世界は様々な色に溢れていて、沢山の楽しみを与えてくれる。
しかし、目に映る彩(いろどり)を無くすと「想い描く色」が豊かになる。
階調の数が減る事で奥行きが生まれ、違う何かが見える気がする。
散歩中や旅先で撮影した画像を白黒に加工し、思考の旅に出かける試み。
不定期連載「monotone Journey」第五篇。
これぞ「昭和のまま」。
やゞくたびれた瓦屋根。
玄関前に並んだ植木鉢。
木陰を作る立木が2本。
前庭を備えた平屋建て。
今にもドアの向こうから「まる子」が出てきそうな風景。
ぜひ、僕の「終の棲家」はこうありたい--- と願っている。
良く晴れた連休終盤の散歩中に撮影した。
ファミリーマート本津幡駅前店の向かい。
中山石油隣、土建会社前の一角を望む。
ここには、かつてバス停留所があった。
地面は未舗装。
最奥には扉のない大きなバスの車庫。
他に人工物はなく、隅に大きな柳の木が一本。
幼い僕は、今は亡き母に手を引かれ、
そこで度々金沢方面行のバスを待った。
子供の目線で眺めていたためだろう。
記憶の中の風景は実際のスケールより断然広く、空も高い。
だが、色が付いていないのは、画像と同じである。
束の間、時間を遡る思考の旅に出かける事ができた。
しかし、目に映る彩(いろどり)を無くすと「想い描く色」が豊かになる。
階調の数が減る事で奥行きが生まれ、違う何かが見える気がする。
散歩中や旅先で撮影した画像を白黒に加工し、思考の旅に出かける試み。
不定期連載「monotone Journey」第五篇。
これぞ「昭和のまま」。
やゞくたびれた瓦屋根。
玄関前に並んだ植木鉢。
木陰を作る立木が2本。
前庭を備えた平屋建て。
今にもドアの向こうから「まる子」が出てきそうな風景。
ぜひ、僕の「終の棲家」はこうありたい--- と願っている。
良く晴れた連休終盤の散歩中に撮影した。
ファミリーマート本津幡駅前店の向かい。
中山石油隣、土建会社前の一角を望む。
ここには、かつてバス停留所があった。
地面は未舗装。
最奥には扉のない大きなバスの車庫。
他に人工物はなく、隅に大きな柳の木が一本。
幼い僕は、今は亡き母に手を引かれ、
そこで度々金沢方面行のバスを待った。
子供の目線で眺めていたためだろう。
記憶の中の風景は実際のスケールより断然広く、空も高い。
だが、色が付いていないのは、画像と同じである。
束の間、時間を遡る思考の旅に出かける事ができた。