花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

梅の 「初花」 散りか過ぎなむ

2021年03月04日 09時01分02秒 | うめ     
白色八重・中輪のウメ、初花 (はつはな)。 

野梅系難波性で、移り白だそうです。花びらがやや縮れた
印象になります。
「梅花集」(明治28年 =1895、高木孫右衛門 著) に記載され
ているとのことですが、日本のサイトでほとんど見つかり
ません。

大伴家持の叔母、姑で大歌人といわれる大伴坂上郎女 (おお
とものさかのうえのいらつめ) の歌に 「初花」 があります。

   沫雪 (あわゆき) のこのころ継ぎてかく降らば 
     梅の初花散りか過ぎなむ  (万葉集 巻8-1651)

また東国真宗研究所による「吾妻鏡」に、鎌倉将軍・源実朝
が梅の一枝を和歌の師匠・塩谷朝業 (しおのやともなり) に
贈るとて、

   君ならで誰にか見せむわが宿の
     軒端ににほふ梅のはつ花

これに朝業の返歌。

   うれしさも匂いも袖に余りけり
     我がため折れる梅の初花

これらの 「初花」 はみな品種名ではなく、初春に初めて咲い
た梅の花、という意味でしょう。
   (埼玉県東松山市 武蔵丘陵森林公園 2021年2月20日、
                  同 2021年3月3日)

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上2枚は 武蔵丘陵森林公園 2021年2月20日。

下2枚は 同 2021年3月3日。


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