つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

白詰草の花が咲いた津幡、さぁ行こう「りくすけ」♪

2011年06月05日 09時32分26秒 | 草花
「今日の一枚」は、津幡の畦道に咲くクローバーの花。
見つめる「りくすけ」越しに撮影した。

小学生時代のある時期、
何故か夢中になって「四つ葉のクローバー」を探した記憶がある。
また、女子は沢山の白い花を摘んで丁寧に編み込み、
「冠」や「首飾り」を作っていた。

そんな身近な植物ではあるが、クローバーが帰化植物であるのは有名な話。
原産は、ヨーロッパ。 日本への渡来は江戸時代。
鎖国当時、公式に交流のあった国の1つ、
オランダからやって来たと言われている。

北海⇒アフリカ大陸沿いに大西洋を進み⇒喜望峰を回ってインド洋へ。
アラビア半島⇒インド⇒オランダ領インドネシア⇒長崎へ。
遥々と海を渡って運ばれた「ぎやまん(ガラス製品)」。
その木箱の中には、乾燥させたクローバーの花を一緒に箱に詰め、
割れや損傷を防ぐ緩衝材として用いていた。
ドライ状態でもなお白さを失わない花の抱えた種が、発芽。
やがて日本中に広まっていった…らしい。

ロマンを感じる「日蘭貿易 副産物説」から付いた別名が「白詰草」。
僕がこの名前を初めて耳にしたのは、
アニメ『あらいぐまラスカル』の主題歌だった。

『シロツメクサの花が咲いたらさあ行こう ラスカル
 6月の風が渡る道を ロックリバーへ遠乗りしよう
 神様ありがとう ぼくに友達をくれて
 ラスカルに会わせてくれて
 ラスカルに会わせてくれて
 ありがとうぼくの友達ラスカルに 会わせてくれて』

シロツメクサの花を見かける初夏になると、
よくこの歌を思い浮かべてきた僕の傍に「ラスカル」はいない。
しかし「りくすけ」がいる。
勿論、彼は、掛け替えのない友である。
コメント
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