つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

夏の風物詩の今。~津幡町・住吉公園にて~

2012年08月13日 22時59分51秒 | 日記
「今日の一枚」は、津幡町・庄「住吉公園」にて撮影。
「ラジオ体操」である。

近隣の子供たち、一年生から六年生まで数十名が集まり、
東屋の前で、ラジオから流れる号令に合わせ体を捻る。
僕が子供だった頃から繰り返されてきた夏の風景だ。
しかし、僕が子供だった頃とは、幾つかの点で様相が異なる。

まず第一に、人数が少ない。
2012年、津幡小学校の一年生は3クラスしかないそうだ。
他の学年は、推して知るべし。
往時の半分である。
ただ、石川県の他地域と比べると、これでも多いそうだ。

第二に、開催日数が少ない。
聞くところに依れば、土日、旧盆期間中はお休み。
8月28日が最終日だとか。
かつては、夏休み期間中無休だったはず。
文字通り「毎朝」の行事だったのである。

第三に、達成感が小さい。
スタンプを並べて「皆勤賞」を達成すれば賞状がもらえたものだが今は昔。
最終日にジュースが配布されるだけ。
やや大げさに言うなら、名誉より利潤が優先される状況。
いわゆるバラマキ政策である。

早起きして二度寝する楽しみ。
早朝を有効活用した遊びの喜び。
夜と朝との狭間に横たわる、独特の雰囲気。
社会に属す個人が、自分の意思に関わらず果たさねばならない責任。
…子供のうちにそんな体験をできるのがラジオ体操だ。
学ぶ事は意外に多い。

最近は学校が推進するものではなくなり、強制力が減退したようだが、
復権を心から願う。

(※2010年7月22日、8月31日。 2011年7月25日、26日に関連記載アリ)
コメント
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