つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

KADENから考える理想。

2023年09月10日 19時30分00秒 | 日記
                       
<はじめに>

台風13号などによる大雨で各地で浸水や土砂崩れが相次ぎ、
特に、千葉県や茨城県は被害甚大。
また、日本全体で、ここ1週間のうちに震度1以上を観測した地震の数は280回にのぼる。
拙ブログをご覧の皆さまに大事のないことを願っております。

<本 編>

身の回りをちょっと見渡しただけで、
実に多くの「家庭用電気機械器具」に囲まれていることに気付く。



電気掃除機。
電気洗濯機。
電気空調機。
電気炊飯器。
電気冷蔵庫。
食器洗い乾燥機--- まだまだある。

いずれも、持ち主に対し誠に従順。
電気さえあれば、文句一つ言わず献身的に働いてくれる。
遥か昔に照らし合わせると僕たちの生活レベルは、
多くの「召使い」に傅かれた(かしずかれた)“王侯貴族や大名並み”。
贅沢と言えるかもしれない。

もしも彼らがいなかったとしたら。
かかる負担は大きなものになる。
掃除洗濯は人力、炊飯は薪焚き、食材保存は塩漬けか干物。
どれも手間と労力、時間を費やして賄わなければならない。

しかし振り返ってみれば、昭和30年(1955年)に始まる高度経済成長期以前、
庶民は家電に頼らず暮らしていた。
当時に近い営みにチャレンジしたら不便を感じるだろうが、
やってやれないことはない。
家電ダイエットについて考えてみよう。

当世、冷暖房ナシは命にかかわるので、残さざるを得ない。
こうしてブログ制作をしたり、仕事の連絡ツールとしてPC(とネット)は必要不可欠。
竃(かまど)設備や燃料調達をする経費を考えれば、電子ジャーは欲しい。
あとは小さなオーブントースター。
手元灯り。

--- コレでいいのではないだろうか。

徒歩圏内にスーパーマーケットやコンビニといった大型冷蔵庫があり、
コインランドリーも近いし、掃除は箒(ほうき)と雑巾でオッケー。
充分生きていける気がする。

そんな必要最小限の人生を送りたいものだが、事は簡単ではない。
一番の障害は「人」だ。
自由気ままな身分ではない僕にとって、理想の生活は夢のまた夢なのである。
                         

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