくれてること。

かみさんは絶好調!
ミミズ1匹がけで、大きなワタカを数匹釣ったり釣り落としたり、ヌマムツやタモロコを釣ったりと。


ヌマムツ(1尾のみ)


ここで、ふと思いつく。
「今回は背景を水路の流れにしよ。ワンパターンで魚たちを映しても何ちゃならんし、つまらんし」

ということで、ヌマムツ撮りなおし


タモロコ


私は、タナゴスレバリに小さくちぎったミミズ片で小物をねらう。
やっとヤリタナゴ(数尾)が釣れる。ほっとする。


かみさんにコウライモロコ(1尾のみ)


こそっと黄身ねりにエサを変え、小さなシロヒレタビラ♂(1尾のみ)


さらにオイカワ(1尾のみ)


そして、これまで大きすぎて撮影できなかったワタカも
やっとこさちっこいのを




ヤリタナゴが2ケタ釣れる前に竿じまい。
ギンブナ・カネヒラ・モツゴ・コウライニゴイ・コイなんかは釣れないまま。
シロヒレタビラもずいぶん減っとる気がしてならんなあ。

今回の釣りで、釣ったのは計8種類。
かみさんが釣れなかったのは、シロヒレタビラとオイカワの2種類。
私が釣れなかったのは、ギンブナ・コウライモロコ・ヌマムツの3種類。

「勝った! 勝った!」 と喜ぶかみさん。
「シロヒレタビラのちっこいのやワタカの撮影サイズ釣るんは難しいんぞ」 と私の遠吠え。

「あんたら、わしゃ帰るけん。ダイコンいらんな? でっかいけんど、おいしいで!」
「あっ要ります。欲しいです。くださいください」

ミミズをもらい、春一番のような強い風の中いろんな魚に出会い、ダイコンをもらい・・・

なんかとっても優しさに包まれた気がした一日だったわなあ・・・。


ミミズをもらったもんで・・・ちょい遠出(前半)

2019-02-21 09:43:39 | 淡水釣り
2019年2月21日(木)

2箱ほど「みみずちゃん熊太郎」をもらった。


昨日、行きつけの釣具屋でミミズを見てたら
「もうかなり前から売れてないので確かめてみます」
「店長~っ! こんなんじゃダメですよね? 売らずに捨てるしかないですよね?」 と若い店員さん。

「う~ん。売り物にはならんケド、お客さん(私)は必要としてるんじゃろ? 捨てるよりタダであげて」 と店長。
「はい、そうします」 などというやりとりが向こうから聞こえる。

「かなり弱ってますが、使えるミミズも、ほら、いますので・・・よかったらどうぞ」

本来ならば、こういう親切なお店は是非とも店名を紹介しつつ、お礼を言いたいところだが
昨今のコンプライアンスなんかで問題になっても困る。

曰く「新鮮でない食品(魚への)を廃棄せずに客に渡したのは違反だ」とか・・・
曰く「それほど売れない生鮮食品(魚への)の入荷はストップせんといけん」とか・・・

なので、とりあえずありがとうございます。
今後も利用しますので、是非よろしくお願いします。

「ミミズもろたわ。2箱も・・・」
「どうすんね? 使い切らんよね。」
「とりあえずもらったからには釣りに行かんと。余ったら裏庭に放そうか」

といういきさつのもと、昨年5月に行ったきりのポイントへちょい遠出。
冬の小ブナ釣りになってもいい。

ミミズの箱を開ける。
「おっ! まだまだ生きとるやんかっ! 十分使える」

ポイントとなるタマリは例年にないほどの水のにごり。


「このあたりは年々ひどくなるねえ」 と、かみさん。
「圃場整備や宅地造成もどんどん進んどるもんなあ」

これじゃ、タナゴ類はおろかコウライモロコやタモロコなんかもダメかもしれんな。
私のタナゴ竿はピクリともしない。

「釣れたよお~っ!」「釣れたよお~っ!」「釣れたよお~っ!」 いつものクソ腹立つ声が3連発。
ギンブナ小と中、ワタカの成魚である。


「ギンブナのちっこいのは撮影ケースに入るケドな、おっきいのは撮影できんけえな、釣らんでや」
「釣れるもんはしょ~がないもん。釣れん人とはちょっと違うもん」
「へえへえ、撮影しときまひょ」

釣った以上、撮影くらいはしてやってから逃がさんとね。


「じゃけえ、ここは来ても釣れん言うとったやろ? 次行こ、次」 と私のボヤキ。
まずは、かみさんに完敗。

ミレーとヒナイシと四万十と・・・:雨の日の過ごし方

2019-02-20 10:07:01 | B級C級グルメ
2019年2月20日(水)

昨日は1日中雨。

読書に飽き、かみさんとディスカウントストアへ。

「見つけたぞおっ! ミレービスケットやっ!」


すぐさま素手で採集じゃあ!
初見の高知市の野村煎豆加工店製造のローカル菓子なのである。

四国では普通に売られてるのかなあ?
どうやって広島県のディスカウントストアに分布を広げたのかなあ?

そんなことを思いつつ・・・

四国地域にしか生息してない淡水魚を思い浮かべてみる。
アカメやアユカケは有名だけど、いろんな地域におるもんな。

「おっ! ヒナイシドジョウがおるやんか!」
数年前、研究者さんに案内してもらったときの画像を探す。


コイツ、基本的には高知と愛媛にしか生息してない。
四国特産品なのである。


持ち帰り、飼育繁殖させちゃう人たちが現れない限り、四国でしか見られない。

「おっ! そういえば『四万十川の魚図鑑』があったはず・・・」 と、本棚をほじくる。


もともと四万十のトンボ保護関連から派生した図鑑。 
これは、全国どこにいても手に入れることができるケド
四万十川にすむローカルな魚たちをいろいろと紹介してくれてるよなあ。

なんてなことをしながら、ミレービスケットをほおばるのであった。
高知で手に入れて、食ったとしたら・・・思い出も加味して一層美味しかっただろうなあ。

地域の生き物や名物は、やっぱりその地域で出会うのがいいよなあ、とあらためて思う。

以上、昨日の雨の過ごし方。

ミナミハゼ(睛斑阿胡鰕虎魚)幼魚?:アヂアヂ台湾お魚旅(52)

2019-02-19 09:00:17 | 夏の台湾の魚たち
2019年2月19日(火)

台湾9日目(8月7日) 南部の小河川にて

ミナミハゼらしき幼魚を採集するも撮影がうまくいかない。


特徴的な第一背ビレを広げた時はピントが合わず


何度やっても背ビレをたたむ。

友に撮影をお願いしても


う~ん、もう一つパッとしない。


カワイイのになあ・・・ちゃんと撮っておきたいなあ・・・と思いつつ・・・

さらに地味で小さいのに選手交代すると・・・


背ビレ開いてくれたりするんだよね。


採集したときは、何のハゼかは知らなかったから
日本に戻ってから調べたところ
ミナミハゼかクロミナミハゼのどっちかなんだろうケド・・・幼魚なもんで、はっきり分からないし。

さらに、このキュートな幼魚たちも成魚になると・・・なんかすっかりお姿が。

何となく中途半端な気分のまま・・・次の魚に。