ワンタッチで密着し、引っ張ると簡単に剥がせる「マジックテープ」。
くっつく仕組みが「接着」ではなく「引っ掻け」なのは、ご存知の通り。
一方には、極めて小さな鉤状のフックを。
他方には、やはり極めて小さな輪っか(ループ)を敷き詰め、
違う形状の造りを重ね合わせると、フックが輪っかを引っ掻ける事で密着。
この発想は、ある植物が元になった。
それは「ゴボウ」。
身近で代表的な近縁種としては「オナモミ」が挙げられる。

時は20世紀半ば、所はスイス。
愛犬を連れ山へ狩猟に出かけた人物が、
服や犬の毛に沢山のゴボウの実がくっついているのに気付いた。
不思議に思い、持ち帰って顕微鏡で覗くと、表面には鉤がビッシリ。
この構造を応用し、特殊なナイロン糸による
自由に脱着可能なファスナーが考案された。
大発明の光明を与えた種族だが、昭和の少年にとっては単なる遊び道具。
「ひっつき虫」だった。
誰彼かまわず…特に女子を標的にして投げつけては、
くっついた様子をからかったものだ。
そんな「ダラな子」も、当のオナモミにとっては、
大切なゲストだったと言えるだろう。
知らず知らずのうち、種を運ぶ戦略に、まんまと乗せられていたのだから。
(※作注:ダラ⇒石川弁の馬鹿・阿呆/ダラな子はワルガキの意)
対して、自ら進んで種を収穫したのが「アサガオ」である。

きのうの朝、散歩途中に立ち寄った「井上小学校」の校庭には、
花の盛りを終えて実りを結んだ鉢がズラリ。
授業の一環で栽培するアサガオは、前述の野草と違い立派な教材。
それなりに丁寧に扱った。
アサガオは確かに美しく、鑑賞という楽しみを与えてくれるが、
幼心に起因する思い入れは、オナモミの方が少々高いかもしれない。
くっつく仕組みが「接着」ではなく「引っ掻け」なのは、ご存知の通り。
一方には、極めて小さな鉤状のフックを。
他方には、やはり極めて小さな輪っか(ループ)を敷き詰め、
違う形状の造りを重ね合わせると、フックが輪っかを引っ掻ける事で密着。
この発想は、ある植物が元になった。
それは「ゴボウ」。
身近で代表的な近縁種としては「オナモミ」が挙げられる。

時は20世紀半ば、所はスイス。
愛犬を連れ山へ狩猟に出かけた人物が、
服や犬の毛に沢山のゴボウの実がくっついているのに気付いた。
不思議に思い、持ち帰って顕微鏡で覗くと、表面には鉤がビッシリ。
この構造を応用し、特殊なナイロン糸による
自由に脱着可能なファスナーが考案された。
大発明の光明を与えた種族だが、昭和の少年にとっては単なる遊び道具。
「ひっつき虫」だった。
誰彼かまわず…特に女子を標的にして投げつけては、
くっついた様子をからかったものだ。
そんな「ダラな子」も、当のオナモミにとっては、
大切なゲストだったと言えるだろう。
知らず知らずのうち、種を運ぶ戦略に、まんまと乗せられていたのだから。
(※作注:ダラ⇒石川弁の馬鹿・阿呆/ダラな子はワルガキの意)
対して、自ら進んで種を収穫したのが「アサガオ」である。

きのうの朝、散歩途中に立ち寄った「井上小学校」の校庭には、
花の盛りを終えて実りを結んだ鉢がズラリ。
授業の一環で栽培するアサガオは、前述の野草と違い立派な教材。
それなりに丁寧に扱った。
アサガオは確かに美しく、鑑賞という楽しみを与えてくれるが、
幼心に起因する思い入れは、オナモミの方が少々高いかもしれない。