花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

カキョウ桜は 謡曲 「花筐」 (はながたみ) から

2021年03月20日 08時30分55秒 | さくら    
純白一重の素朴なサクラ、花筐桜 (はながたみ/カキョウ)。

この桜は近年植栽地が拡張された農場北西の一角にあり、
今年初めて見つけました。同会ホームページにはまだ載って
いません。

検索すると、福井県中央部の越前市に能楽の世阿弥作の
謡曲 「花筐」 (はながたみ) にちなんだ花筐公園があり、
約1000本の桜が植わっているすばらしい公園だそうです。
そこから山道を歩いて約1時間弱の南三里山山頂付近に県
指定天然記念物の薄墨桜があり、越前市HPによると
 「樹回り4.5m、幹回り9m、樹齢500~600年」
と推定されるそうです。(この樹回り?、幹回りについて
は確認問合せ中です。)
なおこの地名・公園名は 「カキョウ」 と呼ばれています。
とすると品種名はカキョウザクラのようです。

謡曲 「花筐」 のあらすじは、「the 能ドットコム」 による
と、越前国味真野 (現在の福井県越前市味真野町周辺) に
住んでいた、応神天皇の子孫である大迹部(おおあとべ)
皇子は武烈天皇より皇位を譲られ、継体天皇(450?〜531?)
となり、都へ旅立ちました。帝は、味真野にて寵愛していた
照日の前に使者を送り、手紙と愛用した花筐 (はながたみ:
花籠のこと)を届けました。

ということです。継体天皇の故事によるとは知りませんで
した。雄略天皇は跡継ぎがないまま亡くなったので群臣が
男大迹王 (ヲホド) を迎立し継体天皇としたのですが、謡曲
では皇位を譲られたことにしているようです。

ここの株はおそらくこの花筐の薄墨桜を挿し木したもので
しょう。読みはカキョウより 「はながたみ」 の方が良さ
そうです。この漢字を私は読めませんでした。
   (茨城県結城市 日本花の会結城農場 2021年3月18日)

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